︎
                          
Miyaが出演したライブ・イベントのレポートページがスタートしました。

写真などを交えつつ楽しくご紹介します。
Miyaの音楽活動を是非応援してください。 


2018年7月29日  天使のわけまえ*悪魔の取り分
@ 新宿ピットイン
出演:Miya (flute),  黒田京子 (piano),  水谷浩章 (bass)



台風が行き過ぎ、暑い中にも清明を感じる日曜の夜。
夜の新宿も心なしか少し落ち着いたムードのなか、
音楽を愛する沢山のお客様がライブにお越し下さいました。

「スタンダードとオリジナルによるライブ」というと、
そんなの普通にやってるじゃん、と思われるかもしれません。
確かにそれはその通りなのだけれど、
このライブにおいて、Miyaは「スタンダードとオリジナル」に、
特にコミットしました。

コンセプトを明確化し、意識することで起こる演奏の深化が、
随所に見られるライブになりました。

もちろん意識だけではなく、能楽を修めることによって、
フルートにおいてもサウンドが変わってきているようです。

繊細な音をよりクリアに聴くことの出来るライブ。
そしてそれに寄り添いときに導いてくれる、
黒田京子さん(p)と水谷浩章さん(b)のサポート。

スタンダードは、自身のS.O.Jシリーズから、
ジャコ、メアリー・ルー、ドルフィーの楽曲を取り上げました。
普段あまり披露することのないドルフィーのスリリングなナンバー、
その演奏にのめり込む観客の様子に、ここが日本のジャズの歴史を背負ってきた、
ピットインである、ということを思い知らされます。

メアリー・ルーの「Benny’s Bop」で一層観客をビパップの渦に引き込み、
ジャコの「3 Views of a Secret」ではトリオの演奏で、
音楽の奇跡とも言える、重厚で繊細な原曲の空気感を、
出現させることに成功していました。
これはその時のテンポを提案して下さった水谷さんのおかげといえましょう。

Miyaのオリジナルも、
黒田さん、水谷さんにいろいろとアドヴァイスを頂き、
随所に今までにない感覚があったこのライブは、
Miyaのターニングポイントのひとといえるのかもしれない。
実際は紆余曲折のひとつとも言えるのだろうけれど、
多くのものを得、大幅に前進する契機になる、
ライブになったことは間違いなさそうです。

9月(南相馬)と11月(横浜)のS.O.J Great Summitは、
再び、みたび、このトリオで。
ますますの深化に期待して下さい。

… staf gyoku

==============================================

2018年7月4日 A Story of Jazz Jaco Pastorius  
@大倉山記念館・第5集会室
出演:Miya (flute), 寳玉義彦 (ナビゲーター/詩人)




2018年も後半に突入。今年もこの季節が始まりました。A Story of Jazz in 横浜。毎回ひとりジャズの巨匠が選ばれ、詩人寳玉義彦さんの解説、Miyaさんの即興演奏で愉しむ夜会です。夏から晩秋にかけて行われる会場は、大倉山記念館。丘の上に現れる歴史的建築は、天井も高く、フルートの音色が艶やかに響きます。

今年のテーマ「メンターとイノベーター」として登場
するのは、伝説のベーシスト、ジャコ・パストリアス。この建物には何故か、選ばれたアーティストの魂が戻るのですが、Miyaさんの演奏が始まるや否や、案の定、窓硝子が大きく揺れるほどの大風。ジャコの存在が帰ってきました。ジャコの生涯と音楽を一冊の作品のように解説する寳玉さん、メロディと残響で、自在なアレンジ即興をするMiyaさん。彼がこの世に戻り、彼と一緒に人生を回想しているような感覚になります。夭折の天才という言葉では括れないジャコの本性は、嵐のような激しさ、究極の純粋さを持ち合わせていました。紆余曲折の人生を生き抜き、ベースで新しい表現を開拓した人でした。ジャコの生き方に寄り添うような流れで、夜会は続きます。しかしジャコの最期については、敢えて詳細を語らず。「各々のなかで、彼の響きを感じる」ことを促すナビゲーターと奏者に、表現者としての、彼への愛を感じました。強い存在。光のような存在は、時代のイノベーターであり、残された我々にとっては、永遠のメンターでもあるように思いました。

即興ジャズの革新でもある、この企画。音楽家の魂に触れられる時間です。次回来月も、きっと新しいストーリーが語られることでしょう!

