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2015年も応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

2016年のブログはこちらのURLに移動します。

http://miya-music.com/Miya-s-Voice-Blog-2016

2016年もどうぞよろしくお願い致します。

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Can On Music School の今月のCD、そして年内最後のレッスンコラム更新しました。

お勧めCD
レッスンコラム










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ガンダムに関連するシークレットイベントで、
プリンスパークホテルで演奏してきました。
まさか、「翔べ!ガンダム」や「シャアが来る」を練習する日が来るとは、
思いませんでしたが、これはこれでやってみると結構かっこいい。
長く愛されている曲は、時代を超えて人を惹き付けるものがあるのでしょう。

終了後は中野プランBへ。
今年7月に亡くなった相倉久人さんの84回目の生誕祭が行われたのです。
オルタナティブスペースとして1982年から続いているプランBで、
オープン当初から毎月開催されていた相倉久人さんのビデオジョッキーショー、
「重力の復権」に2010年頃通っていました。
確かイギリスに行った事がきっかけで、
定期的には通わなくなくなったのですが、
またいつでも行ける、と心の中で安心していたのだと思います。

そして…素晴らしいものがいつまでも続く訳ではないのですね…
当たり前の事ですが、失ってみてその存在の大切さに気がつきます。
私が参加した4~5回だけでも、参加するとしないでは大違いだったな、と、
生誕祭で上映された相倉さんのこれまでのショーの講義を聴きながら思いました。

相倉さんのお話は私がここに書くまでもなく、
鋭くて奥深くて、ただ、時に私には高度すぎて、
お話の中でつい意識がとびそうになる事があったのですが、
そうして油断した瞬間に、ものすごく確信をついた発言が出たりして、
隅から隅まで研ぎすまされた刃物のように、
エネルギーが充実していたように感じます。

相倉さんとプランBで同じ空気を吸う事が出来た事は、
自分が感じていた以上に、私の活動の中でも背骨になるような、
重要な事だったのではないか、と思いました。
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山下洋輔さんのピットインでのセッション。
ベースの吉野弘志さん、バーカッション、はたけやま裕さんという豪華な組み合わせ。
後半のセットは光栄にも私のオリジナルをメインでとりあげて頂きました。

(レギュラーで演奏しているホテルなどは年末までまだ続くのですが、)
一応これが今年のライブ納め。
来年はオリジナルをしっかりやっていこうと思っています。
そのためにも、未来につながる最高の一年の締めくくりとなりました。
来年もまたライブ会場で皆様とお会い出来る事を楽しみにしています。
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谷和葉さんの写真展「Frog on Flowers 」のクロージングパーティで、
ギターの鬼怒無月さんとDUOで演奏しました。
アマガエルと花がテーマの写真展。
花の色がとても美しくて、
色のシャワーとアマガエルのかわいらしい表情に癒されながらの演奏でした。

鬼怒さんと共演出来たのも、最高の出来事でした!
今回の個展にぴったりの音色で大変刺激になりました。

さて、写真家の谷和葉さんは、
実はCan On Music Schoolの受講生でもあり、
3年ほど一緒にフルートを吹いています。

そのようなご縁でこのイヴェントにつながったのですが、
今回のライブでは、和葉さん作曲の「June Parade」も演奏しました。
アマガエルは水のキレイな所にしかいないそうで、
和葉さんはアマガエルを探して全国、旅をしておられます。
そんな中、アマガエルに出会うまでの行程や、
出会った時の喜びを表現したのがこの曲。

もちろんこの曲での演奏には和葉さんにも参加しました。
写真の中のカエル達も喜んでいたと思います!



さらにこの日はうれしい出会いがありました。
和葉さんのご主人、谷豊さんは、
なんとあの名探偵コナンを描かれている、
青山剛昌先生の右腕として活躍されている漫画家です。
そのご縁で、青山先生が今回のクロージングイベントにいらっしゃいました。
写真掲載も快くOKしてくださったので、掲載します〜!
いつかコナンに、フルーティストとして登場したいです〜!
気が向いたらね、とおっしゃっておられましたが、
気が向く事を願っています☆

Can On の宝玉によるこの日のレポートです!
https://www.facebook.com/Can-On-Music-School-140295886141035/

そして、和葉さんのFace Bookのページにセットリストもございます。
https://www.facebook.com/events/1188313994528574/1207334139293226/

このような素敵な空間で演奏出来て、本当に幸せでした!


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12月5日、フルーティストでもある谷和葉さんの写真展のクロージングイベントでのミニライブを行います。ギターの鬼怒さんとの豪華なDUO。花とアマガエルをテーマにした素敵な写真に是非癒されにいらしてください。とってもお勧めです♪
詳細は和葉さんのFacebookページにて→
https://www.facebook.com/events/1188313994528574/
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シャンパーニュ BOIZELのCEOマダム・ボワゼルに推薦して頂き、
350年あまりの歴史を誇る、
フランスでも最も由緒ある騎士団の一つ、
「シャンパーニュ騎士団」のシュヴァリエに叙任されました。


光栄な事に、私のこれまでの活動を評価して頂き、
今回の叙任となりました。
マンダリンオリエンタルで行われた叙任式、
そしてグランドボールルームでの晩餐会に出席してきました。

マダムボワゼルがおっしゃるには、
数々の原酒を組み合わせてつくられるシャンパーニュは、
音楽と共通する所があるそう。
今迄、草の根でやってきた活動が、
認められたような気がしてとてもうれしかったです。

シャンパーニュとの距離が近くなったのは、
2012年にシャンパーニュの曲を書いた時。
「AWA」という曲を書きました。
実は最初は全然違う方向性で考えていて、
日本語の古来使われていた発音の響きにフォーカスした曲を書く予定でした。
日本語の50音(あ~わ)には宇宙のすべての響きがつまっているそうです。
「アワのうた」という古代に歌われた歌を、
ご存知の方もいらっしゃるかと思うのですが、
それの現代版のようなものを書こうと思っていました。
それで、神様の事など色々調べて、粘りに粘ったのですが、
どうしてもかけなくて、結局「AWA」(泡)という曲になりました。
シャンパーニュの開栓した時の華やかさや、
楽しくなる気持ちをイメージしたものです。

日本の50音から「泡」のイメージに切り替えてから、
図書館でシャンパーニュの本をたくさん借りて来て勉強したのですが、本当に奥が深いというか、土地との密接なつながりや、
原酒の配合のバランスなど、
あの繊細で煌めく味に到達するまでに、
数々のプロセスがある事を知りました。

当時は数年後にこうしてシュヴァリエとして、
叙任されるとは夢にも思わなかったのですが、
一つ一つ丁寧にやっていくと、
こうして未来につながっていく事を実感しました。
これからの活動の励みになります。心より感謝致します。

晩餐会の開始前、チャーチルの名言、
「シャンパーニュは敗北の時には必要であり、勝利の時には義務である」
という言葉を引用して、
パリの同時多発テロの犠牲者に心を寄せる時間がありました。

このような状況の中、フランスから来日した騎士団の代表の皆様に、
あらためて敬意を評すると同時に、
シャンパーニュに関わるフランス人の底知れない
(洗練された)たくましさを垣間みた気がします。

また、このような時にシャンパーニュ騎士団の皆様と、
関わりを持つ事が出来たのも、
きっと何か意味があるのだろう、と感じています。

音楽を通して、たくさんの方が幸せになってもらって、
勝利のシャンパーニュとともに、
良い時間を分かち合える日がくるように、
活動を続けて参ります。
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木城 えほんの郷 にて山下洋輔さん、吉野弘志さんと「
めだかと一緒にきくコンサート」に出演しました。

美術家の黒木郁朝さんが運営に携わっている、
「えほんの郷」が
どのような素晴らしい場所かという事は、
また行く事が出来るように願いをこめて、
次回にとっておきます。

ただ、一つ理解したのは、文化を次の世代、
最低でも3世代に残すという事を考えて、
運営されえいるという事。

そのような場所で素晴らしいメンバーで演奏出来た事、
本当にありがたく感じています。

私を日本のジャズシーンに紹介してくださったのが、
山下洋輔さんで、かれこれ10年以上、
年に数回ご一緒させて頂いています。
共演すればするほど、また自分の音楽的理解が深くなれば深くなるほど、
山下さんが遠い存在に感じらる、偉大な存在です。

積み重ねられた経験と卓越した技術だけではない、
何か底知れない、人間の深さのようなものを感じます。
やっと、山下さんの音楽がわかった!と思ったら、
そこが次の音の宇宙への入り口だった…
という事を延々と繰り返しているのです。

でも、そこで立ち尽くさないで、
食らいついてでも、ついていきたいし、
自分の音楽をぶつけるしかないのだと思います。

まだまだ山下さんから学ぶ事は山積ですが、
すこしでも次につないでいけるようになりたいです。
とにかく良いものを目指して、これからも前に進んで参ります。

さて、今回のコンサートでは、
私の曲も大きくフィーチャーして頂きまして、
すごくありがたかったのです。
ところが、MCで私のめだかに関する大きな勘違いが発覚しました。
思い込みっておそろしいですね~!
この事はコンサートにいらしてくださった皆様だけの秘密にしてください(笑)

このような素敵な水上ステージでの演奏。
(設営時の写真です。)

本番のステージには苔や枝葉のオブジェが設置され、
両脇には大きな焚火がたかれて、幻想的なステージでした。

はるばる長崎県や東京から友人が見に来てくれました。
あいにくの雨のステージでしたが、
雨も気にならないような演奏だったとのお言葉を頂戴しました。
私も多分一生忘れないコンサートになったと思います。

そして今回のコンサートに来られなかった皆様のために、
東京でもこのメンバーにプラスパーカッションのはたけやま裕さんという
超豪華版で、12月6日に新宿のピットインでライブがあります。
とってもお勧めのコンサートです。

12月6日(日) 山下洋輔 2Days

新宿/ Pit Inn

山下洋輔 (Piano) 吉野弘志(Bass)はたけやま裕(Per)Miya(Flute)

19:30 Open 20:00 Start
¥4,000 + Tax (1Drink付き)
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Can On Music School 今月のCDを更新しました。
尊敬するマルチフルート奏者 天田透さんの誕生月を記念して、テンダさんのアルバムです。

レッスンコラムも更新しました。
楽器ケースについてのお話です。
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Miya's Flute Party 2015 無事に終了しました。



私の所に学びに来てくださる生徒さんに、
年に一回、一流のミュージシャンとセッションする場を設けたい、
という事で立ち上げたCan On Music School、
おかげさまで二回目のFlute Party を開催する事が出来ました。

今回、南青山校では7名の生徒さんがご参加くださって、
谷川賢作さん、伊藤潮さんという、
超贅沢な組み合わせによる伴奏で、
豪華なパーティを開催しました。

自慢したい事は、メンバーの豪華さだけでなく、
今回のプログラムでは、
私がこれをやりましょう、といったものは一つもなく、
それぞれ生徒さんが、自分に合った曲をセレクトした内容だった事。
ジャズのスタンダードナンバーだけでなく、
ジブリ、高橋真理子さんのナンバー、チャイコフスキーのアレンジなど、
個性的なラインナップでした。

とくに誇りに思うのは生徒さんのオリジナルが2曲含まれていた事。

レッスンする上での私の理想は、
それぞれのフルートの美しい音色を、
社会に還元して、たくさんの人に喜んでもらう事。

そのためにも、心から素直に演奏出来る曲を選んでもらえたら良いナ、
と思っていたのですが、出来上がったプログラムを見て、
見事に個性がいきる内容になっていたので、
大変うれしくなりました。

本番では、賢作さん、潮さんの伴奏で上手くいかないはずがなく、
一人一人が手応えを感じる内容だったと思います。

リハーサルからの流れでは、
そんなに時間をとる事ができなかったので、
かなり緊張感のある内容だったと思います。
あの、ぴりっとした空気感の中、
一人一人、本当によく対応できたと思います。

最後の全員でのアンサンブルも、我ながら圧巻でした。
今回のパーティに向けて、準備にはげむ生徒さんのがんばりを見て、
私もついつい、気合いの入ったアレンジをしてしまったのですが、
実際にやってみると、シンコペーションの合わせなど、
かなり難易度が高い事がわかりました。
崩壊する危険性もあったのですが、今回も奇跡が起きて、
凄く良いアンサンブルで無事に全員が吹ききる事が出来ました!

すごい!すごい!!

皆様、本当にお疲れさまでした。
そして、すばらしい演奏、おめでとうございます!!

