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このページでは、Q&A、お勧めの音源、
曲の解説など、日々のフルートライフに役立つ情報を毎月更新していきます。
こんな事聞いてみたい!という事がありましたら、チームカノンまでご連絡ください。

Vol.67   視点を変えると世界が広がる


今、能管のお稽古で、とても長い「黄鐘楽(おうしきがく)」という曲を学んでいます。
日本の曲は西洋の曲のように、主題があって、そこから展開していく、
という形式ではなく、同じ事の繰り返しが少ないという特徴があるそうです。
面白いですよね!

そして、この黄鐘楽というのが、まさに同じモチーフがほとんどなく、
しかも長い。基本的に覚えないと吹けないので、なかなか大変です。

そこで、私の師匠が「この曲は情報量が多いからね」とおっしゃいました。
私は、これはなかなか良い考え方だな、と感じました。

闇雲に長くて覚えるのが大変!と思うよりも、
情報量が多いものを自分が扱えるようになる、と考える方が、
よっぽどモチベーションが上がります。

話は変わりますが、昨年、アメリカの電子音楽家・美術家の、
ビッキーことVictoria Shenさんのツアーに参加させていただいた時の話。

ビッキーはとてもチャーミングな女性で、
なんとハーバード大学で教鞭をとっているのです。(専門分野は電子系の何か)

Dommune に出演するにあたって、ビッキーの通訳をしてほしいという依頼があって、
ビッキーが講義しているビデオをYou Tubeで予習したのですが、専門用語も多く、
たとえ日本語だったとしても私が理解しきれないので、お断りしようと思っていたら、
そもそもビッキーが日本語が喋れるらしいので、通訳は必要なくなったとの連絡がありました。

そんなこんなで、ビッキーに初めて会うときはとても緊張したのですが、
お話してみたら、本当にチャーミングな方で、
第一印象でみんなビッキーの事が大好きになってしまう事がよくわかる、
大変素敵な方でした。

幸運なことにツアーの道中をご一緒して、色々お話する機会に恵まれたのですが、
難しい専門的な事も、ビッキーに説明してもらうと、すっと理解できるのです。
頭が良い人はこんなにも理解しやすく物事が説明できるのか、と目から鱗の体験でした。

ここまで書いて、私はみなさまにわかりやすく説明できているか、
若干不安ですが… 精進します!

それで、本題に戻りますが、余計な思い込みを捨てて、
ピュアに音楽と向き合う事ができれば、
難しいと思っていた事も楽しみながら解決できるかもしれません。

・長い → 情報量が多い
・難しい→ 総合的

今はこのくらいしか例が思いつかないですが、例えばジャズは実際に演奏するには、
楽器の技術だけでなく、西洋音楽の仕組み、
そしてリズムの取り方なども理解しないといけないので、簡単ではないですが、
それでも、ごくごくシンプルな段階からジャズ的思考を持って音楽に取り組む事はできるし、
結果的にジャズが演奏できるようになると、
そこから世界の色々な音楽につながるパスポートになります。
実際に私も邦楽古典の面白さが身にしみると同時に、新しい音世界に向き合うのに、
迷いなく入って行けるのは、しっかりした土台があるおかげだと感じています。

最初から「できない」ではなくて、
「楽しい」事にフォーカスを当てた指導を心がけます。
喜びの世界に一緒に行きましょう!




Vol.66 アナログとデジタル そして音程のコントロール



今回は、そんな事知ってるよ!というかたも多いかもしれないトピックから。

フルートの構造は、アナログかデジタル、どちらかと思いますか?

正解は….

デジタルです。

デジタルの定義は、区切った値で表現する事。
アナログは連続した(切れ目のない)値。

つまり、一音一音キーを押す事で音程が別れるフルートはデジタル楽器で、
ヴァイオリンのように音と音の間に区切りがないのがアナログ楽器です。

フルートもひとつの音に対して、アンブシュアや顔の角度で、
多少アナログなアプローチは可能ですが、
全体的に捉えたらデジタルで演奏することを前提に作られた楽器。

元祖電子楽器のテルミンやモーグ博士が発明した初期のアナログシンセサイザーなど、
電子楽器にもアナログなものは存在します。

平均律の事は一旦忘れて、単純に私たちの耳が知覚する2音間の音程の距離は、
意識的にデジタルに切り出そうとしない限り、
アナログの世界できくことができますし、声もアナログです。