                                                                         Yuki Eguchi 

今回(も)、客席に素敵なお客様が!なんと、サキソフォン奏者の本多俊之さんにお越し頂きました。本多さんにはジャコ来日の際のツーショット写真をお借りし、お会いした時の印象などをお話頂きました。どうもありがとうございました!


〜 お客様の声 〜

今まで知らなかったジャコのエピソードとても新鮮でした!ラスト2曲のグリッサンドするパーツ、すごく面白かった!音色の豊かさに刺激をもらいました。感謝!K.Tさま

Jacoへの愛、風鳴りと一体となった演奏素敵でした。グリッサンドギミック、いいですね。Y.Tさま


==============================================

2018年5月20日 A Story of Jazz Vol.16 Eric Dolphy  @ 銘醸館・一番蔵
出演:Miya (flute), 寳玉義彦 (ナビゲーター/詩人)


※ 写真:O様より


※ 写真:銘醸館様より

S.O.J南相馬ドルフィー編、無事に終了しました。
嬉しい事に2018年の南相馬最後の回である今回も大入りです!

エリック・ドルフィーは、活動期間の短さ、
ドルフィー本人の正確の穏やかさや寡黙さも相俟って、
エピソードらしいエピソードは見当たりません。
最初はどのようにライブを組み立てたらよいか思案しましたが、
穏やかな優しさそのものが、ドルフィーという人柄の最たる側面だと考えると、
彼の音楽の、決してすぐには理解できないような部分も、
なるほど彼ならではの突き詰められた表現なのだと合点がゆきました。

南相馬では、ジャズに興味を持ってくれる若いお客様が、次第に増えてきました。
それも、当然の事ながら懐古主義というのではなく、
この時代に沿った感性で「ジャズには何かある」のを感じ取り、
新しいものを取り入れる感覚で来て下さっているように感じます。

この企画は誰でもお楽しみ頂けるものを提供しようとしてきましたが、
ジャズを聞き慣れた、又、
しばらくぶりにジャズを聴いて下さったご年配のお客様でも、
同じように新鮮な感覚でお受け取り頂けていると実感し、
本当にやりがいを感じています。

迂闊にも今回、いつも皆さんからお訊きしているアンケートに、
感想の公開可否をお伺いする項目をつけ忘れてしまい、
公開は見送りなのですが、客様それぞれが、
あらゆる方向にむかって音楽を思索されているような、
クリエイティブな感想を沢山頂きました。

南相馬でのGreat Summit 開催は9月29日(土)!
こちらのページにて。

ゲストはピアノに黒田京子さん、ベースに水谷浩章さんをお迎えします。

ベテラン二人のサポートが加わり、ジャコ、メアリー、ドルフィーの音楽が、
どう立体化するのか、今からとても楽しみです。


==============================================

2018年5月12日 LUNAR PHASE@ 喫茶茶会記
出演:Miya (flute), 荒井康太(drums),トマツタカヒロ(肉態表現)



喫茶茶会記のでの初企画「LUNAR PHASE」無事終了しました。

ドラムに荒井康太さん、そして肉態表現のトマツタカヒロさんを迎えての開催。

「南無観」から派生した月の満ち欠けをイメージしたシリーズということもあり、
南無観からアイディアを引用して、演出にキャンドルの灯りを使用しました。
キャンドルのつけかた、消し方も出演者からアイディアが出され、
シンプルで原始的でありながらも、強力な視覚効果で感覚が開く空間での、
フルート・ドラム・肉態表現の共演(狂宴ともいえる)でした。

スライドフルートの音と重なりあう繊細なシンバルの音の随に挿入される、
世界各地の民俗太鼓のリズム。それによって召還される磁場に、
体を反応させてゆくトマツさんの肉体=すなわち肉態。
くすぐられるような、ちいさな感覚から、
ときに崖から落下するような豪快な感覚まで、
ひとつの部屋の中で揺すられ続けたステージでした。

「Connecting People」のために2部に挿入されたトークセッションも、
出演者それぞれの感覚の違いが垣間見える興味深いものになり、
3人のワイルドな組み合わせに惹かれてお越し下さったお客様も、
大いに楽しんだ一夜になりました。