全力でサポートしてくださった、潮さん、賢作さんには、
私が一生懸命良い演奏をして、これから恩返ししていきます。

また、これからも一緒に前に進んで参りましょう。

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直書観音 vol.7 無事に終了しました。お越し下さった皆様、本当にありがとうございます。

今回は「おもふ」という響きをテーマにお届けしました。



一部では空間を大胆に使って、
天井から吊るした半紙を巻き絵のように回しながら、
6種類の「おもう」を表現しました。



ワークショップでは、「おもい」によって変わる書と音楽を体験して頂きました。
残念ながら、今回は直書観音が始まってはじめて、
楽器での参加がなかったのですが、
後から、お二人ほど楽器を隠し持っていた方がいた事がわかりました。
初顔合わせで、しかも短い時間の中さっと楽器を出して、
テーマのある即興をやってみよう!
というのはすこしハードルが高いのでしょうか…。
一度飛び込んでしまえば、あとは楽しむだけなのですが、
そうはいっても飛び込むには勇気がいるものですよネ…

楽器部門は別日に機会を設けて、ある程度アイディアをあたためたり、
即興に慣れる時間をとるのも良いかもしれません。
具体的に考えがまとまったら、またご報告します。


3部では、今回よりはじめて、即興の中に曲をとりいれました。
「おもう」とテーマにした数々の曲を雪妃さんの書とともに、お届けしました。


今回も特別な良い時間でした。
いらしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

また、今回より実施しました、
パフォーマンス中の写真撮影禁止にご協力くださいまして、
本当にありがとうございます。

シャッター音や撮影の気配を気にせず演奏出来た事で、
何の迷いもなく表現に集中する事が出来ました。
終わった後の疲れ具合も全く違います。
クリアな気持ちで前に進む事が出来ます。

公演の模様をフェイスブックや個人のブログなどで、
情報を広めていただける事はとてもありがたく、
この時代に活動する表現者として、
避けて通れない事も痛感しています。

私自身、他の方のライブを見に行った時に、
雰囲気を伝えるために写真をとりたいっ!と思う事もあります。

ただ、空間に生まれた瞬間に消えてなくなる音、
そして、それを感じながら書き留める書。
それらを最大限に味わって頂き、
良い気持ちを持ち帰って頂きたい、
というのが表現者の願いです。
安心出来る環境で、心も身体も感覚を解放して、
音と書を全身で楽しんで頂きたいと願っています。

そうするとパフォーマンス中に撮影で気をとられる事は、
ちょっともったいない、と思うのです。

日々のしがらみも一時忘れて、
その瞬間、その空間に全力でフォーカスする事は、
とっても贅沢な時間の使い方だと思います。
それに応えられるような音楽をこれからもつくっていきたいと思っています。

今回の直書観音や、普段の私のライブにいらしてくださっているお客様と、
この感覚を共有出来ている事、本当に幸せに感じています。
良いお客様に恵まれている事、音楽の神様に感謝致します。
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明日のコンサートに向けて、宮崎にきています。
山下洋輔さん、吉野弘志さんとご一緒させて頂きます。
とっても贅沢なメンバー、とっても贅沢な場所です。

会場は宮崎県は木城にある「えほんの郷」。

山のみどりに囲まれた、美しい場所です。
車で移動していると、本当にこの先に、
コンサートをするような場所があるのだろうか、
と心配になるぐらい山奥にあります。

野外でのコンサートですので、
(水に浮かぶ素敵なステージです)
明日いらっしゃる方はくれぐれも防寒、
そして雨対策もお願い致します。

明日、素晴らしい内容に、そしてコンサートのタイトル通り、
ふしぎなふしぎな一夜になる予感がします。

楽しみです!
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広尾のBlue Flameでギターの原とも也さん演奏してきました。

毎月のように出演させて頂いた時期があり、
その頃ちょうど活動が軌道にのった所でもあったので、
自分にとっては、縁起が良い場所だと感じています。

お店の雰囲気もとても素敵です。
また機会があると思いますので、
その時はお知らせしますね ♪



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早朝の飛行機で羽田を出発し、
鹿児島空港に迎えに来てくださった、
与論を愛する会の会長さんのスピーディな安全運転で、
本番直前に無事会場入りできました。

今年は鹿児島県が舞台になっている、
国民文化祭にかりゆしバンドが出演するという事で、
私もよんで頂きました。

前日まで仕事が入っていたので、
当日入りの予定でした。
ところが後から分かったのですが、
リハーサルがまさかのam7:00開始!
本番が11:00〜という国民文化祭ならでは(?)の、
健康的なタイムスケジュール。

東京を早朝に出て、お昼前には鹿児島で仕事が終わっているという、
新鮮な時間の流れでした。




今回のメンバーはリーダーの田畑哲彦さん、牧美也子さんに加え、
全体のサウンドを下支えしてくださるベースの渡名喜操さん、
かりゆしバンド初出演のドラムの有川一誠さん、
そして、たまたま飛び入りしてくださったアフリカンパーカッションのげんさん
(素晴らしかった!)が入り、フレッシュなサウンドでした。

私はギリギリの到着でサウンドチェックもしないまま、
ステージにあがる状態。
かりゆしバンドでライブハウスに出演する時は、
繊細な音響づくりに苦戦しているのですが、
今回は地元の方がスタッフとして参加してくださっていた事もあり、
かえって繊細なフルートの音までひろって頂いたように感じました。

音楽に正解はないのでしょうが、
どのような環境で耳を育てるかで、
感性が変わってくるのかもしれません。

ステージの演奏時間は普段よりは短めでしたが、
久しぶりにかりゆしの音楽の中で呼吸が出来ました。

民謡にフルートが入るという事も、
このようにやったら良い、という正解がないので、
8年近く一緒にやっていても、まだまだ新しい発見があります。

哲さん、美也子さんにあらためて感謝です。

さて、あっという間に仕事が終わり、
その後はメンバーや地元の方とのんびり過ごすという、
とても贅沢なツアーでした。


本土最南端の佐多岬にも行ってきましたよ!

今回の会場は鹿児島空港から2時間ほど車で移動した大隅半島です。
鹿児島へのツアーでも大隅半島までいくのは珍しいらしく、(逆に私はかりゆしのつながりでここしか来た事がないのですが)貴重な体験をさせて頂いています。

お茶畑で有名な所ですが、起伏の激しい山々の地形が非常に美しい所です。
与論島・かりゆしバンドとこの地域のつながりは、戦後にこの地に入植した与論島出身の方々の歴史からはじまります。

第二次世界大戦中の集団移住により旧満州国錦州省盤山県に渡り、過酷な状況の中でなんとか暮らそうとするも、終戦とともに日本に引き揚げとなったそうです。
そして、終戦後の混乱の中の命からがら日本に帰国しても、北緯三十度以南がアメリカの統治下にあったため、
島に帰る事が出来なかったそうです。




そこで、本土での再開拓を目指し、
今回私達が訪問した地域(錦江町)へ再入植をしました。
満州での出来事を忘れない、という意味を込めて、
「盤山」と名付けたそうです。

もちろん新しく開拓する土地ですから、住みやすい訳がなく、
電気も通らないような所で、起伏の激しい地形の中、
農業をスタートさせる事がどれだけ大変な事か、
これも本当に想像がつきません。

(盤山 与論島移住の歴史が詳しく書かれているページを見つけました。
http://washimo-web.jp/Report/Mag-Banzan.htm
実際にそこの土地で暮らす入植された二世、三世の皆さんと、
お話した後に読むと涙なしには読めない記事でした。
興味のある方は是非ご一読ください)

盤山の皆様と終演後の交流会でお話出来たのですが、
短い会話の中にもどこか、肝が座っているというか、
青い炎のような芯の強さを感じさせるものがあります。

その後、お茶の栽培に成功し、現在の盤山に至る訳ですが、
その背景の歴史、そして土地を超えてたくましく生きる力を知る事が出来た事、
このご縁をくださったかりゆしバンドに感謝しています。

与論島をルーツにもつ地元の方々はかりゆしバンドの音を聴くと、
身体が反応するそうです。
祖先からのメッセージを伝える音楽は、
時や場所を超えて、心を動かす力があるのでしょう。

今回案内してくださった方によると、盤山の開拓当時、日々の困難の作業の後、
三線を持って唄い踊って魂を解放していたそうです。

ジャズが生まれた背景にも通じるものがあります。
ジャズの特異性はそこで現地の音楽と結びついて
独自の発展を遂げた所にあるのですが、
根源的な音楽はすべてつながっていて、
困難な状況の時に聴く音楽は魂を解放する力があるのだと思います。

土地と音の結び付き、そして時や場所を超えて心を動かす音の力。
きちんと言葉で説明できるようにするにはもう少し時間が必要ですが、
私が音楽をする理由はこれらの要素にあるのだと思います。

盤山の皆様に出会えた事、そしてかりゆしバンドの皆様に、心より感謝です。こうしてこのようなツアーに参加させて頂けるのも、何かの意味があるのでしょう。


さて、最後は自慢です。
かりゆしバンドからもちろん出演料はきちんと頂いているのですが、
それに加えて、地元の方からの差し入れの現物支給がプラスされました。

心を込めた音楽の演奏を心をこめて作った野菜や食べ物と交換する事。
これは私の理想の一つなのですが、
かりゆしバンドではさっそくこの夢がかなっています。

お米、お茶、そして、盤山にすむスーパーウーマン(お料理づくりの天才)が作った手作りの麺つゆなどなど…!

東京に持ってかえって大切に頂きます。
そして、家でご飯をつくる度にきっと今回のツアーの事を思い出します。
本当に本当にありがとうございました。







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ここ数日は華やかなイベントが続きました。
写真をいくつか紹介します♪
元町のスタージュエリーのパーティでの演奏。
老舗らしいエレガントな空間で、アコーディオンのKevinさんとのDUO。



仮面舞踏会がテーマのパーティで、ファンタジックな世界でした。

そして、新宿COACHでのイベント。
ヴォーカルのArgie さん, ピアノのSeanさん ベースのTommy さんとの楽しいセット。


2日目はベースのBrent さん、ピアノのPeterさんとのTrioでNYをイメージ
にした演奏をお届けしました。


どの日もすごく楽しかったです ♪
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昨日、新宿COACH のイベントで素敵なチームで演奏してきました。



本日(11/1) もこれから演奏があります。
14:00〜 16:00〜 18:00〜
それぞれ20分のショートステージです。
今日も最高のメンバーです。
お近くを通った際は是非、お立寄りください ♪

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書道家の白石雪妃さんとのユニット「直書観音」でデイケアの施設を訪問しました。







太陽の光がたっぷり入る素敵な環境で、
ワークショップも交えて楽しい時間を過ごしました。

こちらが即興で音をなげかけると、
客席から様々なエネルギーがかえってくるのですが、
人生の先輩方からかえってくるものはやはりすごかったです。

なんだか上手く言葉で説明できないのですが、
喜びに溢れているというか、充実した気持ちになりました。

普段のライブとはまた違う時間の流れで、
デイケアでのパフォーマンスは初めてだったので
まだまだ改良できる所はあるかと思います。
これからも、もっと喜んで頂けるように、
良いプログラムをつくっていきたいと思っています。

この経験が今後の活動の糧になります!
皆様、本当にありがとうございました。

さて、年2回お届けしている直書観音の古民家でのライブシリーズもまもなくです。

すごくお勧めの内容です。
皆様のご来場、心よりお待ちしています。
ご予約はチームカノンまで ♪

03-6427-9156(チームカノン)
team.can-on@miya-music.com



11月14日(土) 直書観音 Vol.7 〜おもふ〜

目白 / ゆうど

白石雪妃(書) Miya (音楽)

14:00 Open 14:30 Start
¥3,000(予約) ¥3,500(当日) ¥2,000(学生) 小学生以下無料


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国民文化祭 かごしま2015 に かりゆしバンドの一員として参加します。
情報がかりゆしバンドの美也子さんより届きました。
こういう地方発信型のイベントは隅々まで心配りが行き届いていて、
クオリティが高い事が多い事を最近とくに感じています。
今回もきっと、楽しくなるでしょう!


錦江町は2度目の訪問になります。
緑深い山々の美しいシルエットが目に焼き付いています。
与論島から移住された方々が営む緑茶農園のお茶のおいしさ、
そして、打ち上げで頂いた地元のお母さんの手作りの心づくしのお料理。
視覚も味覚も忘れられない体験でした。
そして、新しい地域を開拓してきた方々が、
先祖とつながる土地からのメッセージを伝える、
かりゆしバンドの音楽を聞いた時の反応を生で感じる事が出来たのは、
強烈な体験でした。

先月に観た相馬地方の記録映画「土徳流離」に通じるような気がしています。
相馬地方も新潟や富山からの浄土真宗の移民の方々を、
受け入れて来た歴史があります。
移り住んだ土地で新しい出会いを通してそこに根付きつつも、
移住から何世代も過ぎても先祖との関係は切れない事を感じさせる映画でした。

土地とのつながりというのは、本当に興味深い事です。
音楽家や表現者というのは、
とくにその事と関わる事が多いように感じます。
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今年七月に亡くなられた、音楽評論家、相倉久人さんの出発に立ちあう会、
「相倉久人~さらなる出発」のご案内を発起人の皆様より頂きました。
私はその日演奏があり出席する事ができなかったので、
代理でスタッフが出席したので、レポートを掲載します。

相倉さんの著書「ジャズの歴史」はジャズを演奏する上での私のバイブルです。
相倉さんから頂戴したアドバイスはこれからも私の音楽の中で生き続けます。

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10月1日、雨混じりの神保町、学士会館のホールには祭壇が組まれ、
見慣れた赤いチェックのシャツを着てキャップを被った、
いつもお見かけしていた相倉さんが写真の中にいらっしゃいました。

会場を見渡すと、山下洋輔さんをはじめ、
今回の発起人である著名な方々のお姿がありました。

Miyaは音楽を学ぶ過程で相倉さんの講義に感動し、
それ以来、相倉さんにライブを見て頂いたり、
音楽についてお話を伺ったりしていました。
今年復活して新シリーズを継続中の、
Miyaのソロ企画「Story of Jazz」では、
監修などのアドバイスを依頼する案もありました。

それは叶わないままになってしまいましたが、
瀬川昌久さんが、相倉さんに贈る言葉の最後を、
「相倉さん、これからもどうぞ、お元気で」と、
結んでいらっしゃったとおり、のこされた著書の中にはそのまま、
柔和な笑顔の中に鋭いまなざしを秘めた相倉さんが生きています。

