チューリッヒのライブシーン探訪。今回のツアーの目的はMeloさんとFlとImprovisation Machineのアルバムを作る事ですが、ヨーロッパのエレクトロアコースティックのシーンを知ると言う嬉しい機会に恵まれました。
Sur|Real
Kollectiv Totem
Nuriia Khasenova(fl / syn)
Kay Zhang (sax / no input mixer)
Dalius Singer (electronics)
Léo Collin (electronics)
ジャズの背景を持つスイスの作曲家 Max E. Keller の70年代の作品、Vier Politische Kompositionen für Tonband を”Surreal”のコンセプトで再構築した、現代音楽アンサンブル「Kollectiv Totem」による作品。
生楽器含め全員がなんらかの形でエレクトロニクスと組み合わせていて、エレクトロアコースティックが日常になっている事を実感。現代音楽からのエレクトロニクスの流派はMeloさんが初めてのコンタクトで、そこからこうして新しいアンサンブルを知る事ができた事、感謝です。音楽の形式や楽器の構造が生まれた大地(の近く)で、ルーツから発展形まで生で響きを感じると、背景含め明確に意図が伝わってきて、自分の音楽を新しい視点で振り返る機会になりました。
夜はチューリッヒの革新的ノイズコンサートへ。
Farm House
zentralwäscheral 5th floor
Sajjra 【trans(des) figuracion tour 2025】
2m2 【mei zhiyog & maxime hänsenberger
nikola mounoud & j’ai riz
buchuan zheng & anton ponomarev
全体のプログラムの内の半分が生楽器とエレクトロニクスの組み合わせで、ここでもエレクトロアコースティックが自然に存在している様子を実感しました。 プログラムの内容も多彩で、聞き手側もジャンルの垣根のバッファーを事前に受け入れている空気感がとても心地良い空間でした。どの組み合わせも素晴らしく、bunchuan zhengさんとanton ponomarevさんのduo とても印象に残りました。最後の動画はnikola mounoud & j’ai riz のアナログビジュアルとエレクトロニクスの組み合わせ。
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