〜 お客様の声 〜

暗闇のセッション、時間を刻む/時間の流れをそれぞれの音に感じました。土、打撃、落ちる、転がる、水が流れ風が吹くようなカンジなど。トークセッションすごく面白かった!最後のセッション 真ん中の火が強かった。けれど3人の動きや息づくものが回る空間の中でそのシンボルのように灯る明かりがふしぎとこわくないものに変わっていた。…Rさま

フィニッシュが新しい(笑) 何でもありって素敵です。第二弾も是非。…記名なし

トークセッションを聞いて奥深すぎるメンバーがそろっているんだなぁと思ってたら、三部のセッションでめちゃめちゃ狂いまくってたのが面白くて…(笑)ドラムやフルートがあおっているような… とにかく面白い場面が盛りだくさんでした。また是非やってください!...記名なし

寺山修司さんの天井桟敷や万有引力では暗闇の舞台がよくありました。劇場では新の闇を作るのは難しいですが、ライブスペースだと器材のパイロットライブまで全て消して真の真っ暗闇を作りました。これは恐いですよ。人間は光がないと生きていけないと感じたものです。HRカオスの大島早紀子さんが白河直子さんに振り付けするときとても難解な文章にしてパンフを読んでもよくわかりません(笑)でも白河さんの肉体表現は凄いもので見る人を感動させました。最近の森山開次さんや川口ゆいさんなんかも大島さんの流れをくむのかな。...K.T 様

==============================================

2018年4月22日 A Story of Jazz Vol.15 Mary Lou Williams  @ 銘醸館・一番蔵
出演:Miya (flute), 寳玉義彦 (ナビゲーター/詩)



今回も沢山のお客様にお越し頂いて無事修了。
新しいお客様にも多数お越し頂いて本当に嬉しい限りです。

Mary Lou Williams、
あまり知られていない、とはいいますが、確かに資料が少ない。
一般には、長く活動し、エリントンに曲を提供し、
ビバップのミュージシャンと交流した、という程度の事が知られてるようです。

しかしながら、メアリーの音楽人生は、
長く広いだけでない、そのいずれの場面でも深いのですから、
今回のS.O.Jは大仕事でした。

早熟の天才でいつも慣れ切った事からはみ出し、
常に体の中で次の芽が育っているメアリー。
スイング華やかなりしころには、
メアリーの中ですでにビバップが目覚めていました。

故にガレスピーやモンクからの尊敬を集めたのでしょう。
メアリーはクラシックと同じ尊敬を、ジャズに与えようと奔走しました。
初めて本格的な交響楽のフォーマットで演奏されるジャズを創造しました。
結果は予算不足に阻まれ不十分なものでしたが、

その苦い経験は、後の混声による重厚で荘厳な本格的ジャズのミサ曲、
「アンデスの黒いキリスト」(世界初のスピリチュアル・ジャズ)に生かされているように思えます。

ある時期、悪しきものが蔓延るナイトライフに嫌気がさし、
身を引いて信心すると、尼僧のように祈り続けましたが、
神父から復帰を強く勧められ、表舞台に復帰。

ジャズのルーツを強く意識して、
その思想を普及するように再始動しました。
上記の「アンデスの黒いキリスト」を含め、

この頃の演奏には良い録音が残されています。
どれも常に新しくあろうとするメアリーの魂が隅々まで満ちていて、
いま聞いても生々しく新鮮です。

フルートソロでの演奏は、
スイングからバップ、スピリチュアル・ジャズまで、
駆け足で紹介しました。

それぞれの曲のコントラストに、
時代の流れと、確固たるメアリーの魂の存在を感じるライブになりました。

〜 お客様の声 〜

毎回楽しみにしています。ジャズの奥深さは歴史、人、時代、家族との関係性、様々な要素が興味がつきません。…記名なし

とても面白かったです。
正直Mary Lou Williamsの事は知りませんでした。曲としては聴きおぼえのあるメロディーもありましたが、ちゃんと聞いてみたくなりました。…T.Sさま

音楽がとても素敵でした。イメージと音楽が違い深く楽しめました。ヤギ座のゾディアークスイートを聞いてみたいと思います。…T.Oさま

全体の土着的なメロディーを感じました。ブルースに根ざしたものなのでしょうか。一曲目の秘密兵器を使ったスライドするフルートがすごく良い味を出していました。…K.Tさま

Jazzはもちろん音楽に疎いのですが、友人や夫にさそわれてきました。蔵の中で聞くフルートは一本なのにすごくボリュームもあり、変化もあり、動きもあり、1種類の楽器一本だけとは感じませんでした。びっくりするとともに心地よかったです。歌いながら演奏したり、朗読付き、解説つきで面白くて、あっという間に時間が流れました。…記名無し

==============================================

2018年3月29日 MUMU(ゲスト出演)@ 吉祥寺MANDA-LA2
出演:植村昌弘(ds), 中根博信(tb), Miya (flute/ゲスト)



植村昌弘さん率いる「MUMU」。
病気療養中だった正規メンバーの中根信博(tb)さんが復帰。
よってMiyaはゲスト参加。めでたし!
(しかし今度は本間太郎(Key)さんが入院。なんてこった!)