フルートはデジタルに決められたキーを押しながら吹奏することによって、
スケール(音階)を吹く事ができます。

この概念を理解することで、ピッチ(音程)に対する恐怖心がなくなります。

吹奏楽の部活動などで、よく「ピッチを合わせるように」という教えを聞きますが、
私が高校生のときはこの事の意味がよくわかりませんでした。
耳で聞いて、問題なさそうなところに合わせる事はできても、
どういう理屈で音程が合っているのかわからないから、恐怖心が残ります。
その内、もしかしたら実は合っていないのではないか、と疑心暗鬼になって、
中途半端に頭部管の抜き差しをはじめると、もう泥沼です。

音程を合わせる事の、一番のコツは、自信を持って演奏する事。
まずは自分の音が聞けないと、他の音と合っているかどうかもわかりません。

ただ、意外に、この「自分の音を聞く」という事が難しくて、
鏡で自分の顔だけを長い時間集中して見続ける事が難しいように、
自分の音はしっかりと集中力を持ってそこにフォーカスしないと聞こえてきません。

なので、最初の段階は、自分の音がしっかり聞こえるまで音を鳴らす事。
これができない内はピッチを合わせることは考えなくてもOKです。
周りが合わせてくれます。

自分の音がしっかり鳴らせたら、合わせようとしている外部の音に対して、
高いか低いかわかるまで、思いっきり吹きます。
違いがよくわからない場合は、わかるまで、高い方、あるいは低い方にずらしていって、
どこかに必ずわかるポイントがあるので、
それで分かったら、少しずつ修正していけばOKです。

この作業でデジタルで区切られたフルートのキーとキーの間の音程を、
アナログで(アンブシュアや角度で)微調整しています。

基本のラ (ピアノのA4 440Hz )に合わせようとしている場合は、
頭部管の抜き差しの範囲で決めます。

フルートとピッコロの長さの違いを想像してわかるように、
管の長さが短いほど音程は高く、長ければアルトフルートのように低くなるので、
自分の音が低いと思ったら、頭部管を入れて全体の長さ短く、
高いと思ったら頭部管を出して長くして調整します。

音を低くする方が、調整できる長さが多いので、分かりやすいです。
逆に高くしたい場合は、差し込む長さの余裕がないと調整できなので、
最初から入れすぎないように気をつけてください。

初心者の方で、頭部管を差し込みすぎている方をたまに見かけます。
個体差はありますが、私は7mmぐらい抜いています。
あまり差し込みすぎると調整もできないし、
アンブシュアを形成するための音に響きに影響があるのでお気をつけくださいね。

フルートのピッチを合わせる方法は、
  1. 最初はアナログ(管の抜き差し)で基本の音を揃える
  2. デジタルで調整(運指を抑える) して、
  3. そこからアナログ(アンブシュアや角度)で調整する

の三段階。1は最初のチューニング時のみですが、2,3は曲の中で常に行います。

結局は耳が気持ち良いと思うところに合わせるのが、一番シンプルで正解なのですが、
もしも、不安に感じる事があったら、上記の順番を意識して、
一つひとつ丁寧にやってみてください。

一度、チューニングの方法がわかったら、
今度は逆に外す事の方が難しくなってくるタイプの事ですが、
まずは感覚をつかむ事です。一度掴めたら、一生の宝です。

私は最近、日本の笛を演奏するようになって、
まだ自分が慣れていない事もあるのですが、
日本の笛の音程を合わせる(合わせる必要がない場面もある)のに比べたら、
西洋のフルートが機能的にできていて、はるかに楽で、今まで難しいと思っていた事が、
全くどうでもよくなりました。

筒に穴を開けて、横向きに構えて、息を吹き込んで演奏するという基本は、
日本の笛も西洋の横笛もどちらも一緒。でも違う世界を知る事で、
自分のもともと持っているものをより理解できて、とても楽しいです。


Vol.65   即興ワークショップ(南青山)2020 無事終了!


