
サイレント映画の音楽スコアの企画が進行しています。会場となるPrince Charls Cinemaの下見で、ロンドンに来ました。
サイレント映画は活動写真が確立されてから映像と音声を合わせる技術が開発されるまでの期間に主だった映画でおおよそ1980年代〜1920年代までの40年間、実際に映像に合わせてオーケストラやバンドの生演奏と合わせて上映されていたそう。
少ない字幕と音楽、映像美が際立つ作品が多く、日本では活動弁士など、さらに独特な発展もありますが、オーディオビジュアルの原点とも言えると感じていて、オーディオビジュアルのセットを作ると決めてから、色々な事が繋がってきています。今日は35mm フィルムの映写室を見学し、実際に見るまで想像もつかなかったのですが、フィルムの管理や、機械のメンテナンスなど、デジタルに比べると圧倒的に手間がかかる世界でも、かけがえのない美しさがあると感じました。
今進行している企画では手回し映写機での上映を目指しているのですが、上映側の情熱がないとできないもので、一度機材がなくなってしまうと二度と戻れない世界でもあります。形があるものはいつかなくなるとわかっていても、あるものを大切に、時代に合わせて繋いでいく事ができたらどんなに素晴らしいか、ワクワクしながらの見学。
私が担当するのは当時の最先端だった実験的な作品ですが、その時代とともに普遍性になった映像美に対して、現代の最先端の音を合わせてみたいと思っています。
時空がパラレルに存在する空間、年内には実現しそうでとても楽しみです。
それに先駆けて、2月10日にチューリッヒでソビエトの奇才、Dziga Vertovの「世界の六分の一」に合わせたMIYAMELOのスコアでの上映コンサートがあります。
日本でもまた色々繋がっていく予感です。












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