本を開いてみると、その語り口は優しく平易で、
過剰な言い回しがありません。
読んでいて思わず膝を打ってしまうような楽しさは、
切れ味鋭い視点と考察の確かさにこそあります。
発起人の皆さんが仰るように、ある意味、
非常に怖い方だというのが、読みはじめるとすぐに気付きます。
私などは、相倉さんの思考の深みに降りていくとき、
その手がかりの確かさに、いちいち唸るのが精一杯です。
こういう文章を書く方は、やはり死なないのだと思います。

出席者にのみ配布された小冊子
「相倉久人~さらなる出発」には、
山下洋輔さんの言葉で、相倉さんが遺していった、
まだまだ解き明かせそうにない、
幾つかの謎のことばが記されています。

「どんな死も中断に過ぎない」とある詩人が言いましたが、
これからも相倉さんの思想は、私たちによって辿られ、
音楽とともに生き続けるのだと思います。

相倉さん、これからもジャズを、音楽を、
どうか見守ってください。

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(Photo by 菊池理絵)

Story of Jazz Special Concert 無事に終了しました。
谷川賢作さん、伊藤潮さんという組み合わせで南相馬の土地で公演が出来た事、
私にとってとても大きな出来事で、
未来に活かすべき事をたくさん得たイベントでした。

お客様にもたくさんお越し頂き本当にうれしかったです。
いつもお世話になっている地元の皆様、
馬の先生方がいらしてくださったのも感激でした。
記入して頂いたアンケートから、
遠くからいらしてくださった方、はじめていらしてくださった方が多かった事を知りました。
皆様、本当にありがとうございました。

Story of JazzのWeb Pageに今回のライブレポートを掲載しました。是非、御覧ください。
http://miya-music.com/Story-of-Jazz-1-16

もともとこのStory of Jazzという企画は、
今年7月に亡くなられた相倉久人先生の「ジャズの歴史」を読んで、
自分とJazzとのつながりを表現したい、と思った事がきっかけです。
この企画を始める前に、相談させて頂き、色々とアドバイスを頂戴しました。
相倉さんの言葉が自分の中でまだ生き生きとしていて、
まだ亡くなられた事が信じられない気持ちがあります。次の記事につづきます→
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10月のCan On Music School のレッスンコラムを更新しました。
http://miya-music.com/Miya-s-Lesson-Column

10月の音源もUPしました。

よろしくお願いします。


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Story of Jazz Special Concertまで後一週間を切りました。
この企画は今年の大きな新しいチャレンジの一つです。

Louis Armstrong, Duke Ellington, Charlie Parkerと、
ジャズの歴史をつくってきた三人の偉人を取り上げ、
1月~5月にかけて、福島県南相馬市でフルートソロで、
それぞれのミュージシャンをフィーチャーしたライブをお届けして参りました。

今回はピアノの谷川賢作さん、ベースの伊藤潮さんにご協力頂き、
夢のようなトリオでのこのシリーズの総集編のライブとなります。

さて、何故最初の段階で会場を南相馬市にしたか、という事なのですが、
月に一回、カノンミュージックスクールのレッスンで通っていて、
場所の良さを知っているという事。

音環境のよい会場をリーズナブルな料金で借りられるため、
運営の負担を減らしての開催が可能だという事。
最初の3回のソロライブは¥1,000という料金設定で出来たのも、
このような環境のおかげです。

その話はまた後ほどにおいておいて、
今回のメンバーは、ツウな人が見るとびっくりの組み合わせなようです。

往年のジャズスターのバックバンドはほとんど務めたという経歴を持つ潮さん、
そして「その時歴史は動いた」など日本の音楽史に残る音楽を作曲されている賢作さん、
このお二方とのトリオで、サッチモ、デューク、そしてパーカーの音楽に取り組めるなんて、
油断すると舞い上がってしまいそうですが、とにかく本番まで、冷静に精進して参ります。

先日、リハーサルをさせて頂いたのですが、
素晴らしい演奏のお二人を前に、
実際は緊張して舞い上がる所ではありませんでした。
でも、おかげさまでプログラムもばっちり決まったので、
あとは本番まで、精度をあげていくのみです!
リハの時の一枚です。



今回のプログラムの準備をしていて、気がついたのですが、
スタンダードナンバーに取り組む時は、
オリジナル(どれがオリジナルか分からないものは
作曲者やヒットさせた人に近い人が演奏しているもの)を聴いて、
もとの曲の構成を確認してから、企画に合うようにアレンジをしていきます。

スタンダードの曲はネットで譜面が出回っているものもあるので、
念のためそれを見る事もあるのですが、
特にパーカーの速いフレーズなど、細かい所が違っていたりするのです。
違いは微細なもので、
八分音符のタイミングや音価が一瞬ずれているだけなのですが、
その本当に小さな違いだけでも、違うまま演奏していると、
なんだかよくわからないな~、と思うものが、
一音なおすだけで、急にすべてがつながって自然な流れになるという事を発見しました。

パーカーのような偉大な音楽家がつくりだす音楽というのは、
繊細で繊細なものを積み重ねた上に出来上がっていて、
一瞬たりとも気を抜いていないのだと思います。
26日のコンサートでは、なんとかそのエッセンスを表現したいと思っています。

先日南相馬市のラジオ「ひばりFM」で最後のPRをしてきました。
そのときにお話していて、気がついた事があります。
ジャズはブルースの流れを組んでいて、土地との結びつきが強い音楽なので、
例えて言うならば民謡のような音楽だけれど、
民謡と一つ違う所があるとすれば、
アフリカと(アメリカに渡った)ヨーロッパの音楽が出会って生まれた音楽なので、
違うもの同士が出会った時にぶつかるクロスポイント的エネルギーが根底にある、
という話を地元の方としていました。

そして、南相馬市が今、まさにクロスポイントのエネルギーを持つ土地であるという事。
大地との結びつきが強い人々が、東京電力福島第一原子力発電所の事故の影響で、
移動せざると得ない事、そして除染作業で、
様々な土地の方々が入って来ているという事。
そのような土地のエネルギーは、
ジャズが生まれた時代のエネルギーと何か通ずるものがあるかもしれません。

まずは今回の演奏に全力で取り組みます!
是非見て頂きたいコンサートです。
まだお席もございますが、ご予約をお勧めしております。
http://miya-music.com/Story-of-Jazz-Special-9-26
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
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南無観 Vol.28 無事に終了しました!
いらしてくださった皆様、本当にありがとうございます。
今回も、暗闇、キャンドルライト、通常のあかりと、
三種類の即興をお届け致しました。



30回目に向けて、前に進んで参ります!
次回のフライヤーも完成しました。

もう、来年の告知です〜!でもきっとあっという間でしょう…!
皆様のご来場心よりお待ちしております。

喫茶茶会記の福地さんがAxis Mundiの記事を掲載してくださいました。
http://gekkasha.jugem.jp/?eid=954884
こうして茶会記でソロを続けられる事で、
バンドになった時の可能性が広がっている手応えがあります。
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チームカノンの看板が完成しました !

乗馬をはじめた記念に、
相馬のエンドレスのマスターから頂戴した蹄鉄をモチーフに、
書家の白石雪妃さんに書を入れて頂きました。
チームカノンの名前の由来である「心澄観音」の印も入っています。
良いエネルギーが込められていて、
これでますます運気があがるような予感がします。



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9月16日(水)
Miya ソロライブ 南無観 Vol.28 開催のお知らせ

みなさま、こんにちは。
今月もMiyaの最先端ソロライブ「南無観」の日が近づいて参りました。
四谷・喫茶茶会記の落ち着いた素材空間を、フルートの音色で彫刻します。
からだを意識したティータイムや簡単なエクササイズと新鮮な音は、
細胞が美しく生まれ変わる時期にぴったりな内容です。

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南無観 vol.28 @ 四谷 喫茶茶会記 
(東京都新宿区大京町2-4 1F)
9月16 日(水)
19:00 open 19:30 Start
料金 予約 ¥2800 当日 ¥3300 学生 ¥1500
ご予約はチームカノンまで team.can-on@miya-music.com 03-6427-9156

・・・・・・・ 今月のメニュー・・・・・・・・・

◆ 即興演奏(暗転からキャンドルの灯りで)
真っ暗な空間からはじめ、キャンドルの灯りで演奏する、最初の即興演奏です。

◆ Tea time(休憩)
今月はデトックス効果に優れているといわれる、
古典的健康茶「熊笹茶」をみなさんと味わいます。

◆ 呼吸のエクササイズ
2ndの始まりはおなじみ呼吸のエクササイズのコーナーです。
Miyaの演奏するフルートの音に合わせて、
お客様と一緒に座ったままでもできる簡単な呼吸法を行います。
すっきりした気分で後半のライブをお楽しみ下さい。

◆ Connecting Places コーナー

地上に人の数だけある特別な場所をフルートの音色で繋いでいくプロジェクト、
今回は徳川家康の命により拓かれた神田上水とその守護神の物語。
「目白台・水神社~神田川」の物語をお送りします。

◆ 即興演奏
その月の南無観を締めくくる、最後の即興演奏です。

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Miyaより

目白は知る人ぞ知るフルートの聖地。日本で唯一のフルート専門店、
フルート専門誌を発行する出版社だけでなく、
フルートをメインで教える音楽スクールや、篠笛/尺八の専門店など、
数々のフルートに関連する施設が存在します。
目白駅周辺では、フルートケースを持った人を良くみかけます。
何かフルーティストを呼び寄せるパワーがあるのでしょうか。

数年前からご縁が出来て、
目白駅から歩いてすぐの古民家「ゆうど」さんを、
度々パフォーマンス会場として利用しています。
そのオーナーに興味深い話を伺いました。
「ゆうど」とは北陸や奄美、沖縄の古い言葉で「井戸」という意味で、
その名の通り、この古民家には地下水をくみ上げる水があります。
縄文時代には目白の辺りまで海が来ていた事、
目白の白は「水」を意味する事などを伺いました。
神田上水の水神神社の事を教えてくださったのも、ゆうどのオーナーです。
ここから神田川を通じて、日本橋、神田方面へ豊かな水が流れ、
江戸時代にはその恩恵に預かった人々の参拝も多かったとの事。

普段何気なく口にしている水ですが、どこをどのように流れているのか、
その流れは人がつくったものなのか、自然のものなのか、
地下水脈まで含めると、本当に知らない事が多い事に驚かされます。

今回のConnecting Placesはそんな事を考えながら、神田川沿いを歩いた物語です。

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まもなく南無観 Vol.28です!
台風の合間で奇跡的に晴れた日に、Connecting Placesの撮影してきましたよ。
今回は目白の神田川や水神神社が舞台です。

また、前回の作品をConnecting Placesのコーナーにアップしました。
こちらリンクで過去の作品も見れます。

16日に開催される南無観28のメニューももうすぐ完成します。
準備が出来たらアップ致しますね。

Daihizan from Miya on Vimeo.



福島県小高区の大悲山の石仏をテーマに制作しました。山の表面の岩肌から削り出された石仏は1000年以上の歴史があるといわれていますが、その背景には謎が多いそうです。悠久の時を過ごしている阿弥陀堂の石仏の前で音を出すと1000年前のそこに居た人々の気配が感じられるような不思議な感覚になりました。
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9月3日 Axis Mundiのライブレビューです。
セットリストなどもあります!
是非御覧ください。
http://miya-music.com/Axis-Mundi-feat
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・Can On Music School 今月の音源 更新しました。
山下洋輔さんのバンスリカーナです。
バンスリは笛、カーナは神様の意味だそう。

レッスンブログ更新しました。「楽器のお手入れについて」


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Axis Mundi feat. 山下洋輔 3rd Live @公園通りクラシックス無事に終了しました。
いらしてくださった皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございます!


このメンバーで出来る事は私にとって夢のような出来事です。
このユニットのためのレパートリーも増えてきました。
続けて出来る事で、音楽が発展していくのを実感しています。

リーダーの植村昌弘さんの完璧な仕切り、本当に勉強になります。
セットリストなどは次の記事でレビューに掲載する予定です。


今回もコンダクションにもチャレンジしました。
小編成のコンダクションの可能性はまだ未知数ですが、
即興とも、作曲されたものを演奏するのとも、
違う領域に行けるような手応えはあります。

コンダクションをしている瞬間だけではなく、
ライブ全体でのバンド内の音の関わり方が、
お互いの音や、やりたいと思う内容に、
さらに敏感になる効果があるように感じています。


エネルギッシュな喜びの時間を過ごす事ができました。
Axis Mundi これからも続けて参ります。
次回は来年になりますが、今回の喜びを糧に、
また準備を進めていきたいと思っています。

本当にありがとうございました。

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「何が何だか訳が分からないから、おもしろいと思う。
最近はライブをやるにしても、(何を表現するライブなのか)
(このライブを聴く事によってどんな事を得られるのか)、
という説明をするべきという風潮があるけれど、
本当の音楽はもっと訳がわからなくても良いのでは、と思う事もあるのだよね。」

先日、尊敬する先輩ミュージシャンにお誘い頂いた、
納涼会でのふとした会話の中で、先輩がおっしゃった言葉です。

数年前、ロンドンで体験した摩訶不思議な会場での、
即興イベントについての話を酒のつまみに話していました。
そのライブの模様はこのブログをさかのぼって読めば、
どこかにありますが、ロンドン東部に位置する奇妙な館でのイベント。
20帖はあるだろう広いリビングに、
ゴシック調の絵やオブジェやマネキンが飾ってあって、
一見荘厳な雰囲気なのですが、よく見ると何かが変なのです。
近くで見ると気味が悪いというか、アヤシイというか…。
そもそもそこがライブハウスでは無い事は分かったのですが、
人の家なのかギャラリーなのか、まったくわからず、
そこに集まっているミュージシャンに、
「これは一体どういう催しなのか」と聞いても、
誰も知らないというか、気にもしていないようで、
(集まっている面子はそれぞれの分野で一流のプロフェッショナルなのですが)、
ただここに来れば良い音楽が出来ると聞いたからきたのさ、
というようなノリなのです。

実際に出ている音は、
高度な技術と繊細な音を聞き分ける耳を持っていないと出来ない事は、
一目(聴)瞭然なのがまた面白くて、とっても印象に残っているライブです。

その話を先輩にした時にかえって来た言葉が上記の言葉でした。
この言葉にはハッとするものがありました。

最近、自分が主宰するイベントでは、
どうやったら自分が美しいと思う音を人に伝えて、
楽しんでもらえるか、という事を考えに考えて、
企画書をつくる事からはじめていたので、
そういう「わけがわからないおもしろさ」を、
忘れかけていたような気がしたからです。

訳がわからないもの、言葉で説明出来ないおもしろさ…
確かに本当の音楽にはそういうパワーもあるように感じます。

最近作曲も、一音一音責任を持てるような作り方でトライしていたので、
このままでは、逆にマズいかも、と思った矢先、
思い出しました。自分の曲で訳のわからない曲がある事を…!