2020年の即興ワークショップ。
ゲストにはヴォーカリストの高倉瞳さんをお迎えしました。
今回は「即興の根源を探る」と題してデレク・ベイリーの名著
「IMPROVISATION」の一部を紹介。
また、楽譜が発明される以前の世界の音楽の様子を、
トークを通して垣間見、いま、即興に参加する意義を自由に考えてみました。

現在見つかっている世界最古とされる楽器は、なんとフルート!
マンモスの骨や禿鷲の骨で作られた、
40000年以上前のものがドイツで見つかり、
2012年頃に年代が特定されています。
日本では縄文時代の土笛や、音の出る土偶などが、
現在見つかっている最古の楽器とされています。

また現在わかっているかぎりではAD700年頃から、AD1000年頃にかけて、
それまで口承が主であった儀式用の音楽が記譜が始まっています。

そもそも自由だった音楽が権力者によって収集され、
形を決められてしまうというのが世の常といえるでしょうか、
しかし、人々は逞しくその形を取り入れ、
はみ出しながら音楽を作っていったのだろうと想像します。
ゆえに即興演奏の場は、基本的に権力に与しない、
個人尊重と調和の場であると思います。

また「音楽によって自分が自由になる様を表現するのではなく、
自由なふだんの自分が音楽を演奏する事で自分を表現する」ことに興味がある、
という瞳さんの提言にもドッキリさせられました。

即興には、自由がどこにあるかを真剣に考えて、
音を出すことが必要なのではないかと、改めて思いました。

実際に音を出してのエクササイズでは、それぞれが瞳さんの声を聴き合い、
反応したり、自己に意識を向けたりしながら音をリレーしました。

最後は、全員がコンダクションを体験、
初めて参加する受講生も見事な個性を発揮していました。
当スクールにおいて、即興の持つ可能性はもっと広げられると確信しています。
参加して下さった受講生の皆様、そして瞳さん、本当にありがとうございました!



Vol.64  アコースティックとエレクトロニック 伝統的な楽器と電子楽器



「ジャズは死んだ」という話は、
10年ぐらい前からチラホラと耳にしていました。

幸か不幸か、私はその言葉に同調できません。
形式が時代とともに変化することは必然です。
私たちが魅かれるジャズの魅力は形式ではなく、
違う文化同士が出会って(ぶつかって)、
そこから新しいものを生み出すエネルギー、その魂そのものにあります。
いわゆるスタンダードの形式を取らなくても、その魂に触れ、
喜びを伝える音楽は継続できます。

音楽の魂・スピリットが、たまたまジャズが大衆音楽だった、
1920年代に宿った時期があったということ。
「ジャズは死んだ」と語る人々は、
ジャズのスピリットではなく、新しいものに出会う高揚感、
華やかしなり頃の人々が集う熱気や、それに伴うお金の動きのことを言っていて、
ジャズそのもののことを言っているわけではないと想像します。
その魂は今、形を変え、様々の音楽の中に息づいています。

私たち音楽家は、形式ではなく、
その奥に存在する魂そのものを伝えていくことが重要だと考えます。
音楽の形式、魂を運ぶ器は時代とともに変化します。
フルートを含む伝統楽器が生音で伝えられる範囲と、
テクノロジーを利用した電子楽器がリーチできる範囲は全く違うのです。

電子的なアプローチは私にとって新たな世界ですが、
今までの表現方法では思いもしないところに、
コンタクトできることが本当に楽しいです。

それと同時に最初に「幸か不幸か」と書いた理由もここにあるのですが、
今まで積み重ねてきた音楽の歴史は決して無視できるものではありません。

形式から学べることは計り知れないですし、
そこから自分の現在の音に落とし込めるものを見つけると、
たくさんの人に語りかける説得力が増します。

最近演奏しているホテルのラウンジでは、
演奏していない時間は、アンビエントハウスのような音楽が流れていて、
演奏が入るとジャズのエネルギーを持った、形式のある楽曲を演奏しいます。
これがなかなか良いバランスで、こういうのは大いにアリだと思いました。

また、先日たまたま見ていたYOU TUBEで、
下町でHip Hopをやっている子供たちの特集を見ました。(なかなか良かった!)
電子的に音を作ることに慣れている彼らが、
今から楽器を持って、さあ、ブラスバンドでもやってみるか、
ということには絶対にならないだろうなぁ、と思いながら見ました。

フルートを含む伝統的な楽器はいずれ使われなくなる日が来るでしょう。
音楽の形式は常に変化しますが、
音楽の本質、音で人を癒したり、元気になったり、気持ちよくなる、
ということが変わることは、人間が肉体を持つ限り、変わることがないでしょう。

私もフルートを使って、どこまでできるか、まだまだ探りたいし、
ジャズや形式のある音楽から学んで、自分の音に取り入れたいという方を応援します!