全半は「吉田ー清水ー福田」によるステージ。
こう書くと何か仲良しの友達みたいですが、
中身は吉田達也さん(ds)、清水一登さん(p/key)、福田亮さん(b)という、
それはそれはハードコアな面々。演奏もハードコア。
「は~るになれば~」の童謡も超ハードコアに。

続いて「MUMU」。
相変わらず植村さんの書くメロディは美しい。
入院中の本間さんにかわってキーボードは植村さん秘蔵のPowerBook。
楽しみにしていた中根さんのトロンボーン。
Miyaのフルートも相性抜群。
ハードコア・イージーリスニングということで、
とにかくただ聴いてるだけでハードコアに楽しい。
客席も老若男女リズムを取ったりして楽しんでいました。

最後は全員のジョイント。
実はこのときMiyaはアメリカから取り寄せた秘密兵器を、
アンサンブルでは初めて実戦投入。
しかし誰にもコメントされることなく終わってしまったのであった。
まだ使い方も地味だし「こいつ、動くぞ!」って感じでしょうか。
それが何かは今後のお楽しみですね。

圧倒的な音量・音数の諸先輩に揉まれつつ、
Miyaも存在感を示す事ができたようで、好評のうちに終了しました。

by gyoku−chan



==============================================

2018年3月25日 A Story of Jazz Vol.14 Jaco Pastorius  @ 銘醸館・一番蔵
出演:Miya (flute), 寳玉義彦 (ナビゲーター/詩)


S.O.J 2018年・南相馬のシリーズが、
ジャコ・パストリアス編からスタートしました!大入り御礼!

影の部分に焦点が集まることも多いジャコですが、
いつも演奏を届けにお邪魔している発達支援施設の代表、
谷地ミヨ子先生にお話をお伺いし、
ジャコのパーソナリティについて考察をまとめたところ、
ジャコの果たした役割りの大きさに、あらゆる方面から光が当たり、
紹介した曲の明るさも手伝って、光溢れる回になった気がします。

また、お楽しみとしてお宝写真を入手!
「マルサの女」で有名なサックス奏者の本多俊之さんから、
ジャコとの2ショットをお借りしてお客さまに見て頂きました。
82年のワード・オブ・マウスのジャパンツアー。

レセプションに参加していた本多さんに、その時の様子もお伺いしました。
盛り上がっているミュージシャン達から離れて、
宴会場の端にあるステージに腰かけ、ひとり天ぷらを食べているジャコ。

このときジャコはネイティブアメリカンの格好をしています。
ツアー前にインディアン居留地を訪れて、大変感化されてしまったらしく、
このツアーでは顔にウォーペイントをして登場したり、体に泥を塗って登場したりで、
仲間のミュージシャンから限界レベルの顰蹙を買ってしまったようです。

このあと数年で天に召されるまで、
ジャコはどんどんボロボロになっていってしまうわけですが、
結局、あれこれプロファイリングしてみると、
ジミヘンやバッハを超絶技巧で演奏し、スチールパンを取り入れたりしたのだって、
ネイティブアメリカンの格好で体に泥を塗って叫ぶのと、
そう変わらないんじゃないかということに、私は、はたと気づきました。
はっきりいって詩人としては「やっちまえよ!ジャコ!」と思いますね。
わかってもらえるかな、この感じ。

どっちにしても彼はすでに苦しみのない世界に行きました。
何にも拘束されないスピリットになって、
今も相変わらず矢のように突き進んでいます。

今回は、光を追いかけるような、そんなライブになりました。
見逃した方は今後開催予定の横浜編にどうぞ。

寳玉義彦

〜 お客様の声 〜

一人のアーティストの人生を追って話を聴く事が出来て、
とても面白いと思いました。
また色々なジャズの豆知識などが散りばめられて勉強にないます!
Miyaさんのパワフルで楽しそうな演奏にも元気づけられました。
まだ知らないジャズのいろんな話や曲をもっと知りたいと思いました!
ありがとうございます!(記名なし)