Axis Mundiの1st Liveの為に書いた「シャクジズ・プレイス」です。

「シャクジ」はこの他にも色々な呼び方があるそうなのですが、
漢字で「石神」と書かれる事もあって、
中沢新一さんの著書「精霊の王」によると、
ものごとや世界の境界に存在する中間的な空間にいる、
人間でも獣でもない精霊のようなものを表す言葉だそうです。

Axis Mundiでは、即興、作曲 、コンダクションの3つの要素を使って、
目には見えない音楽の境界線にアプローチするユニットなので、
このシャクジ的な感覚に共鳴するものを感じて、
シャクジが存在する空間をイメージして書きました。

この曲は相当生みの苦しみがあったのですが、
出来上がってみると、掴み所がないのです!
でも、どうしようもなくて、そのままリハーサルに持って行って、
山下さん、植村さん、ナスノさんの、
経験豊富な音楽性でなんとか形にして頂き、
ライブで上演する事ができました。

この曲がよかった、といってくださった方もいらしたのですが、
つかみ所がない、というのは、やはり怖くて、
出来る事ならこの曲から逃げてしまいたい、
という気持ちも正直な所ありました。

ところが、リーダーの植村さんから連絡があり、
9月3日に開催されるAxis Mundi の3rdライブでは、
このライブのために書き下ろしたそれぞれの新曲に合わせて、
1stライブでやった曲も演奏するとの事。
そして、今回、コンダクション用のモチーフとして、
シャクジズプレイスを使いたい、との事!

どうしたものか、この数日悩んでいたのですが、
「訳がわからないものほどおもしろい」という言葉がヒントになって、
そういう気持ちで曲を見直してみたら、
新しいアイディアが浮かんできました。

9月3日のライブでは、きっと、良い形で上演出来る予感がしています。
もしかしたらこの日の演奏で、シャクジに出会えるかもしれません!

お席はだんだんと埋まって参りましたが、
まだご予約可能です。
今、もっとも見ていただきたいライブです。

9月3日(木) Axis Mundi featuring 山下洋輔
渋谷/公園通り クラシックス

Axis Mundi
Miya(Flute) ナスノミツル(Bass)植村昌弘(Drums)
特別出演
山下洋輔(Piano)

Open 19:00 Start 19:30
前売予約 ¥3,500+ドリンク
当日 ¥4,000+ドリンク
公園通りCLASSICS
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町19-5 東京山手教会B1F

予約 03-6427-9156 (チームカノン)
team.can-on@miya-music.com

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銀座のM84ギャラリーで開催されている写真家の影山雅司さんの個展、
「JAZZ MUSICIANS」に行ってきました。



私のポートレートも一枚展示されています。
2010年、ピットインでストリングスカルテット+ベース、ドラムで演奏した時のもの。
写真には写っていませんが、この時のメンバーはチェロの平山織絵さん率いるカルテット、
ベースは水谷浩章さん、そしてドラムに山𡶜直人さん。
本当に贅沢で最高のメンバーでした。

なかなか味わう機会の少ない至近距離でのステージの空気を感じられる写真、
ご自身も演奏される影山さんだからこそ撮影出来るものだとおもいます。

登場するミュージシャンは、華々しいショービジネスのステージに立つ姿ではなく、
良い意味で素朴というか、
ただただ一心に音楽に向かうリアルな姿を捉えています。

この個展の中に入れて頂いて光栄です。

9月5日まで開催されています。
8月29日 レセプションでのライブもあるそうです。
詳細はこちら
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書道家の白石雪妃さんとの共同プロジェクト、直書観音vol.7のフライヤーが完成しました。


今回のテーマは「おもふ」
柿本人麻呂歌集より 「うち日さす 宮道を人は 道ち行けど わが思ふ君はただ一人のみ」をモチーフに創作します。

ワークショップにご参加頂いた皆様にも大変好評頂いております。

また、本公演の前に直書観音プログラムでデイケア施設を訪問する事も決定しています。
さらなる進化をとげる直書観音にどうぞご期待ください。
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ちょっと前の事ですが、
友人の写真家レオの誘いでイベントの演奏した時の事。



Fukushima Kids Dolphin CampのFund Raising のイベントで、
昨年書いた「生命の無限の展開にむけた序曲」を演奏しました。
この曲はチェロの平山織絵さんに捧げたもので、
書いた当初はフルートソロで演奏する予定は全くなかったのですが、
今回のイベントの趣旨に合っていたので演奏してみたら、
思いのほか手応えを感じました。

ありがたい事に、連続して主催している二つシリーズ企画が軌道にのってきています。
「南無観」では最先端の即興を、そして「Story of Jazz」では、
音楽の歴史をつくってきた巨匠へのリスペクトの気持ちを込めて取り組んでいます。
過去と未来の軸が見えた所で、やっと、
音楽の中の自分の声を伝えて行く準備が整ったように感じています。

※ 写真はFukushima Kids Dolphin のFacebook Page より

ちなみにこの会場は六本木にあるShimauma サロン。
とっても素敵な内装&音響です。
いつかここでライブをやってみたいです。

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音響・照明の通信特機の25周年のイベントで鹿児島県、徳之島へ行ってきました。
通信特機の皆様にはかりゆしバンドの節目となるコンサートや、
トランサイトの奄美群島ツアーの時など大きなイベントでお世話になっています。



かりゆしバンドの一員として呼んで頂きました。
音量のバランスにで毎回苦戦しているので、
信頼できる音響会社主催のイベントによんで頂けるは
この上ないありがたいお話です。

良いサウンドエンジニアと出会える事は、
音楽家にとって宝のような出来事。

音楽の内容を活かすも殺すも機材とエンジニアの腕とセンス次第。
一度、マイクを通して音をデジタルに変換してしまうと、
こちらではもう何も出来なくて、
ただただ、理想の形で観客の耳に届くよう、
エンジニアの腕が確かな事を祈るしかありません。

通信特機の皆様との出会いは私にとって幸せなものでした。
会長のお話を聴いていると、本当に音響や照明がお好きな事が
ひしひしと伝わってきます。

現場作業は有能な若手中心ですが、リハーサルの時に、
会長がささっとスピーカーを組み立ててくださったのですが、
その時の機材の扱いの所作が美しくて目を見張りました。
会長がコードを操ると、まるでスピーカーが
血の通った生き物のように見えてくるから不思議です。

スタッフのチームワークも抜群で、
機材の一つ一つが大切に扱われていて、
きっとスピーカーも喜んでいるに違いないというような環境。
演奏も上手くいくに決まっています。

音響会社主催のイベントで演奏する事は音楽家にとって
一番幸せな環境かもしれません。

かりゆしの哲さん、美也子さんのおかげで
貴重な体験をさせて頂きました。



哲さん、美也子さんに加えて、ベース、ドラムは
バンドの初代メンバーでもある山下兄弟とのクィンテットでの演奏でした。

ギリギリまで雨の心配があったため
テント内での演奏ですが、ステージの後方、10メートルもいかない所は
すぐ海です。人生の中で一番海の近くで演奏しました。

このイベントの前夜祭は地元の青年団主宰のカラオケ大会でした。


今回のステージがある集落から街中までは、車がないと行く事が出来ません。
自力で出かける事の出来ない高齢者や、小さな子どもがいるお母さんがたは、
なかなかエンターティンメントに触れる事が難しいそうです。

車いすでも、乳母車でも、最高の音響・照明を体験できるようなイベントを
開催したいという思いでされているとのお話でした。

この「最高の音響」という言葉に感動しました。
最高の音楽、だったらすぐにイメージが湧きますが、
最高の音響、まで考える事が出来る人は、
なかなかいないのでは、と思います。

目に見えないものだからこそ、
そのありがたみや大切さに気がつきにくいですが、
最高の音響、というのは簡単には出会えないものです。

そしてイベントを組んだ事のある方だったらお分かりになると思うのですが、
音響・照明はかなりコストがかかる所でもあります。

今回は地元の為にと、機材は全部無償で提供しているそう。
大規模のコンサートでも対応できるであろう、
素晴らしい機材でカラオケを歌う人々。

もちろん出音は素晴らしく、あまりに良くて、
それが当たり前かのように錯覚してしまいそうになります。

25周年の節目で地元に恩返しをしたい、
という通信特機の皆様の情熱に感動した旅でした。
徳之島の皆様、本当にありがとうございます!

メンバーの一員のような気持ちで参加させて頂いている、
与論島のかりゆしバンドですが、
8年目にして、かりゆしとの関わりも新たな章に入ったように感じています。

音量に関してはどこに出口があるのか、
まだ分からないのですが、
少なくともこうして音響会社が主宰するイベントによんで頂けて、
何かしら前進するきっかけになる予感がしています。

音量のバランスが良くなって来て、アンサンブルが見えて来たので、
音楽の内容をもっと理解できるようになった気がしています。
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In F にて阿部篤志さんとのDUO。
いらしてくださった皆様、ありがとうございます。

阿部さんとの出会いはIn F マスターのご紹介だったのですが,
マスターによると初演は2008年だそう。

それから、短く濃く、色々と大切な場面で共演させ頂きました。

この日のライブはリラックスしたセッションスタイル。
一部は阿部さんセレクトの曲と即興演奏。
二部は私のオリジナル3曲の間を即興でつなぐ、組曲形式で演奏しました。

・化石と太陽
・Blues for the Sea
・たちたい

の三曲、どれも昔の曲ですが、おもしろかったです。

また阿部さんと共演できたという事は、
何か新しいサイクルに入ったのかもしれません。
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9月3日のAxis Mundi用の新曲がついに完成しました!

今回は「身体の中の火の要素」をテーマに作曲しました。

例えば、「水」だったら、口から直接体内に取り込む事が出来るし、
身体の中を流れる水の要素というのはわりとイメージしやすいと思います。

私も「水」をテーマにした曲は何曲かあるのですが、
「火」はまだありませんでした。

古い民話や神話をみてみると、「火」と「水」、両方出てくる事が多いので、
ずっと「火」をモチーフにした曲を書きたいと思っていました。

今回も感覚をつかむまで苦労したのですが、
アクシスムンディらしい曲になったと思います。

音を出すのがとても楽しみです。

ちなみにタイトルは「ミトコンドリアイブ」。
身体の中で感じられる火の要素という事で
からだの中の発電所と言われるミトコンドリアから
イメージを膨らませて作曲しました。

是非、9月3日の初演を聴いて頂きたいです。

さて、今回の作曲にあたって、今までの自分の作品を色々と振り返ってみたのですが、これをきっかけにもっとオリジナルをやっていきたいな、という気持ちが盛り上がっています。

今日(8月7日) 大泉学園のIn F にて阿部篤志さんとのDUOでも数曲、過去の曲を演奏する予定です。どの曲も阿部さんとは初演になります☆

ギリギリのお知らせで恐縮ですが、タイミングが合いましたら、
このライブもとてもお勧めです。
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Can- On Music School 8月のレッスンブログを更新しました。

そして8月のお勧めCDの記事も更新しています ♪



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作曲家の高橋英明さんの作品に参加させて頂いたのですが、
CDが完成しました。

岩手県野田村の荒海ホタテのテーマソングです。
ボーカルは福岡ユタカさん。かっこいいですよ〜!!
こちらで、動画が見れます。



そして、CDも販売しております。
アマゾンなどで購入可能です。



荒海ホタテ、おいしそうですね〜!
いつか食べてみたいです。
荒海団の皆様、七輪を用意してお待ちしてます ♪

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Can On Music School 今月のお勧め音源を更新しました。Lori Bell 特集です♪


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あっという間に7月になりましたね!
9月から大きなイベントが続くので、7月8月は仕込みの時期です。
新曲の作曲や指揮の勉強など、進めています。

5月からはじめた乗馬、早起きにも少しずつ慣れてきました。
馬や同じ乗馬センターに通う先生/先輩方から、
良いエネルギーをもらっています。



今月、来月は声をかけていただいたライブや、
レギュラーで演奏しているヒルトンホテルのスケジュールなどもございます!