そして一つ言えるのは、ジャズという音楽の形式が、
Mary Lou Williamsの言葉を借りて言うと「苦しみ」にルーツを持つ音楽なので、
癒しや浄化の作用が強い音楽だということ。

ですので、自由自在に音を操って、
思い描く音の世界を作る時の土台としてジャズの形式を学ぶというのは、
とくにどこから始めたら良いかわからない、
という方にとってはとってもオススメなのです。

Vol.63  2020年、今年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさん、昨年はどんな一年でしたか?

私は新しいチャレンジに取り組み、音楽の幅が圧倒的に広がった一年でした。
今年も、生徒さん一人ひとりの音楽と向き合って、
一緒に成長していきたいと思っています。
そのために自分の音楽の幅を広げる事は本当に大切な事。

プロの方から初心者の方まで幅広い方にお越しいただいていて、
私自身、新しい事を勉強しているので、正直、初心者の方の気持ちがよくわかるし、
皆さんの上達の早さに漁ったりもします。
そして、いつまでたっても勉強する事があると痛感する日々です。

今年は初詣に行った神社で、能管の演奏を奉納させていただいたら、
龍笛を譲り受けるという奇跡がおきました。
プラスチック管です。これは竹製のものが手に入るまでお借りします。




見た目は能管とほとんど変わらないですが、
能管と違って、喉(内径を狭めてわざと音程を狂わせれる)がないので、音律が奏でられます。
早速越天楽を覚えて、新年の奉納をいたしました!

それにしても、わざと音程を狂わせる
(しかもなぜ?いつ頃から?もわかっていない)なんて、
能管はつくづく変な楽器です。
そして、変な楽器、大好きです!

そういえば、師匠の一噌幸弘先生が、
今、日本で音楽として捉えられているものと、
本来の伝統的な音楽との間にはあまりに大きな溝がある、
というような事をTwitterでおっしゃっていました。

確かに、実際に邦楽をやってみると、唱歌にはじまり、
音楽のコンセプトが全然違うことに驚きました。

例えば、音名を唱歌で覚えますが、例えば、
一つの音を「ト」と発音するとして、次の節でまた「ト」が出て来たとしても、
その「ト」と前回の「ト」が同じ音高だとは限らないとか、
笛はどちらかといえば、リズム楽器として機能するとか、
西洋式音楽のトレーニングを受けた身からすると目から鱗の驚きの連続です。

能管に限っていえば、そもそも「音階」という概念すらありません。
合奏のコンセプトも和と洋では全くちがう。

私も含め、この国で教育を受ける人々は、
伝統音楽のルーツが断たれた状態で、西洋の音楽に親しんでいるので、
全く新しい感覚で音が入って来ているのだろう、と想像します。

それはそれで面白いですし、
西洋、東洋両方ともルーツをしっかり理解することで、
さらに揺るぎないものになります。

私の音楽の土台にあるジャズという音楽の魅力は、その多様性にあります。
違う文化的背景を持つ音を吸収して、新しい表現としてアウトプットする。
こんなに面白いことはなかなかありません。

即興音楽のパイオニア、Derek Bailyも世界中の音楽のことを良く知っていました。
どんなジャンルでも一流の音楽家は幅広い音楽の知識と、未知の音への敬意を持っています。

私もそこを目指したいですし、なぜこのような事を書いているかというと、
Can On Music Schoolにいらしてくださる方から、
とても良い刺激を頂いている事、お伝えしたいのです!