音楽と詩の織りなす世界に吸い込まれました。
初めてジャコパストリアスの曲を聴きましたが、彼の人生、
世界観を知るとその音の持つ意味合いや深さが変わってくるような気がしました。
ここまで解釈できて深められて、ただただすごいと思いました。(記名なし)

音楽を聴きに行くこと自体が初めてでした。
息づかいまで聞こえれとてもドキドキしました。
ジャズや音楽については超初心者ですが、
久しぶりに心に響く時間を楽しめました。
心地良い時間をありがとうございました。(記名なし)

演奏は云うに及ばず…ナビゲーター義彦氏のすばらしい解読には感心しきりです。
まさに立板に水とはよくいったものです。その形容がぴったり。
ジャコの人となりが良くわかりました。CD(Word of Mouth)買おうと思う。(Y.S さま)

ジャコの精神を探りながらMiyaの演奏を聴いてみると、明るい曲はより明るく、
深い曲は深くといった感じがしました。今年のシリーズ、
次回、次々回とも楽しみです。(K.Hさま)

I really liked the concert, it was a good mixture of the songs. The moderation between the pieces made the evening more diversive and Miya-san’s enthusiasm during the performance was a huge contributor to the atmosphere. Thank you for the nice evening. P.S The sliding flute was very interesting! (B.Bさま)



==============================================

2018年3月2日 Great Summit 2018 in 横浜  @ 大倉山記念館ホール
出演:Miya (flute), スガダイロー (piano/Guest), 寳玉義彦 (ナビゲーター/詩)


ゲストにスガダイローさんを迎えての「Great Summit 2018 in 横浜」、
沢山のお客様におこしいただき、無事終了いたしました。
長い上り坂と階段を上ってお越し下さった皆様、本当にありがとうございました。

歴史をたどり、ミュージシャンの人柄にふれると、
あたかもその人が近しい人のように感じられるものですが、
この企画のために、似顔絵を描こうと思い立ち、
サッチモの絵を描いてスタジオに置いたとき、
本当にサッチモが来てくれたように感じたものですが、
今でもこの企画は毎回、本当にジャズの巨人の魂に守られているように感じています。

鋭く風を切るフルートの音と、
ピアノが揺れるほど(形容ではなく本当に揺れてます)のダイローさんの演奏に、
矢も盾もたまらないと言う感じで、
ミンガスの似顔絵がスタンドからダイブしました。
構造上、落ちる理由が見当たらないので全く不思議(笑)。
もしかしたらミンガスも会場で興奮のうちに見守ってくれていたのかもしれません。

常連のお客様だけでなく、
初めてこのライブにご興味を持ってお越し下さる方も多い中、
今回は嬉しい事に、遊佐未森さんのコンサートでMiyaの演奏を聴いて、
Great Summit にお越し下さった方々がいらっしゃり、とても楽しんで頂けたようです。
ジャンルが違えど、良い音楽を創り出す現場というのは、
真に音楽を楽しもうとする人が集い、互いに行き来できるものなのだと実感しました。

Great Summit を擁する,「A Story of Jazz in 横浜」は、
また夏ごろより、本年のシリーズをお届けします。
南相馬でのシリーズは先んじて3月25日より3月連続で始まります。

どうぞお楽しみに!

〜 お客様の声 〜

色々と面白い歴史が聴けて勉強になります。JazzというよりHardcoreの香りが…。
曲の解釈が面白いです。なるへそのSunshine of Your Love。…M.Uさま

期待値を遥かに越える三人のコラボレーションでした。PianoもFluteも、
まだ知らない響きがこんなにあったんだ!とオドロキの夜でした。
Ecipse 素敵な曲ですね。月光を感じました。…K.Tさま

アットウされました。フルートとピアノと、私しかいない世界に2時間も浸っていました。
素敵な時間をありがとうございます。すっきりしました。明日からまた頑張れます。
ノーバディ ノウズ 良かった!…M.Kさま