進化して皆様にお会い出来るよう、
一日一日を大切に過ごして参ります。

※ bayFM 楽シネマ の放送日程が変更になりました。
7月10日 深夜一時です。

※レッスンコラム 更新しました。
「ジャムセッションに参加してみたいです!」

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A Story of Jazz Special Concert の開催が決定しました。
フライヤーが完成しました ♪
最高のメンバーとの共演です。



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レッスンコラム 更新しました。

フルーティストの身体の使い方について。

※おすすめCDのコーナーは都合により、来月にまとまめて2枚ご紹介します!
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南無観 Vol.27 無事に終了しました。
いらしてくださった皆様、本当にありがとうございます。
安心してパフォーマンスに集中出来る環境に感謝しています。
これからも、空気の振動を通して、気持ちよくなって頂けるよう精進します!

南無観は次のステップにうつる時のような気がしていて、
南無観全体で一つの展開にしたいという気持ちが湧いて来ています。

暗闇、キャンドルライト、通常の灯りの3つの即興演奏、
呼吸法の体験、場所と場所を映像と音でつなぐConnecting Places,
これらの要素を一つの流れとして見せて行きたいです。

今回は呼吸法をもっと進化させたくて、
久しぶりに大内雅弘さんのTaoZenの本をひっぱりだして読んでみました。
瞑想を日常の中でカジュアルに行うエクササイズの指導で知られている大内さん、
一度だけクラスを受講した事があります。
本の内容もシンプルでわかりやすいです。

私が皆様と共有できる呼吸法は、
フルーティストの呼吸法の延長線上にあるものになってしまうのですが、
日常の中でポジティブな気持ちで意識して呼吸を行うという点で、
大内さんが提案するTaoZen瞑想エクササイズと、
勝手ながらに共通点を感じています。

瞑想や座禅はしばらく遠ざかっていましたが、
また時間をみつけてきちんと勉強したいと思っています。

最後にいらしてくださったお客様のアンケートコメントをご紹介致します。
本当にありがとうございました。
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純粋なインプロビゼーションをいつも奏でる。
純真な心を持ちながら、鋭さが相まって、深く輝く音が淳化する。...T.S 様

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過去のアンケートもこちらでお読み頂けます。

次回、南無観Vol.28の予定が決定しました。
皆様のご来場を心からお待ちしております。

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黒川泰子さんがパーソナリティをつとめる、bayfm「楽シネマ」にゲスト出演します!

7月3日 深夜1時より放送です。radikoでパソコンやスマートフォンでも試聴出来ます☆
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6月15日(月)
Miya ソロライブ 南無観 Vol.27 開催のお知らせ

みなさま、こんにちは。
今月もMiyaの最先端ソロライブ「南無観」の日が近づいて参りました。
四谷・喫茶茶会記の落ち着いた素材空間を、フルートの音色で彫刻します。
からだを意識したティータイムや簡単なエクササイズと新鮮な音は、
細胞が美しく生まれ変わる時期にぴったりな内容です。

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南無観 vol.27 @ 四谷 喫茶茶会記 
(東京都新宿区大京町2-4 1F)
6月15 日(月)
19:00 open 19:30 Start
料金 予約 ¥2800 当日 ¥3300 学生 ¥1500
ご予約はチームカノンまで team.can-on@miya-music.com 03-6427-9156

・・・・・・・ 今月のメニュー・・・・・・・・・

◆ 即興演奏(暗転からキャンドルの灯りで)
真っ暗な空間からはじめ、キャンドルの灯りで演奏する、最初の即興演奏です。

◆ Tea time(休憩)
今月は美人茶の別名を持ち見た目もたのしい「ロータスティー」をみなさんと味わいます。

◆ 呼吸のエクササイズ
2ndの始まりはおなじみ呼吸のエクササイズのコーナーです。
Miyaの演奏するフルートの音に合わせて、
お客様と一緒に座ったままでもできる簡単な呼吸法を行います。
すっきりした気分で後半のライブをお楽しみ下さい。

◆ Connecting Places コーナー

地上に人の数だけある特別な場所をフルートの音色で繋いでいくプロジェクト、
今回は平安時代に建立されたといわれる磨崖仏が鎮座する、
「南相馬・大悲山」の物語をお送りします。

◆ 即興演奏
その月の南無観を締めくくる、最後の即興演奏です。

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Miyaより

これまで定期的に続けてきた南無観や直書観音などの即興シリーズに、
良い意味での転機が来たようです。今までは、一度公演が終わると、
次にどうするべきか、自然にアイディアが流れて来たのですが、
何故か今回はやりたい気持ちはすごくあるのだけれど、
どのアイディアもしっくりこない、という状況になったのです。

そして、気持ちを整理すると、
どうやら次の段階にうつるための準備が整ったようです。
普遍的な説得力のある音を出したいという気持ちが高まっています。

そして、Connecting Placesではもう一度初心にもどって、
自分と今いる場所との精神的なつながりを、
感じられるような演奏にフォーカスしようと思いました。
ただやみくもに色んな場所での作品を増やすのではなく、
自分と関わりの深い所の作品を丁寧に作って行きたい、
という方向に気持ちが傾いています。

今回は毎月訪れている福島県南相馬市・小高区の、
大悲山周辺で制作しました。
山の表面にある岩肌に削られた石仏は、
1000年以上の歴史があると言われていますが、
歴史的背景などは謎が多いそうです。

悠久の時を過ごしていた阿弥陀堂の石仏の前で音を出すと、
1000年前にそこに居た人々の気配が感じられるような、
不思議な感覚になりました。

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今、もっとも力を入れているユニット Axis Mundiの次回の予定をお知らせ出来る事をとてもうれしく思います!

新曲、書きます!コンダクションをバージョンアップします!



Axis Mundi feat. 山下洋輔 3rd Live 決定しました!

9月3日(木) Axis Mundi featuring 山下洋輔
渋谷/公園通り クラシックス

Axis Mundi
Miya(Flute) ナスノミツル(Bass)植村昌弘(Drums)
特別出演
山下洋輔(Piano)

Open 19:00 Start 19:30
前売予約 ¥3,500+ドリンク
当日 ¥4,000+ドリンク
公園通りCLASSICS
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町19-5 東京山手教会B1F

予約 03-6427-9156 (チームカノン)
team.can-on@miya-music.com

予約受付を開始しました。
皆様からのご連絡、心よりお待ちしております。
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年に2回訪問しているS空間に行って参りました。
レポートが出来ましたので、お読み頂ければ幸いです。

募金活動は継続して行っております。
募金箱の設置は定期的に開催している喫茶茶会記での南無観のライブのみですが、
お声がけ頂ければいつでもお預かり可能ですので、
興味のある方は是非お声がけいただければ幸いです。
年内にもう一度訪問する予定です。



S空間訪問レポート

こんにちは、カノンスタッフです。

6月7日、その道30年の大ベテラン、谷地ミヨ子先生が、
子供達の発達支援をしている施設「S-空間」を訪れました。

おなじみ、
谷地先生の絵本の読み聞かせとのMiyaのコラボレーションは、

マーガレット・ワイズ・ブラウン 作
レナード・ワイズガード 絵
うちだ ややこ 訳の、「たいせつなこと」

平易な言葉に約された、
アメリカ文学の香り漂う、ちょっと哲学的な絵本でした。

続いては A Story of Jazzのプログラム、

・ルイ・アームストロング 
・デューク・エリントン 
・チャーリー・パーカー 

総集編にしたものを、聴いてもらいました。

今回は保育園〜小学校高学年までの子供達が、
発達支援を受けていましたが、
意外とみんなジャズについて知っているので驚きました。

本編同様、ジャズの物語も解説し、
突っ込んだ話もみんな真剣に聴いていました。

でも、ここは発達支援の場ですから、無理は禁物。
プログラムの長さには神経を使います。
今回はちょっと長かったか、と少し焦ったのですが、
最後の曲を終えるとなんと谷地先生が、
「小さな世界」をリクエスト。

演奏を終えて時計を見ると、
演奏時間はなんと、1時間を超えています!
すご〜い!みんなよく聴いてくれたね。
2011年、私たちが始めに訪れた頃は、最長で20分、
始めは5分とじっとしていられなかったという子供達も。

「これならば学校行事もなんとか行けるかも…」

と先生は大感動。

お役に立てたならうれしいです。

懸案だったスプリンクラー設置の問題も、
なんとか解決し、後進の指導者も少しづつ育ちはじめて、
4年間の訪問で、今回初めて、
終了後に事務所で谷地先生とお話できました。

「いままではこの時間も取れなかったんです」

とおっしゃる谷地先生の、ほんの束の間の安堵の表情。
最後にライブを通してお預かりした募金をお渡ししました。

帰り際、はにかみながら感想を書いて渡してくれた子、
ずっと拍手してついてきてくれた子、
「むねがくるしい」と言ってくれた子。

温かい見送りにただただ、ありがとうございました。
また、たのしい企画を考えて、お邪魔します!


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6月15日 南無観 Vol.27がまもなく開催されます。

少しずつ準備をすすめてます。
今日はConnecting Placesの撮影/録音に行こうと思ったのですが、悪天候のため断念。風が強いと難しいので、ベストタイミングを待ってみます。おもしろい場所で出来そうです。無事に録音出来たらお知らせしますね!

前回のConnecting Places 香港編の作品をアップしました。

Honkong from Miya on Vimeo.



曾祖父のお墓参りを兼ねて、録音してきました。
ネオンが眩しい都会から少し離れた所にあるに外国人墓地。
街とのギャップが新鮮でしたが、墓地全体が美しく管理されていて安心しました。鳥の鳴き声が印象に残っています。

過去の作品もこちらのページで見られます。
どうぞよろしくお願いします。
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直書観音 Vol.6 無事に終了しました!


時間をかけて制作しているプロジェクトです。
今回も前に進むための手応えを感じる事が出来ました。

直書観音は古民家でパフォーマンスするという事にこだわっています。
ジャズミュージシャンとしてキャリアをスタートした訳ですが、
良い環境を求めて開拓していくうちに見つけた一つの方法でした。

ライブハウス以外の場所に音楽ファンの皆様にどうやっていらして頂くか、
ここ数年、試行錯誤していました。
今回、こうしてたくさんの方にいらして頂けた事、本当にうれしかったです。

雪妃さんとのパフォーマンスも会を重ねるごとに深まって行っているのを感じています。

皆様にご参加頂いたワークショップでは、会場全体が一体となりました。
参加してくださった皆様、本当にありがとうございます。



まだ直書観音にいらした事のない皆様に雰囲気が伝わる事を願って、
アンケートにご記入頂いた皆様のコメントをご紹介します。

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音と合わせて書くなんて初めての経験ですし、
今日は緊張以外の何ものでもなかったですが、
こういう楽しさも、またやってみたいです。
...................N・K様 

・書道は、小学生の頃に少しだけ習ったことがありますが、それであんな表現をできることを身近で観たのは初めてで、新しい何かに出逢った気がしました。
・書に合わせたmiyaさんの即興フルートの表現の豊さに聴き入ってしまいました!通常の音だけではなく、ホイッスルトーンなども交えてらっしゃいましたね。
・残念なのは、写真を撮る周囲のシャッター音が目立ったことです。僕も何枚かは撮らせて頂きましたが、極力パフォーマンス中は控え、シャッター音の無いカメラでの撮影とさせて頂きました。

...................N・K様

豊かな水の恵みを守る目白の古民家で、あの場だけで生まれる書と音の、空気の、光の、匂いの、優しさの、憧れの、鮮やかな緑の、紙の白さの、志の、知性の、、、
一瞬一瞬に変化する美しい重なりを心から楽しませていただきました。

視覚と聴覚のカノンに私たちも加わったワークショップもとても楽しいものでした。
手間をかけても観客の感性を育てる試みに、お二人の優しさ、誠実さを感じました。

...................R・T様

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本当にありがとうございました!

N・K様 ワークショップにご参加頂き、本当にありがとうございます!
観客があってパフォーマンスするというのは、
一人でやっている時と違う緊張感があるかと思うのですが、
そこを乗り越えて参加してくださった事に感謝します。
創作の瞬間を共有出来る事、私達にとっても特別な経験です。

N・K様 (偶然、上記の方と同じイニシャル!)
カメラのシャッター音に関するご意見、ありがとうございます。
皆様に良いパフォーマンスをお伝えするためにも
最初にきちんと撮影禁止の旨をアナウンスしなかった事を申し訳なく感じています。

おっしゃってくださったように、
どうしてもシャッター音によって、演奏に支障が出てしまうので、
次回はパフォーマンス中(ワークショップ含む)、
の撮影はNGという方針でいきたいと思っています。

直書観音はお客様も含めて、みんなで作っている手応えがあるので、
あまり神経質になりたくないとは思っているのですが、
それと同時に音楽は空中に消えてしまうからこそ美しいもので、
そこを味わって楽しんで頂ければ、
きっとより気持ちよくなって頂けると信じています!

写真ではなく記憶に焼き付くような演奏をお届けできるように精進します!

パフォーマンス中でない時の撮影はもちろん構いませんし、
最後の集合写真も恒例にしたいと思っています。
そして、次回に向けて皆様とつながれる新しいアイディアも準備中です。

R・T様
確かにゆうどの会場も大切な要素ですね。
うれしいメッセージ、本当にありがとうございます。

これからも皆様に愛されるイベントとして成長していきたいと願っています。
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

本当にありがとうございました。
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ギターのだいちゃん事、井川大輔さんにお誘い頂いて、
Daisuke & The Big Brothersのライブにゲスト出演させて頂きました。

メンバーは、何度か共演させて頂いているドラムの堀越彰さんと久しぶりのうれしい再会、そして、ベースの吉田健さん、ギターの扇田裕太郎さんと初共演。

ロックテイストの曲が多くて、私も新しい曲を知る事が出来たし、
だいちゃんのオリジナルもすっごくかっこ良かったし、
いかすバンド天国の審査員としても有名な健さんとの共演も感動でした!
同じくゲスト出演だった裕太郎さんとだいちゃんの2ギターも最高で、
だいちゃんの隅々まで配慮の行き届いたステージング、
大変勉強になりました。

バンドの音量は心地よく大き目でしたが、
堀越さんのドラムの音色がそれはそれは美しくて、
音量の事は全く問題ではありませんでした。

キレイな音色のドラマーと共演出来る事は、
フルーティストにとって、宝のような経験です!