年に3回のイベント(即興ワークショップ・アンサンブルミーティング・フルートパーティ)
そしてフルートパーティ後のスクールでの打ち上げも恒例化して、
ご好評いただいて、本当に嬉しいです。

Can On Music Schoolはただの個人レッスンの会場ではなくて、
技術のレベルを問わず、表現をしたい人が安心して集い、
さらに磨きをかける、サンクチュアリのような場にしていきたいと願っています。

最後に、以前も書いたかもしれませんが、
谷川俊太郎さんがおっしゃっていた「音楽は予言である」というお言葉。

私たちが音楽から受け取れること、
そして、自ら発信することで得られる恩恵は計り知れません。

一緒にさらによい音を目指して参りましょう。

Vol.62 オンライン レッスン始めます。
先日、確かめたいことがあって、ネットでジャズ理論を検索しました。
私が学んだ時は今のように気軽に調べることはできませんでしたが、
必要な情報は全て、ネットにありますね。驚きです。
ただし、正しいキーワードがわからない難しい。
そして、そもそも知らないことを学ぶために調べる訳だけら、キーワードがわかるはずがない。
そうしているうちに、中途半端な情報にたどりついて、ますます混乱する。
ジャズの理論をネットで学ぼうとすると、こういう状況になるのでは、と予想します。

先日、生徒さんにジャズのオススメの教則本はありませんか?と聴かれました。
今の所、これだ!という本に出会っていなくて、
そもそも言葉で説明できないから音楽が存在するわけで、ポイントの解説はできても、
全てを網羅して、これさえやればOKというような本は今後もでてこないと思います。

例えば、料理のレシピはネットにたくさん上がっていますが、
同じ材料、同じ工程で作っても、腕がある人と初心者では、料理の完成度は違うように、
ネットで見つけることのできるジャズ理論でも、
それをどう読み解くか、そして、
どうやって実際に使っていくかで生み出される音はまったく違ってきます。

そもそもジャズ理論、という言葉はあまり好きでなくて、
自由自在にアドリブをとるために必要な知識は理論というほど難しくないと思っています。

意識を持って音を聞き分ける耳を育てること、楽器を操る技術と並行して進めれば、
自然に身につくものです。そして、正しいキーワードを知れば、
独学で調べらることの範囲が大きく広がります。

音と積極的に関わることで、自ずと道は開けます。
そのきっかけとして、道に迷わないように、少しでもお手伝いできたら嬉しいです。

最近、自分でも新しく学びたいことがたくさんあって、いろいろと調べているうちに、
インターネットを使用したオンラインのレッスンがたくさんあることを知りました。
私も自分でスクールを立ち上げてから、スカイプなどでレッスンをやりたい、とずっと思っていました。
当時はまだ通信状況やソフトが信頼できるか、迷いもあり、実現しませんでしたが、
やっと時がやってきました。Can-On Music SchoolでOn Lineのコースを始めます!


アプリは実際に使ってみてよかった「Zoom」を使用します。
コードの仕組みの解説など、自由自在にアドリブをとるための基礎の説明を中心に想定していますが、
実際に Zoomを使用してみて、音環境も問題なかったので、楽器を使用したレッスンも対応できます。

最初はモニター価格での開始です!是非この機会に、ちょっとした疑問などお問い合わせください。

もちろん対面式のレッスンが一番オススメですが、
遠方でこられない方、時間的に難しい方のために、新しい選択肢として導入いたします。

いい事はどんどん取り入れて、前に進んでまいります!
是非お問い合わせお待ちしております。

Vol.61  新フルートバック ! 

久しぶりにフルートバックを新調しました。来年以降ツアーが増えそうなので、
荷物をコンパクトにする事が今の課題。しかしながら状況は逆行していて、
機材も楽器も増える一方。
最近、インプロの現場でアルトフルートを使うのが面白くなってきたし、
能管もどんどん使って行きたいので、
フルート、アルトフルート、グリッサンドヘッドジョイント、能管が入るバックを探して、
たどり着いたのがこちら。


ポーターのフルートリュックです。残念ながら今は販売終了しているそうで、
お店に在庫があれば買えるかも?という品物。私は、クラリネットのお店で購入しました。

下のチャックを開けると、アルトフルートの収納部が開く画期的なシステム。
楽器の他にMacも入れられる大きさなので飛行機の移動もばっちりです。

ポケットの数も程よく多すぎず、少なすぎず、
全面にある大きめのポケットは水筒を入れるのにちょうど良いサイズで、
水分と楽器を別々に収納するという望みも叶えてくれます。
縫製も生地の質感もさすがのポーター。とっても気に入りました。大切に使います。

久しぶりのリュックタイプ。思い起こせば、
活動をはじめたばかりの頃もリュックタイプのバックでした。
キャンパス地のしっかりした作りで、今思えばとても良いバックでした。
ありとあらゆるものを詰め込んで、ボロボロになるまで使用したなぁ。
使用頻度に波はありましたが、10年ぐらいは使ったかな。
でも元が良いものだっただけにもっと大切に使えば、
今でも使用できていたかもしれないと思うとちょっと悔しいです。
今度のものは25年使うぞ!