いい気持になりました。名画「笛吹く少年」のような、
ピアノが楽器のカベをこえたようです。
フルートでも篠笛や尺八のような音がでましたね。…F.Kさま

先日、未森さんのコンサートでの美しいフルート音色とはまた異なる、
とてもエキサイティングなライブで、素晴らしいです!!
ジャズは全くきかないのですが、とても興味がわきました。
楽譜が無くて、即興なんですね。…遊佐未森さんコンサートからのお客様

2/25日の遊佐未森さんのコンサートでのMiyaさんの演奏が素晴らしく、
来てしまいました。一枚のチラシで世界が広がり、うれしく思います。
4月より転勤なので、横浜生活の最後の良い思い出になりました。
ありがとうございます。スガさんのピアノ凄かったですね。…K.Fさま



==============================================

2018年2月7日 アンカープレミアムライブ  @ 南相馬・串焼アンカー
出演:Miya (flute), 鬼怒無月 (guitar), 串焼アンカーマスター (串焼), 寳玉義彦 (詩)


アンカープレミアムライブ、満員御礼にて無事終了いたしました。
今回は「航海」をテーマに、
Miyaのオリジナル曲を中心にお届けしました。

ゲストには昨年に引き続き鬼怒無月さんにお越し頂きました。
今回は海をイメージさせる、ゆったりとした曲が多かった気がしますが、
益々息の合うDuoで、しっとり重厚に聴かせました。

名物コーナー「串焼 × ギター × 詩の朗読」のコラボも健在。
この時に焼いた川俣シャモのねぎまが、なんと笑っていました(写真)。
これは神様の祝福にちがいない。

今回のライブに因んだ休憩中のクイズコーナーも、白熱の大盛り上がりでした。
南相馬の至宝・串焼アンカーが存続する限り、
続けていきたいライブです。



==============================================

2018年1月17日 南無観Vol/35  @ 四ッ谷・喫茶茶会記
出演:Miya (flute)



1月17日、南無観Vol.35、無事終了しました。
昨年秋のBenedictとのツアーを経て、新たなエネルギーを蓄えての即興ソロ。
初めてのお客様もお越し下さるなか、
ロケ地を一般公募したConnecting Places「駒場公園編」の上映や、
新年を寿ぐ福茶の香りで、気持ちも新たにスタートしました。

本年より「南無観」と対になる喫茶茶会記でのDUO即興企画、
「DAWA」の開催も予定しています。
進化してゆくMiyaの即興にご期待ください。
今回を含む、南無観にいらしてくださったお客様のご感想をこちらでご覧いただけます。
南無観内で公開しているシリーズの新作をUPしました。
Connecting Places / Connecting People

==============================================

2017年12月9日「S-空間」定期訪問


発達障害を持つ子ども達の支援施設「S−空間」への定期訪問。
「S-空間」の子ども達には、子供騙しのプログラムは通用しません。
彼等は最上ランクの審美眼を持った観客で、
とてもやりがいがあり、毎回訪問するのが楽しみになっています。

今回はもっぱら冬をテーマにしたプログラムをお届けしました。
この中で、先日Miyaがゆうどで共演させて頂いた、
内藤理永子さんが翻訳した、
エミリー・ディキンスンの「まぶしい庭で」の中から、
「冬」の部分を、フルートと共に寳玉が朗読。

エミリー・ディキンスンの、
「まぶしい庭で」は基本的に大人向けの絵本ですが、
きちんと書かれた詩は超言語として、
不思議と聴く人に届くものです。
フルートとのコンビネーションも功を奏し、
声を上げてしまう子も、動いてしまう子も、
時々身を乗り出すようしにて聴いてくれました。
最後は「雪のおどり」をみんなで歌いました。

他者との共感を特別に育まなければならないパーソナリティをもつ子供の教育にとって、
身を乗り出すような反応は指導者が強く望むものだと、
今回も喜んで下さった谷地先生。
こちらこそ「普遍に挑む」という点では、得難い機会を頂いています。
谷地先生、S−空間のみなさん、いつも本当にありがとうございます。

内藤さん、「まぶしい庭へ」にサインを下さり、ありがとうございました!
谷地先生にプレゼントしたところ、とても喜んで頂けました。

チームカノンでは引き続き「S-空間」への皆様の募金を受け付けております。
お預かりした募金は定期訪問の際に「S-空間」に引き渡され、
教材の購入などに使用されます。