だいちゃん、誘ってくれて本当にありがとう!
また是非、呼んでください〜!
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Can On Music Schoolの今月の一枚、そしてレッスンコラムを更新しました。

どちらもチャーリー・パーカー特集です。

レッスンコラム
今月の一枚
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Axis Mundi 2nd Live @ Pit Inn 無事に終了しました!
ゲストの横川理彦さん、太田恵資さんにご参加頂き、
言葉では説明出来ない、パワフルで忘れられないステージとなりました。

チャレンジングな内容でしたが、このライブのための準備の、
一瞬一瞬がすごく楽しかっし未来につながるものだったと思います。

Axis Mundiの土台をしいてくださって、プランニングなどすべて担当してくださった、ドラムの植村昌弘さん、様々なアプローチやコンダクションで曲の幅をものすごくひろげてくださったベースのナスノミツルさんに大感謝です。

そして、常にチャレンジし、進化し続ける山下洋輔さん。
自分の数十年後を想像した時に、現在の山下さんがどれだけ凄い事をされているのか、なんとなくしかイメージは出来ないのですが、こうしてご一緒出来る貴重な機会に、出来る限り多くの事を吸収したいと思っています。

コンダクションはこれからも勉強を続けて行きます。
Axis Mundiもまた続けていける事になりました!
また詳細が出ましたらお知らせします。

いらしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
これからもどうぞよろしくお願い致します。

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Axis Mundi Featuring 山下洋輔 1st Live 無事に終了しました!



今年はこのライブにかなり力を入れていたので、
この強い体験を消化するためにはまだ時間が必要ですが、
音楽の神様はチャレンジしつづける人の後ろについている事を感じるライブでした。

山下さんのピアノコンチェルト「Encounter」を、
バンマスの植村昌広さんがカルテットで再現できるようにアレンジしたものや、
メンバーそれぞれのこのユニットのためのオリジナルなど、
チャレンジは随所にありましたが、
私にとっての一番のチャレンジは小編成のコンダクションをするチャンスを頂いた事。

コンダクションが必要のない経験豊富なメンバーに対して、
どうやって面白くやりがいのある展開を作れるか悩みに悩んで、
それでも思いついた事をなんとか本番では出す事が出来たと思います。

実際にやってみて面白かったのは、コンダクションをいれる事によって、
コンダクションがメインのセクションだけでなく、
Notation (記譜された様式)の箇所にも変化があった事です。

私達の音楽では譜面に書かれた情報、Notationの箇所の必要最小限であって、
奏者の想像力や経験、技術によってふくらませるものではありますが、
たとえば譜面に書かれている事と明らかに違う展開になった場合、
(それはそれでアリなのですが)瞬間的な判断としては、
譜面に書かれているものをもとにして、
自分がどう反応するかきめていたと思います。
ところが、前後でConductionが入ると
メンバー同士の音のコミュニケーションが繊細で密な環境が整うので、
その状況でNotaitionの箇所で何かハプニングがおきても、
譜面にどう書いてあるか、という事よりも、
この音を出した人はどのようにしたかったのか、
という方向で合わせて行く事になって、
結果的に有機的で柔軟性のあるサウンドになったように感じました。

耳の情報が主導にする事に関して、
少し話はそれますが、かりゆしバンドのお一人、
美也子さんは皆から「みやちゃん」と呼ばれていて、
私も同じ名前なので、バンド内で呼び分けが難しいかと思いきや、

「みやちゃん」という響きを聞いた時に、
大体どちらの事を呼んでいるのか不思議な事にわかるのです。
その響きを発した声の主だったり、
会話の前後の流れだったりから判断しているのでしょうが、
とくにイントネーションを変える事もなく、
大体分かるので面白いな、と常々思っていたのですが、
一つの言葉の響きをとってもその前後にどういう流れがあってその言葉が発せられたのか、
感覚的に理解している部分がきっとたくさんあるのだと思います。

コンダクションはその感覚的な領域へのガイドというか、
西欧の和音を基に記譜された音楽に取り入れる事によって、
譜面に書ききれない情報を共有するための手助けになるように感じました。

さて、今回のライブにあたって、
コンダクションの創始者であるブッチ・モリスのビデオを片っ端から見たのですが、
その中で大変参考になるインタビューを見つけました。

ブッチ・モリス氏がどうやって独自のコンダクションを編み出したか、
語っている場面なのですが、伝統的な指揮法を勉強していた時に、
演奏中にBセクションに戻りたくなったらどうやって指示すれば良いか、
当時の指揮の先生に訪ねたそうです。
その時の答えが、作曲者にそのような意図はないのだから、
Bにもどる事はない、という非常にクラシカルなもので、
それを聞いたブッチ氏は、いいや、それは違う、
「Go to B」と言えばよいのだ、と直観して、
それをきっかけに色々とコンダクションのアイディアに繋がって行った、
とおっしゃっていました。

この下りを見て、衝撃を受けたのは詳細な内容よりも、
ブッチ氏が伝統的な指揮法のトレーニングをされていた、という事。
よく考えれば、合図を出すだけったら指揮棒はいらない訳で、
指揮棒を持っている時点で、何か意図があるに違いないと、
気がつくべきだったのですが、
そんなシンプルな事にも気がつかなかった自分の無知さを恥じつつ、
大慌てでネットでクラシカルな指揮法を学べる所を探して、
本番数日前にレッスンを取り付ける事が出来ました。

ありがたい事にすごく良い先生に出会う事が出来て、
その時のレッスンは、あまりにも急だったので、
単発ですぐに使えそうなアドバイスがメインだったのですが、
先生が示してくださったお手本を見て、
伝統的な指揮法からConductionのサインとジェスチャーの世界に、
応用出来る事がたくさんある事を確信しました。
今後、時間をかけてきちんと勉強していきたいと思っています。
この出会いだけでも、チャレンジした甲斐があったようなものです!

出会いといえば、会場にはパーカッション奏者のタケオさんもいらしてくださいました。
全身で音楽をきいてくださって、すっごく良いエネルギーが伝わってきました。
ベースソロの時は地面に手をついて床からの振動を感じていて、
こういう聞き方があるんだっ!と感動しました。
タケオさんのブログでも紹介して頂きました。
http://takeoyume.exblog.jp/24406132/
また、一緒に演奏したいです。

色々な場所や人々と演奏を重ねる度に、
良い音楽に「正解」はないのだと気がつかされます。
音楽の神様に出会えるようにチャレンジをし続ける事しか出来ませんが、
尊敬するミュージシャンと共演出来る機会に感謝して前に進んで参ります。
うれしい事に、Axis Mundiの2nd Liveが決定しています。
5月2日、新宿のピットインで行われる、
山下洋輔さんの3daysの初日にAxis Mundi が出演します。
しかもなんと豪華ゲストでヴァイオリン横川理彦さん、
太田惠資さんが入ります。
すっごく楽しいライブになると思います。是非皆様おいでください!
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かりゆしバンド20周年を記念した奄美群島ツアー、無事に終了しました。奄美大島のASIVIにはクオリティの高いスタッフチームに再会。沖永良部島では、老人ホームの慰問、うたしゃ、そして101と2カ所のライブハウスでの演奏で計四回の演奏。ライブハウスでは熱烈な歓迎を受け、哲さん、美也子さんの音楽がどれだけ人々から愛されているのか、あらためて感じました。

そして最終日の与論島でのコンサート。島内外から届いたお祝いの花が会場を埋め尽くし、徳之島から駆けつけてくださった通信特機の皆様の完璧な音響/照明で、万全の体制で演奏する事ができました。

私がかりゆしバンドと関わって7,8年が立ちます。最初に民謡をおしえてくださった先生でもあり、音楽以外の事もたくさん教わりました。

九州やインドで奉納演奏の旅に出たりと、音楽家として大切な時間を共有した事もあります。最近はメンバーの組み合わせによっては、よりエンターティンメント的な構成になる事もあって、その時にどうやって役に立てるか考えて行きたいと思っています。

写真は今月から与論に住む事になったインドのバウルのグルジーの息子、サダさんのFacebookより。
Miya MusicのFacebookページで、写真をシェアしてありますので、よろしければ見てみてください。

https://www.facebook.com/pages/Miya-Music/658907280829304?ref_type=bookmark




この写真は与論島の小学校のブラスバンド部で即興のワークショップをした時のもの。

今後、かりゆしバンドと一緒に演奏しながら、どうやって役に立てるかを考えた時に、こども達との交流は一つのキーワードになるような気がしています。幸い、6月、8月とまた島に行く予定なので、今から作戦を練ってみます。
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4月24日 Axis Mundi は今、特に力をいれている企画です。
山下洋輔さんのピアノコンチェルトのカルテットバージョンの他、
メンバーそれぞれこの日のための書き下ろしを用意しています。

今回の新曲づくりは苦戦しました。
昨年、チャクラライブのために書いた時はテーマを決めた後、
流れですっと書けたので、
今回もそのようにしてはじめてみたのですが、
流れをつかむどころか、巨大なパズルの箱をあけて、
パーツを全部出してみたのものの、
はまる場所がまったく分からない状態になってしまいました。

曲の性格によって書き方は違ってくるという事を改めて知りました。
今から思えば、最初に構成を決めたほうが上手くいくタイプの曲だったのかもしれません。
これは次に活かそうと思っています。

なんとか3月頭の第一次締め切りまでにアイディアをまとめて、
リーダーのドラムの植村さんに打ち込みの音源を作って頂いたのですが、
その後、色々となおしたい箇所が出て来て、今日、やっと修正が終わりました。

今回のテーマは「境界」。
立体的な読み方を要する譜面になったので、
実際に音を出してみないと分からない箇所もありますが、
現時点での全力は尽くしました。

私達がやっているような音楽は、
余白のある譜面で、共演者の技術によって、
ステージ上で完成させる要素があります。
だからこそ、私の場合、自分の音楽を演奏する場面で、
共演者を選ぶ際は楽器の種類よりも、
演奏者そのものに興味が湧いてくるのですが、
Axis Mundi のメンバーはどんな曲をだしても、
絶対に素晴らしくしてくださる事が分かっているからこそ、
今回の生みの苦しみがあったのだと思います。

ありがたい事です。
このメンバーでのレパートリーを増やせる事を願っています。
まずはリハを待つのみ。
これしかない!と思えるまで練ったので、
きっと上手くいくでしょう !

すでに届いているメンバーの曲もすごく恰好よくて、
やりがいのある内容になっています。

明日から奄美ツアーへ出かけて参ります。
かりゆしバンド20周年を記念したツアー、
島の大地とかりゆしバンドのメンバー、
そしてそこに集まる人々から、
きっとまた良いエネルギーをもらって、
東京に帰って来られると思います。

そして、リハ→本番です。
4月24日 まだお席がございます。
是非、お立ち会い頂ければ幸いです。
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こんにちは。
寒い日が続いていますね。
24日のAxis Mundiのための準備を進めています。

今月のお勧めの一枚、そしてレッスンコラム 更新しました。

是非のぞいてみてください ♪

お勧めの一枚
レッスンコラム


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南無観vol.26 そして、Story of Jazz vol.6 二つのソロイベントが無事に終了しました。いらしてくださった皆様、本当にありがとうございます!