Vol.60 フルートパーティ 2019に向けて



今年のフルートパーティのスペシャルゲストはアコーディオンの佐藤芳明さん!
(写真はGreat Summit 2019 in 南相馬より) 毎年超一流のゲストをお招きしています。
これは私自身のチャレンジでもあり、参加してくださる皆様への全力をかけたプレゼント!
素晴らしい音楽家との共演は、一度の体験で、レッスン10回分以上の効果があります。
そして、一流の音楽家ほど、レベルに関係なく、
共演する相手の音楽の道の発展の段階に寄り添って、全身全霊でサポートしてくださいます。
私もそのようにありたい!この企画を続けることが自分自身のモチベーションに繋がりますし、
参加者それぞれの段階で、きっと次のステージに向かうきっかけになる事、本当に楽しみ!
今年はオリジナルの初演も多そうで、これまた楽しみな展開です。
どんな音が生まれるか!?フルートとアコーディオンの相性も抜群なので、
ぜひそこもお楽しみいただきたいです。
今後、受講を希望されている方も見学可能です。
ご興味ある方は是非チームカノンまでお問い合わせください。
今年は10月14日恵比寿にて開催です。

Vol. 59  アンサンブルミーティング2019、無事終了!


アンサンブルミーティング2019、無事に終了しました!
今回のテーマは「スケール自由自在!」。
それぞれにひとつ~ふたつずつ、スケールを担当して頂き、
作ってきて頂いたフレーズについて、ミーティングで理解を深めながら、
ちょっとした曲のモチーフに仕上げました。

スケールの違いもさることながら、
それぞれに作った人の個性も出ていて、
なかなかに面白い機会になりました。

今回は参加の証として、
文字通り、定規として使えるミュージックスケールを、
認定証とともにプレゼント!みんなニッコリ!

そして10月14日はいよいよ、
カノンのメインイベント、フルートパ―ティー2019!
今年はなんとアコーディオニストの、
佐藤芳明さんをゲストにお迎えして開催します。

年々個性豊かになるカノンミュージックスクール、
今年のパーティーもとても楽しみですよ~!



Vol. 58 スケール自由自在


今年のアンサンブルミーティングは「スケール自由自在」がテーマ。
これに向けて、生徒さんお一人おひとりとスケールについて、じっくり話し合っています。
その話を通して、耳でわかっていても、「スケール(音階)」の定義、
意味を曖昧なまま話を進めていた部分もあることに気がつきました。
アナログで無限に広がる音の可能性から、デジタル(平均律)を設定し、
その律の中からオクターブ内の組み合わせで作られる様々なスケール。
今回はお一人一つのスケールを担当していただき、
そのスケールを最大に生かすフレーズを書いていただきます。
そこからグループで合奏できるようなアンサンブルや、
そこから発展させて曲として仕上げたりする予定です。
ちなみに昨年は各参加者の曲の完成を記念した曲名入りのメダル(チョコ)が贈呈されたのでした。
今年もスケールをマスターした人には何やら贈呈式があるかも!

vol.57 怪我はチャンス


フルーティストの皆さん、右親指の付け根が骨折していても、
フルートは問題なく演奏できることを身を持って証明しましたよ。
一ヶ月ほど前に右親ゆびの付け根を骨折しましたが、演奏活動は無事続けています。
(左だったらアウトでした)つまり、右親指には全く力を入れていない、ということですね。
唯一困ったのは、右親ゆびの支えがないと、右薬指の可動域が狭くなるということ。
最初のうちはリングキーは難しかったので、
これだけは影響がありましたが、力を入れる、ということは全くないということがわかりました。
右親ゆびの位置で悩まれている方も多いと思うので、ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
とくに最初のうちは音が出にくいといろいろセッティングが気になると思いますが、
唯一の正解は腹筋以外は楽な状態であるということ。
腹筋だけは如何しても使いますが、あとはできる限りリラックスしてOKです。
音のイメージがしっかりあれば、多少セッティングがずれていても音は出ます。
あまり神経質にならずに、自由に、リラックスしていろいろ試してみてください~