ここでの支援の成果は学会を通じて、全ての発達障害を持つ子供の支援に還元されます。

募金頂ける方はチームカノンまで直接お問い合わせ下さい。
Tel 03-6427-9156
E-mail team.can-on@miya-music.co


==============================================
2017年12月3日 ゆうど20周年・水の道をゆく
「エミリー・ディキンスンの詩と音楽の刻」
出演 : 内藤里永子(読む) / Miya(奏でる)
@ 目白・ゆうど




直書観音シリーズでいつもお世話になっている目白の「ゆうど」。
「水の道をゆく」は20周年を記念して行われている、
「ゆうど」関連アーティストによる壮観なお祭り。
自然を巡る幽玄でハイグレードな美術品や、
工芸品が並べられ、そのときその時で、
様々なパフォーマーがライブを繰り広げます。

今回、内藤さんとMiyaはそのトップバッターでした。
詩人の内藤里永子さんは、19世紀アメリカ文学の奇跡と
云われる、エミリー・ディキンスンの日本での翻訳者。
今回はエミリーの訳詞の朗読でMiyaとコラボ。

明日、時期から家の外に決して出ることなく詩を紡ぎ続け、
しかし遠大な宇宙を体現してみせたエミリーの、
この世への呼びかけに、今日はフルートの音を返したい、
との内藤さんの素晴らしいアイディアで、
朗読と演奏は対話形式で行われました。

自然との関わり深く、魂の込められたオブジェクトが並べられ、
いつにもまして清浄な雰囲気のゆうどの空間で、
思う存分にエミリーの魂が遊んで行ったようでした。

日本における宮沢賢治のような立ち位置で、
今後ますます評価が高まるであろうエミリーの詩。
ぜひ注目して頂きたい詩人です。

内藤さんとの嬉しいご縁は今後もますます続きそうな予感。

staff gyoku

二人の素敵な蔓の頭飾りはフラワーアティスト月さん作。


==============================================
2017年12月2日 谷和葉写真展「Frogs on Flowers 3」クロージングライブ
@ 銀座・リバース
出演:Miya (flute), 宮野弘紀 (guitar), 谷和葉(flute / 特別出演)



「花の上のアマガエル」の写真を撮っていらっしゃる、
谷和葉さんの3回目の個展「Frogs on Flowers 3」が、
本年も銀座のカフェバー&アートスペース「リバース」で
開催され、多くの人が訪れました。
そのクロージングライブに今年はMiyaと宮野さんが登場。

写真も好きだと言う凄腕ギタリスト宮野さん。
深遠なの世界を探求するように紡き出される音色と、
吹き渡るか風の如きフルートの音色で、
聞き慣れた楽曲も奥深い響きに。
今回の写真展のテーマは「色」。
瞬間を咲き誇る花々と逞しくも儚いアマガエルの写真と、
幽玄な音色がコラボレートしていました。

今回、谷さんは3曲目のオリジナル曲、
「1月のオリオン」で参加。楽曲の作りの良さを、
宮野さんに評価されていらっしゃいました。

すばらしき写真とフルート!
今後の谷さんの表現に期待が高まります。

staff gyoku



==============================================
2017年11月16日  A Story ofJazz in 横浜 Ginger Baker
@ 大倉山記念館・第10集会室
出演:Miya (flute), 寳玉義彦 (ナビゲーター)



大盛況で終了。Yuki Eguchiのレポートをお待ち下さい!
==============================================
10月29日 Jazz Cafe Live @ 米沢市・置賜文化ホールCafe Culture
出演:Miya -風の族(カゼノウカラ)~ Miya (fl), 加藤一平 (g),千葉広樹(b), 植村昌弘(ds)





山形県米沢市・置賜文化ホールでのJazz Cafe Live。東北中央道・福島米沢間が11月4日に開通するのを記念してのライブです。生憎の空模様でしたが、満席+αのお客様にお越し頂きました!感謝。Miyaは新編成「風の族〜カゼノウカラ」でこのライブに臨みました。ギターに加藤一平さん、ベース千葉裕樹さん、ドラムスはAxis Mundiでおなじみ植村昌弘さん。このメンバーで、おなじみのジャズスタンダードから、Miyaの楽曲、Miyaがアレンジして曲に取り入れた、日本の民謡など、濃密にお届け致しました。豊かで切れ味も鋭い演奏にお客様も大満足!会場になった置賜文化ホールカフェの、ステージの真正面には上杉神社。謙信公にもお喜び頂けたような気がします。ここのロビーに鎮座する、世界唯一、空気によって浮き上がり(厳密には床に接しているが重さが数分の一になる)、ホール内に移動できるという超ハイテクの能舞台は一見の価値有り。邦楽も演奏し、理工系に強い植村さんも大興奮で見学!今後もお邪魔する機会がありそうです。米沢の皆様、またお会いできる日まで。