お客様との距離を密に感じる南無観、
そして、Story of Jazz vol.6 Duke Ellington 編、
両方とも収穫の多い内容でした。

ソロでの演奏は、アンサンブルの演奏の際に気がつかないうちに曖昧にしていた事なども見えてきます。アンサンブルにもどった時により良い内容に出来ると思うので、それも楽しみですし、やりがいを感じている企画です。

ソロフルートで成立させるためには会場の音環境はとても大切です。
喫茶茶会記・銘醸館 両会場がすばらしいアコースティックで、
このような場所で演奏できる事に感謝しています。

こうして定期的に開催する企画を大切に繋いで行きたいと思っています。

南無観 Vol.27は6月15日 (月) 東京・喫茶茶会記
Story of Jazz vol.6は5月29日 (金) 南相馬市・銘醸館

です。

皆様のご来場、心よりお待ちしております。
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3月22日(日)
Miya ソロライブ 南無観 Vol.26 開催のお知らせ

みなさま、こんにちは。
今月もMiyaの最先端ソロライブ「南無観」の日が近づいて参りました。
四谷・喫茶茶会記の落ち着いた素材空間を、フルートの音色で彫刻します。
からだを意識したティータイムや簡単なエクササイズと新鮮な音は、
細胞が美しく生まれ変わる時期にぴったりな内容です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

南無観 vol.26 @ 四谷 喫茶茶会記 
(東京都新宿区大京町2-4 1F)
3月22日(日)
19:00 open 19:30 Start
料金 予約 ¥2800 当日 ¥3300 学生 ¥1500
ご予約はチームカノンまで team.can-on@miya-music.com 03-6427-9156

・・・・・・・ 今月のメニュー・・・・・・・・・

◆ 即興演奏(暗転からキャンドルの灯りで)
真っ暗な空間からはじめ、キャンドルの灯りで演奏する、最初の即興演奏です。

◆ Tea time(休憩)
今月はMiyaの香港土産「薔薇緑茶」をみなさんと味わいます。

◆ 呼吸のエクササイズ
2ndの始まりはおなじみ呼吸のエクササイズのコーナーです。
Miyaの演奏するフルートの音に合わせて、
お客様と一緒に座ったままでもできる簡単な呼吸法を行います。
すっきりした気分で後半のライブをお楽しみ下さい。

◆ Connecting Places コーナー

地上に人の数だけある特別な場所をフルートの音色で繋いでいくプロジェクト、
今回は今月10日に訪れた、香港の今にまつわる風景を編集した、
「香港 2015 編」をお送りします。

◆ 即興演奏
その月の南無観を締めくくる、最後の即興演奏です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
Miyaより

こんにちは。
少しずつ春の気配が感じられるようになってきました。

今回のConnecting Placesは香港編をお届けします。
曾祖父のお墓参りのために今回の旅を企画したのですが、
香港にあるイギリス人墓地はきれいに手入れされていて安心しました。
生まれ故郷を離れ、海を渡って新しい土地に骨を埋める事の重さを感じつつ、
80年たって、まさか日本からひ孫が訪ねてくるとは、
きっと曾祖父も想像しなかったのではないでしょうか。

フルート(=笛)は遠くに情報を伝える役割がある楽器でもあります。
時空間を超えてつながっていく感覚をイメージして今回の南無観もお届けして参ります。
皆様のご来場、心よりお待ちしております。

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前回の南無観で上映したConnecting Places 名取〜南相馬編です。これまでのConnecting Places募金(発達障害を持つ子供達を支援するS空間への募金)の様子や、宮城県岩沼市の人口防潮丘「千年希望の丘」(今月13日に天皇、皇后両陛下が震災復興視察のために訪問されたとニュースに出ていました)の様子などが収録されています。この千年希望の丘での録音昨年12月でしたが、南無観史上最低の寒さでした。音から空気の冷たさが伝わってくると思います。

S空間はこれから年に2回、訪問して参ります。
Connecting Places 募金も継続して行っておりますので、皆様のお志をお寄せ頂ければ幸いです。ライブ会場で声をかけていただければ、募金をお預かり致します。

(ちなみにこの最初と最後の音が切れるノイズは動画をMacで再生している時は入っていないのですが、Vimeoにアップすると出てしまうのですが、対処法をご存知の方がいらっしゃいましたら教えてください〜)

南無観vol.26のConnecting Places香港編を製作中です。
楽しみにしていてくださいね。

namkang25 from Miya on Vimeo.


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香港へお墓参りと取材を兼ねた小旅行に行って参りました。
もう貧乏旅行は卒業したい、と願ってはいるのですが、
ついつい格安のツアーに参加したら、
カプセルホテルのような場所でびっくり。

ホテルにはいられないので結局、
朝から深夜まで街中を歩きっぱなしの2日間となりました。

ご飯もおいしかったし、第二次大戦がはじまる前に香港で亡くなった、
曾祖父のお墓参りが出来たので満足です。

青山墓地にある外人墓地に埋葬されている方のように、
飛行機の発明よりもはるか以前に日本にたどり着き、
故郷を遠く離れた土地に骨を埋めるという事を想像すると、
胸に迫るものがありますが、
香港にあるイギリス人墓地も美しく手入れがされていて、
安心しました。これで、またイギリスとの縁がつながりそうな予感がします。

さて、香港はすぐちかくに海があるのに、
近代的な高層ビルがそびえ立つ空間というのははじめての経験。
街を歩く人々はみな早歩きで、活気を感じました。

色々とインスピレーションが湧いてきました。
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年に二回開催している書道家 白石雪妃さんとのプロジェクト「直書観音」 Vol.6 の詳細が決定しました!

ご参加頂いた皆様からご好評を頂いている企画です。
今回は「うつす」という響きをモチーフに書と音楽の融合体験をお楽しみください。

Vol.6より終演後、ゆうどの井戸水で淹れたお茶を飲みながらのアフタートークの時間を設けました。作品についての感想や質問、ワークショップの手応えをシェアしたりと、パフォーマンスの余韻を一緒に味わう時間にしたいと思っています。

皆様のご予約、お待ちしております。



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mjucこと高橋英明先生の作品のレコーディングに参加しました。
まだ発表前なので、作品の詳細はお話できないのですが…
デモの段階ですごく恰好よかったので、お知らせできるのが楽しみです!
もう少々お待ちくださいね。

何度かブログに書いていますが、高橋先生に数年間作曲を習っていました。
ジャズでのアプローチに限界を感じていた時に、
作曲の基礎を学べたのは視野の広がる体験で、
今の音楽活動のベースになっています。

今回ご紹介したいのは先生の新作、The Holeという
光る飛び出す絵本とCDです。



なんと、世界初の技術、折り曲げる事の出来るLED基盤とCDに反応するマイクが内蔵されていて、音楽に合わせてやさしい光が点滅します。

CDのみで聴いてもすばらしいですが、飛び出す絵本とセットだと効果は何倍もありそうです。この絵本の制作に関わる話を伺ったのですが… すごい労力!!飛び出す絵本の制作の大変さを考えると、比較的お値段が高くなるものだろうと思ってはいたのですが、今アマゾンで見るとお値段¥10584也。制作にかかるコストから見て、かなりお安い設定です。現在、残り15点。制作者の手元にももうないそうで、かなり貴重なコレクションになると思います。ご興味のある方は是非お早めにチェックしてみてください。

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Can On Music School 今月の一枚、そしてレッスンコラム更新しました。

今月の一枚→https://www.facebook.com/pages/Can-On-Music-School/140295886141035

レッスンコラム→http://miya-music.com/Miya-s-Lesson-Column




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昨年、モデルとして参加したEdwina Hoerlのコレクションの、
アートワークがついに公開になりました。

是非みてみてください~!
http://edwinahoerl.com/japan/collection_j.php

前回、あげた記事(B Gallery での演奏)の写真の衣装もEdwina Hoerlです。

以前にもライブ衣装として提供して頂いたものですが、
本当に気に入って、ついに購入しました!

この服はFKK ヌーディズムコレクションのものです。

Edwina HoerlのWeb Siteより↓

FKK-K ヌーディスムコレクション

ドイツ語のFKK(裸体主義)という言葉には、重要な、生きる上で大切な人間的な生活という意味が含まれている。それはまた、国、あるいは性別の境界もとっくに超えたものだ。:まさに身体をのびのびとふるまえる余暇と自分自身を文化的に表すことができる可能性なのである。

との事。
難しい事はおいておいて、
とにかく着ていると気持ちが良い。

あと、この服の面白い所は、腕や頭を通す穴が何カ所か空いていて、
どこから顔を出すかで、生地の立体的な変化が楽しめる所。

変な話ですが
昨年末、寝ている時に急に着ているものが苦しくなり、
自分が気に入った気持ちの良い服しか身につけたくない!
という発作的な衝動にかられました。

ヘビースモーカーがある朝起きたらいきなりもうタバコを吸いたくなくなった、
なんて話を聞いて、そんな事もあるのだな~、
と他人事のように思っていたのですが、
その被服バージョンの感覚に急に襲われたのです!

それからというもの、
本当に美しくて気持ちの良い服とはなんだろう、
と色々と試しているのですが、
エドウィナの服がその回答の中に入る事は間違いありません!

洋服ダンスの中身は長年かけてつくってきたものなので、
すぐにすべてのものを変える事はできませんが、
良いものであれば、同じものを繰り返し大切に使うように、
シフトしていきたいとおもっています。
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シルクスクリーン版画家の宮寺雷太さんのB Gallery での個展、
「Blue Cool Salt Mint」のレセプションパーティで演奏の写真です ♪




宮寺さんとはミヤつながりだったり、
私も大好きな色である「Blue」を中心に制作をされていたり、
鶏のモチーフなど (私は鶏年です)、
見つけようと思えば、色々と接点があって、
紹介してくださったB Galleryのオーナーに心より感謝です。



宮寺ブルーと呼ばれる独自の世界、本当に素敵なので、
是非みなさまチェックしてみてください。

さて、今回のお題は「Blue」。
ジャズとは切っても切れない縁の深い色です。

宮寺さんとお話して印象的だったのは、
海や空など、それ自体は特定の色をもっていなくても、
全体として見た時に色としてはBlueの印象になる事。
この事に興味を魅かれるとおっしゃっていたのですが、
これをジャズの言葉におきかえると、
ジャズの重要な要素は譜面に書く事が出来ないけれど、
演奏されている瞬間に完成して空間の中で消滅する音は、
まぎれもなく「ジャズ」である事に近いのかな、と思いました。

何故、Blueがこれほどまでにジャズミュージシャンに愛されるのか、
その考察は次回に置いておくとして、
Blueに関連する曲を思いつくままに書いてみます。

(◯◯ブルースを入れてしまうとキリがないので、それは省きます)

Blue Moon
Bluesett
Blue In Green
Blue Bossa
Rhapsody In Blue
Blue Monk
When Sunny Gets Blue
Blue Train
Mood Indigo
Blue Skies
Little Girl Blue
Peggy's Blue Skylight

アルバムでもKind of Blueがありますね。

この中から何を演奏するか迷ったのですが、

Blue Monk, Blue Bossa, Mood Indigo,
そして、Rhapsody in Blueを選択しました。

オーケストレーションをフルートソロ用に落とし込むのは大変でしたが、
10分強の演奏でなんとか全体像を捉える事に成功したと思います。

宮寺さんの作品は温度感がない所が魅力だと感じるのですが、
実際に宮寺さんの作品が並ぶ空間で演奏してみて、
ジャズはいくらCool といっても、
温度は生じるものだという事を感じました。

打ち合わせの際、Blueから世界をひろげても良い、
とおっしゃった宮寺さんのオープンな姿勢にも刺激をうけたし、
Rhapsody in BlueがBlueといいつつ、
ものすごく色彩豊かな作品だという事を身を持って知る事が出来ました。
そして、その色彩すべてを俯瞰して見た時に、
Blueという表現になるのかもしれません。

また宮寺さんの作品と一緒にパフォーマンスできるように、
自分の中のBlueを育てて行きたいと思っています。

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先日の代ナルのメンバーです。ピアノの井上ゆかりさん、そしてボーカルは博多から、豊島ひろこさん。ひろこさんのパワフルな表現を体感して、歌をもって旅するというのは、素晴らしい事だな、とあらためて思いました。「ジャズ」を演奏している事自体、どこか遠くの世界とつながっているのだとは思うのですが、それと同時に、表現者が根をおろしいる、大地から吸い上げた音が感じられるような気がします。知れば知るほど、面白い音楽です。

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4月24日 Axis Mundi 1st Liveの見所情報をアップしました。

Axis Mundi feat. 山下洋輔 1st Live を開催します!

Miya(flute)、ナスノミツル(bass)、植村昌弘(drums) そして山下洋輔(piano)をフィーチャーした新ユニット「Axis Mundi」が始動します。昨年11月のピットインでの山下洋輔セッションを機に結成。「Axis Mundi」として第一回目の記念ライブを、4月24日、渋谷・公園通りクラシックスにて行います。

◆ Axis Mundi の見どころ◆

◆ Compostion ~作曲~
メンバーそれぞれの作品、山下洋輔「Encounter」などを演奏。「Encounter」は2004年に佐渡裕指揮のもと、イタリア国立放送交響楽団・山下洋輔(piano)植村昌弘(締太鼓)によりトリノで演奏された。今回、これをAxis Mundiバージョンで演奏します。

◆ Improvisation  ~即興~
異なるバックグラウンドを持つメンバーが会しての即興演奏に山下洋輔が加わってより一層鮮烈なものに。

◆ Conduction ~指揮~
東京・ロンドンでインプロヴァイザーズオーケストラの活動に関わってきたMiyaなど、メンバーによる指
揮が入り、通常のカルテットライブとは異なる広がりを見せる。

…これらの三つの要素が絡み合い生まれるエネルギーでまわる回転ブランコに乗ったような感覚でお楽しみ下さい。

場所や日時など詳細はAxis Mundiのページにて。皆様のご予約をお待ちしております。
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・今月のレッスンコラム 更新しました。
「トリル再考」


・Can-On Music School 今月の一枚 更新しました。
詳細はカノンのFacebook Pageにて。



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うれしいお知らせがあります。
この情報を皆様とシェアできる事、幸せに感じています。



昨年の11月に開催された山下洋輔さん、ナスノミツルさん、
植村昌広さんとのカルテットの再演を熱望していたのですが、4月に決定しました。
しかも、この機会にユニットを組むという夢のような展開になりました。

即興の指揮も取り入れた内容で、メンバーのオリジナルの曲、
ジャズのフォーマットの即興など複数の要素が、
軸をもって回転ブランコのように、
まわりながらエネルギーをつくっていく様子をイメージして、
Axis Mundiというユニット名をつけました。

4月24日 公園通りクラシックスにて始動します。
こちらに告知用のページを作りました。
予約先のリンクもページ内にございます。
http://miya-music.com/Axis-Mundi-4-24
長く続けていけるユニットになる事を願っています。
皆様のご来場、こころよりお待ちしております。
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A Story of Jazz @ 南相馬 無事に終了しました。




