さて、話は変わりますが、日本をはじめ世界の音楽界に多くの影響を与えた
コントラバス奏者の齋藤徹さんが5月18日にご逝去なさいました。謹んでご冥福お祈りします。
徹さんは私の音楽活動の幾つかの重要なポイントでご一緒させていただき、
音楽の奥深さ、得体のしれなさ、そしてポジティブなエネルギーを、
身を持って体験させていただきました。
長年の闘病しながらの演奏活動、大変なことだと頭ではわかっていても、
徹さんだったら何か奇跡を起こすはず、と勝手に信じていました。

刻一刻と迫るその時を誰よりも知りながら、見事に最後の瞬間まで自分の音を出し続けたお姿、
きっと忘れません。最後にお会いしたのは、
4月28日「スロッギーのワルツ」の発売記念ライブ。
素晴らしいトリオ、徹さんの音からはポジティブなエネルギーしか感じないのに、
なぜか最初の一音から涙が止まらず、経験したことのないような一体感でした。
私は一週間前に親指の付け根を骨折し、包帯を巻いての訪問でしたが、
それでも一応演奏はできる状態だったので、ぜひ、とお願いして一曲飛び入りさせていただきました。
その様子を見た徹さんがすかさず「怪我はチャンス!」と遠くから呼びかけてくださいました。
このお言葉には瞬間的にも助けられましたが、今後、一生エネルギーをくれる予感がします。

ピンチになった時こそ、得体の知れないチャンスが転がっているのかもしれません。
最後の最後まで走り続けた徹さん。そのエネルギーは前進する音楽家を強力な追い風で後押しします。
徹さんから頂いた音、お言葉大切につないでいきます。

Vol.56 南青山校・アンサンブルミーティング のご案内




今年のアンサンブルミーティングのテーマがでました!「スケール自由自在!」です。
音楽の雰囲気や、彩りを決める様々なスケール。
是非、この機会に自分が知っているスケールを整理して、
即戦力として使えるように再確認しましょう。
それぞれスケールの音の組み合わせには、様々な気持ちの良い効果が詰まっています。
1音1音を身体に響かせて、じっくり味わうことで、
音に瞬間的に反応できるようになる土台を作ります。
初心者の方はベーシックなものを、経験者の方は総復習をする内容にします。
どのレベルの方でもご参加いただけるようにしますので、楽しみにしていてくださいね。

また、今日、ちょうどレッスンでこの話題になったのですが、
フルートは力技のきかない楽器です。
アンサンブルをする時は、他の楽器の力を借りて、自分が実現したい表現を成立させます。
強引にできない代わりに、繊細で美しい表現を得意とする私たちの楽器。
今回は様々なスケールをモチーフにした曲を準備しますので、
フルートならではのアンサンブルを一緒に作りましょう♩


Vol. 55 南青山校・即興ワークショップ 大成功!



即興ワークショップ in 南青山にご参加くださいました皆様、本当にありがとうございました。
今回は、初のフルート以外の皆様が参加してくださって、嬉しい広がりのある会となりました。
しかも、急遽、超豪華ゲストがお二人も!
クラシックの世界から、ヴァイオリニストの森本由希子さん、
そしてモジュラーなどで世界的に活躍されている一楽儀光さんがゲストで参加してくださって、
とっても贅沢な会となりました。
私も含め、参加した方はかなりラッキーでした!
音楽の神様から特大ボーナスをもらった会になりました。
フルート以外の音色があると、アンサンブルの幅が広がります。
このワークショップは、即興の表現を知る事、そして慣れる事で、
普段の音楽をより豊かにしてほしいという願いを込めています。
自由な可能性を知ると、同じ1音にも様々な表現方法が見えてきます。
同じ一秒でも状況によって、長さが全然違うように感じるように、
即興の表現を知る事で音楽の様々な捉え方ができるようになります。
ここでの体験を普段の自分の音楽に持ち帰って、豊かな表現につなげていただきたいです。

年に1回のワークショップ企画、フルート以外の楽器のご参加で手応えを感じたので、
来年はもっとオープンな環境で試してみようと思っています。
広く、どなたでも気軽に参加できるように考えていますので、
是非ご参加いただけたら嬉しいです。