==============================================
10月24日 Benedict/Miya Japan Tour Day5 よよんよご@南相馬・銘醸館 一番蔵
出演:Benedict Taylor (viola / from UK) × Miya (Flute)
ゲスト:寳玉義彦(詩人)




24日、いよいよ最終日は、南相馬・銘醸館にて。ゲストは私(寳玉)。最近有り難い事に、着実に南相馬でMiyaのファンが増えているのを感じます。基本、楽曲を中心にお届けしてきた南相馬で、本格的即興を聞いて頂くのはちょっと緊張しましたが、解説など不要なほど、みなさま音にのめり込んで聴いて下さいました。ツアー最後の即興は濃密だった1週間を凝縮したような、感動的なものになりました。今後は南相馬でも即興に耳を傾けてくれるひとが増えるかもしれません。全てのライブを最高の演奏で終え、大団円。25日、再会を約束して雨男のBeneは再び降り出した雨の中、帰途につきました。サンキューBene!次はロンドンで会おう!



==============================================
10月23日 Benedict/Miya Japan Tour Day4 よよんよよん@四谷・喫茶茶会記
出演:Benedict Taylor (viola / from UK) × Miya (Flute)
ゲスト:齋藤徹(Cb)




23日、久々の青空!台風一過の賜物。晴れ晴れとした気持ちで喫茶茶会記に到着したBene/Miya。ゲストは齋藤徹さん!Miyaとは数年ぶりの共演です。コントラバスの手練のみならず、様々な小物からも繰り出される音、音、音。のっけからアクセル全開の3人、トップスピードのまま音の渦に押し出されるように走り切ってしまいました。徹さんの力強い音のうねりに客席も大興奮の一夜になりました。



==============================================
10月21日 Benedict/Miya + 7人のマエストロ @新宿Pitinn
出演:Benedict Taylor (viola / from UK) × Miya (Flute)
蜂谷真紀 (vo) 横川理彦 (vin) 吉田隆一 (b.sax) 坂口光央 (key/syn)
ナスノミツル (b) 植村昌弘 (dr) 寳玉義彦(詩人)




***大入御礼!最高のライブになりました!Yuki Eguchiのレポートをご覧下さい!***

2017年10月。満を持して、即興ジャズ・ヴィオラ奏者 Benedict Taylor が来日。Miyaプロデュースによる複合アーティストとのジャパン・ツアーが実現されました。

プログラムに曲名はなく、各メンバーによるコンダクション(指揮) が、一曲ずつ音を創造するスタイルです。老舗のピットインでは、各界第一線で活躍される最上の奏者たちが集結。各人が指揮者となり、メンバーの音を導きました。かつてこの空間で、同等のスケールと鮮やかさを併せ持った世界基準の即興演奏があっただろうかと、瞬時に問いが生まれるような、まさしく稀有なライヴでした。

楽器の声。朗読の声。発話としての声。根底には「生命の言語」とも受け取れる、魂の鼓動のような共通理念が存在します。しかし生命とは設計図や脚本で起こせるものではなく、自然の法則と個々の営みによる、刻々とリアルタイムで生じては消える、一瞬ごとの動きです。細胞の意思としての生命と、個人の精神が繋がった奇蹟です。その奇蹟が、或る日或る場所で現実化される不思議。ひとはなぜ生まれては死にゆくのか。なぜ様々な国家が、様々な言語が存在するのか。なぜあなたと私が対話しているのか。--- 森羅万象の疑問と仮説。一つとして結論のない、しかし永遠に道が開かれてもいる、未知の領域。諸芸術の照応と魂の声が、現れては消えゆき、恒久なる存在意思が、音という客観的波動によって彩られる時間。即興演奏とはそうした作曲と解釈による、実現への過程とも解することができます。

後日これほど音楽でポジティブな衝撃を受けたことがないという感想を、多数頂きました。即興の世界観として、奏者にも観客にも、全く新しい趣向の流れが生まれたことを再確認しました。今後のサプライズを心待ちにしつつ… これから年末まで、残るMiya公演を、一つずつ楽しみに伺いたいと思います。

Yuki Eguchi