今回より南相馬との接点でもある宝玉義彦がナビゲーターとなり、
銘醸館の響きが豊な音環境の中、トークも交えての楽しい会となりました。

真ん中は宝玉氏がトレーシングで書いたルイ・アームストロングの絵。
ルイ大先生より、「思いっきり演んなよ♪」と包容力のあるエネルギーがビシビシ伝わってきました。

毎回、一人の偉大なジャズミュージシャンを取り上げるこの企画。
再開までにこれほど時間がかかった理由には、
ルイ・アームストロングの壁が大きかったと思われます。

ルイ・アームストロングの音楽から感じるエッセンスを
フルート一本で表現する、というチャレンジングな企画ですが、
チュニジアにいった事のないディジー・ガレスピーの話や、
「音楽家は多いに妄想すべし」との山下洋輔さんのお言葉を思い出し、
全力で妄想して、なんとかニューオリンズの1900年初頭の空気感、
様々なエネルギーが交錯するクリエイティブな要素、
サッチモの深い深い愛情溢れる音楽性などにつながれるよう
必死で演奏しました。

おかげさまでとってもやりがいのある内容で、
一つ壁を超える事が出来たと思います。

いらしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

銘醸館や、もう少し暖かくなってからやりたいと思っている歴史を持つ映画館「朝日座」など、素晴らしい環境にアクセス出来た事も、
再開できた大きな要因です。

まずは3回シリーズで続けてみます。
ご好評いただけたら、東京で開催した内容の再演や、
良い場所に出会えたら、東京でも再開する事を
目指して、アンテナをはってみようと思っています。

次回は3月30日 同じく銘醸館にて、Duke Ellingtonを特集してお届けします。

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A Story of Jazz が復活します。

ずっとやりたいとは思っていたのですが、
チャレンジングな企画なので、
なかなか動き出す事が出来なかったのですが・・・

3年ぶりに、最高の環境で再開します。

会場は福島県・南相馬市に位置する、
施設の一部が大正9年に作られた酒蔵、銘醸館。
酒蔵といえば以前、近江八幡にある酒遊館で演奏しましたが、
フルート一本で演奏するにはピッタリの素晴らしい響きでした。
酒とジャズは盟友ですし、歴史ある会場で出来る事、
大変ありがたく感じています。

今回とりあげる偉人は「ルイ・アームストロング」。
現代で音楽をやっている人は、どんなジャンルであれ、
(知らず知らずのうちにも含めて)
この方に影響を受けていない人は
いないのではないでしょうか・・・

聞き込むほどに、サッチモの愛称で親しまれたルイ・アームストロングが
音楽の地図に蒔いた種の大切さを感じます。

そして、そんな巨匠の残した音楽のエッセンスに
フルート一本で挑むこの企画。

偉人から感じた音の恵みを、
フルートの音色を通して表現したいと思っています。

これまで東京で開催してきたvol1〜4のミュージシャンの時も毎回チャレンジでした。
きっと、サッチモの世界にアクセスするためには必要なプロセスだったのでしょう。

乾坤一擲の気持ちでのぞみます。

さて、Story of Jazz vol.5〜7はシリーズとして南相馬での開催が決定しています。
一歩ずつ前進していきたいと思っています。
イベントの詳細/過去に取り上げたミュージシャンなどの情報はこちらで御覧頂けます。
http://miya-music.com/Story-of-Jazz-1-29

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10数年間愛用しているMy フルート、雨の日も風の日も共にいる、
身体の一部のような存在です。

楽器の調整はマメにしているのですが、
毎日開けたり閉めたり動かしたりしているうちに、
ケースそのものがボロボロになってきてしまいます。

毎日目にするものですから、なんとなく見て見ぬふりをしていたのですが、
今にも崩壊しそうな状態になって、限界がきてしまった… という事で、
ついに修理に出しました。

さて、楽器の修理となるとリペアの職人がいる訳ですが、
ケースはどのようにするかご存知ですか?

はじめて知ったのですが、ケースにはケース専門の職人さんがいるそうです。

愛用しているヘインズのケースはフルートケースの中でも
とくに薄くて軽いのです。また、オールドの楽器なので、
現行品とは違う仕様で、今、このケースを復元するには、専門の技術が必要だそう。

という事で、待つ事3ヶ月….!

やっと手元に帰ってきました!
この美しさ。まるで新品のようでしょ?
削れてしまった角はパテで埋め、内側のフェルトと外側の皮を張り替えました。



身体にピッタリのケースに収まって、フルートも幸せそう♪

おかえりなさい!
手に取ってみると、一緒に世界を旅したのだよなぁ…と涙がでそうになりました。
いつもお世話になっているフルート専門店テオバルトさんの作品です。
本当にありがとうございます!

修理に出している間は仮のケースを借りていたのですが、
もちろん構造上は何の問題も無いのですが、
やはり自分が慣れ親しんでいるものとは違うのです….。

入れ物、器、かばんなど、中身だけでなく、外側で包んで、守ってくれるものの
大切さを思い知った数ヶ月でした。

身体そのものは、私達にとって一番近くに感じる入れ物。
まだまだ寒い日が続きますが、皆様もくれぐれもお身体を大切になさってくださいね。

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南無観 Vol.26のフライヤーが完成しました。



Connecting Placesのコーナーは、香港編を予定しています。はじめて行く土地、これから撮影・録音なのですが、とても楽しみです。

南無観の音空間を言葉では説明するのがなかなか難しいのですが、お客様からうれしいお言葉を頂戴したので、紹介します。

南無観は音楽の始まりみたいなものではないかと思っています。あるいは「原始音楽」というか・・・。

リズムも和音も無い(あるのかも知れませんが)なかで、旋律と音の強弱と吹き方で音を紡いでいくというのは、やはり音楽の始まりかなと思ったりしています。


茶会記という密な空間で、お客様との距離を近く感じるライブで、このようなお言葉を頂ける事、これからも続けて行く励みになります〜!

この企画はこれからも私のライフワークになっていく予感がしています。音楽の要素一つ一つに丁寧にアプローチして、空気の振動を通して細胞で味わう音楽をお届けしたいと思っています。
皆様のご来場、心よりお待ちしております。
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Namkang vol.25 無事に終了しました。
いらしてくださった皆様、本当にありがとうございます。


写真は呼吸についての話をしている所。
南無観では、リラックスしてお楽しみ頂けるよう、
フルーティストの呼吸法をシェアする時間を設けています♪

さて、今年の私の音楽ライフのテーマは「相乗効果」になるような気がしています。
音楽的に取り組む事のすべての事、自分が主催するもの、
サポートメンバーで入るものも継ぎ目無く、
ただただ良い音楽をつくるという一心でやってきたのですが、
やっとそれらがつながってきて、一つ一つのプロジェクトがお互いに良い影響を与え合って、
さらに良い内容に持って行けるような準備が出来た手応えを感じています。

そのすべてのプロジェクトの最先端にあるのがこの南無観の企画です。
空気の振動を通して身体の細胞に響く音の感覚を味わって、
自分も、お客様も、気持ちの良くなる空間をつくる事、
そして新月の新しいチャレンジをこれからも続けて参ります。

音楽ファンの皆様、これからもどうぞよろしくお願い致します。
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レッスンコラム、久々に更新しました。
今年のテーマ「ハートを開く」事についてなど。

http://miya-music.com/Miya-s-Lesson-Column

そして、Can On Music Schoolの今月のお勧めの一枚の情報もアップしました。A Story of Jazzの再開を記念して、Louis Armstrongのレコードを紹介しています。

https://www.facebook.com/pages/Can-On-Music-School/140295886141035?fref=nf

是非御覧ください ♪
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1月18日(日)
Miya ソロライブ 南無観 Vol.25開催のお知らせ

みなさま、こんにちは。2015年も、
Miyaの最先端ソロライブ「南無観」をどうぞよろしくお願い致します。
さて、今月もその日が近づいて参りました。
四谷・喫茶茶会記の落ち着いた素材空間を、フルートの音色で彫刻します。
からだを意識したティータイムや簡単なエクササイズと新鮮な音は、
細胞が美しく生まれ変わる時期にぴったりな内容です。

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南無観 vol.25 @ 四谷 喫茶茶会記 
(東京都新宿区大京町2-4 1F)
1月18日(日)
19:00 open 19:30 Start
料金 予約 ¥2800 当日 ¥3300 学生 ¥1500
ご予約は喫茶茶会記まで 03-3351-7904

・・・・・・・ 今月のメニュー・・・・・・・・・

◆ 即興演奏(暗転からキャンドルの灯りで)
真っ暗な空間からはじめ、キャンドルの灯りで演奏する、最初の即興演奏です。

◆ Tea time(休憩)
今月は新年を祝って、昆布、大豆、梅干しの入った縁起物の福茶をみなさんと味わいます。

◆ 呼吸のエクササイズ
2ndの始まりはおなじみ呼吸のエクササイズのコーナーです。
Miyaの演奏するフルートの音に合わせて、
お客様と一緒に座ったままでもできる簡単な呼吸法を行います。
すっきりした気分で後半のライブをお楽しみ下さい。

◆ Connecting Places コーナー

地上に人の数だけある特別な場所をフルートの音色で繋いでいくプロジェクト、
今回は2011年から続けているConnecting Places 募金にまつわる風景を編集した、
「S-空間編」をお送りします。

◆ 即興演奏
その月の南無観を締めくくる、最後の即興演奏です。

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Miyaより

南無観の前身の企画だった「New Moon Connecting Places 報告会」の
第一回目のライブを2011年1月から、なんと4年が立ちました。
人生初のソロの企画、最初の頃は本当に緊張したのを覚えています。
今でももちろん緊張はしますが、皆様に支えられて、
「南無観」という名前に変えてからは26回目、
前の名前の頃も合わせると30回以上続ける事が出来ました。
もともとはじめたきっかけは新月に新しい事にチャレンジする事、そして、
当時はじめたばかりのConnecting Placesの作品を毎回上映する、という事でした。

2011年3月、Connecting Placesの作品づくりも兼ねた全国ツアー (滋賀・福島・島根・大分・熊本)
の初日に大震災がおこり、結局、福島を訪ねる事は出来なかったのですが、
その他の所で集まった志を福島に届けよう、という事ではじまったのがConnecting Places募金です。

知人の紹介で、震災直後支援の手が及んでいなかった、
発達障害を持つ子どもを支援する活動をされている谷地ミヨ子先生とつながり、
それからのご縁で募金活動を続けつつ、年に数回訪問して演奏会を開催して参りました。

谷地先生の子ども達への接し方を見ていると、言葉では説明の出来ない感動があります。
そして、絵本の朗読の名手でもあるミヨ子さんとの即興セッションが、
とても楽しくて、毎回実りのある内容となっています。

今までは、不定期での訪問だったのですが、今年から年に2回訪問して
しあわせ音楽会(ミヨ子先生が命名してくださいました)を定期開催する、と決めました。

今回のConnecting Places はしあわせ音楽会の定期開催を記念して、
谷地ご夫妻が震災前まで運営されていた、福島県南相馬市の旧MMサポートセンター、
そして、避難先の宮城県名取市で新たにスタートしたS空間の周辺で
録音/撮影してきた映像をお届けします。

それでは、会場でお会いできるのを楽しみにしています。
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あけましておめでとうございます。
2015年のブログはこちらのサイトでお届け致します。
今年もライブのお知らせやレポートなど
楽しい情報満載でお送り致しますので、
どうぞよろしくお願い致します!

さて、早速ではありますが、昨年末のライブレポート、写真がいくつか届いたのでご紹介します。

12月26日 チャクラライブ@大塚グレコ



新作;メンバーの宇宙をテーマにしたオリジナルコレクション。Chalagさんの映像で、本当に宇宙旅行をしているような気持ちになりました。



Chakra Suite は今回で4度目の上演ですが、今までの仲で最高の出来でした!素晴らしい演奏をしてくださったメンバーにただただ感謝です!



チームチャクラの皆様。今回の企画をしてくださったチェロの織絵さんに大感謝。また、ベストプレイス、ベストタイムで、きっとこのメンバーで再演できる予感がしています。最高のライブでした!

12月23日 仙台 クリスマス ディナーショー



2年連続で呼んで頂きました。仙台の老舗ホテルでのクリスマスディナーショー。ベルサイユ宮殿さながらのゴージャスな空間です。ボーカルはブラジルのKessy Costaさん。ブラジルのナンバーを中心に演奏しました。



ヴァイオリンはLaurent さん。偶然にも前の日と同じ、ヴァイオリン、ヴォーカル、ピアノという組み合わせ。ピアノのKevinさん、本当に素晴らしく、是非またご一緒してみたいです!

12月22日 クリスマスカルテット@代々木NARU



代々木NARUのクリスマスイベントに初参加。ビンゴゲームなど普段とは違った賑やかな雰囲気。井上ゆかりさん、里見紀子さんの音色に癒されます。長年舞台女優をされていた七瀬薫さんのステージングはエンターティンメント性抜群です。

12月20日 Duo with 香取良彦さん @ 国分寺セレオ



年末のうれしいサプライズで決まったお仕事、このステージで香取さんとDUOで演奏出来たのは、喜び以外なにもない環境でした。写真では伝わりにくいかもしれませんが、この他にも植物に囲まれた空間で、全部本物。有機的な空間で、すごく気持ちよかった。国分寺駅直結ですので、ちかくを通りかかった際はちょっとした休憩にもお勧めのスポットです。


12月19日 柳原陽一郎 [もっけの幸い] @クラシックス

(Photo By 深堀瑞穂 )



柳原さんのライブに参加させていただいて、普段の活動にもすっごく良いエネルギーが流れています。初共編の田辺さん、森本さんも最高で、本当に素晴らしいライブでした。

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2014年以前の記事はこちらで御覧頂けます。

http://miya-music.com/Miya-s-Voice-2014