モジュラーフルートでのツアー1箇所目は長崎の名前が(本当に!)ない空間。
空間のプロディースとDJをしてくださったAkito Tabira さん。SNSを拝見していて、素敵な場所と予想はしていたのですが、予想を遥かに上回る異世界レベル。色々謎も多く、実態が掴めない所も含めて最高に魅力的で、実際に行ってみないと分からないとしか書きようのない空間でした。
イベントを企画してくださったよろすずさん、青い炎のような、穏やかな鋭さで立体的に空間を彫刻するライブ。圧巻でした。電子音楽の髄が込められたイベント。エクスペリメンタルかつ質が高く、視野の広いイベントを企画する事、本当に大変な事と思います。ありがたい事にお客様も満席。今回の種が後に大きな樹に育つビジョンが見えました。
Yutaka Sakamotoさんの音は、もうもう盤石で、どの瞬間を切り取っても美しく、このような音響設計が出来たら夢のようだなと、1つ大きな目標を頂きました。Sakamotoさんが持ってきてくださったクワッドスピーカーで、空気の振動で様々な次元を旅する宇宙船が出現していました。
今回の旅のきっかけを作ってくださったpeeqさん。緻密に計算された音世界、感覚的に言葉をつけるのも恐縮なのですが、音だけど、哲学であり、建築であり、数学であり、天文学的であり…もしもpeeqさんの音を他の分野に翻訳したらリベラルアーツ的に様々なものに変換できて、それがさらに次につながっていくビジョン。
空間と音響設計が本当に見事で、この場所でないと出来ない内容だったと思います。電子音楽の底知れぬ可能性と、それを共有する場にいる事が出来た事。お三方の演奏を体験して自分の音響デザインももっと柔軟性を高めたい欲が爆上がりしました❤️🔥
今回のツアーは東京でpeeqさんの演奏を拝聴して、是非機会があったら私も九州を訪問したい、とお声がけさせて頂いた事がきっかけ。そこからよろすずさんに繋いで頂き、今回のライブが実現しました。
自分から声がけさせて頂いてツアーをする事はモジュラーフルートでは初ですが、ジャズ時代ともまた違う流れを感じています。人間は一人一宇宙。音楽のパフォーマンスの場はそれぞれの宇宙を共有する機会。その中でも特定のシーンに依存しない電子音楽の世界は、それぞれの宇宙が鮮明に立ち上がるように感じます。ありがたい事にたくさんの方にいらして頂きましたが、この”余波”それぞれの中でつながっていく事を想像すると、この場を共有できた事は次につながる大きなエネルギーになるなと。
日本の芸能の歴史は、人間が移動するようになってから、土地に伝わる民俗芸能と全国を行脚する旅芸人が交流がベースになっています。今回、長崎市内での開催でしたが、九州は広く、出演者もそれぞれの拠点から時間をかけてこの素晴らしい空間に集結してくださいました。
今回のイベントタイトル”余波”は情報空間を含めた芸能の交流の拡大版で、空気の振動が時を超えて、過去も未来も繋いでいく様子を実感しました。












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