今回は、音楽の神様から、まだまだチャレンジを続けよ、と背中を押されたので、
開催を迷っていたもう一つの拠点、
福島県南相馬でもやはり 即興WSをやってみようと思います。
詳細が出次第、またお知らせします♩

Vol.54 即興マラソンセッション



2019年はじまってしまうとあっという間ですね。、
皆さんが着実に進歩していて私も大変励みになります。
自分も常に新鮮でいたいと思っています。
今年もそれぞれの個人レッスンでの技術の強化や、
即興ワークショップ/アンサンブルミーティング/フルートパーティ
3つのイベントでの音楽的広がりをとても楽しみにしています

予測不可能なチャレンジという点では、
最初の即興ワークショップが一番チャレンジングかもしれません。
参加してくださる方は楽しんでい頂きたいので、
例えば、みんなで一曲仕上げたような達成感を味わいたいのですが、
何が起こるかわからない即興の世界では明確なゴール設定が難しいです。

また、〇〇をイメージした即興、というアプローチは私はあまり好きではなくて、
事前に計画を共有すると、どうしても中途半端になってしまうので、
だとしたらきちんと効果が計算された楽曲に取り組むべきという考えです。
予測不可能、Unpredictableがベースで、
一瞬一瞬もものすごく大切にすることが、私の目指す即興の基本です。

ワークショップなのだから、達成感は諦めたくない。
4回目のワークショップ、過去にやった内容よりは進化させたい。
かといって、初めて参加する方にもやりやすい内容にしたい。

いろいろ考えて、今年の方針が出ました!即興マラソンセッションです。

時間を決めずにやる即興も美しいですが、今回はあえて、
唯一の共有手段として「時間」を選択します。
即興ワークショップの開催目標は、
参加してくださる皆様(+自分)の音楽的視野を広げること。
形式のある楽曲の中では普段なかなかできないアプローチをどんどん試して頂きたいです。
そして、今までの人生の中でやったことのないこと、
出したことのない音を1回は絶対に出して欲しいです。

今までやったことがないアイディアは、
すべてを出し尽くした後にやってきます。
限界を超えたところに初めて新しい表現が生まれます。

異なる経験/技術を持つメンバーのセッションは、
それぞれの音楽的体力も違います。
ですので、今回、時間を決めて、その中で各自できる限りの表現をしていただきます。
体力が持たない方は途中休憩もOK。

即興の中での自分の限界に挑戦するという目的を持って一緒の時間を過ごしてみましょう。

終わった後は、即興についてちょっとお話をしたり、
時間が余ればコンダクションもまたやるかもしれません。

是非お誘い合わせの上、ご参加ください。
Can On 南青山 の即興ワークショップは3月30日(土) 18:00~ です。
受講生でなくても参加可能ですので、興味のある方は是非お問い合わせください。

Vol.53 カノンミュージックスクール、2019年・新春のダブルキャンペーン!

全国一億人のジャズフルートファンの皆様、
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

さて、カノンミュージックスクールでは、
この1月、ふたつのキャンペーンを実施します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その1・新春・フルート事始めキャンペーン!

1月中に体験レッスンをお申し込みされたご新規の方に、
体験レッスンをまるっと1時間、3000円でお引受けします。
どうしようか迷っているアナタ!
この機会にぜひ当スクールのレッスンをご体験ください。

(申込の詳細は下に)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

その2・華麗なる復活・カムバックキャンペーン!

これまで当スクールをご受講されていた方で、現在休講されている方限定。
今年は猪年!あなたも猪突猛進で復活してください。
1月中に復帰を宣言(1~2月中にレッスン開始)した受講生の方には、
通常1レッスン1時間/8000円のところ、1.5時間/6000円で、
45分/6000円のコースをお申し込みの方は、1時間/4000円で、
あなたの積もる話を聞きながら、復帰レッスンを行います。
お茶も出します!

(申込の詳細は下に)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

上記キャンペーンのご利用を希望される方、お問い合わせなど、
お気軽にカノンミュージックスクール・03-6427-9156までお電話下さい。

HP ➡ http://miya-music.com/Lesson
の記事でレッスンの概要お確かめの上、

03-6427-9156までお電話頂くか、
team.can-on@miya-music.com

まで直接、ご連絡下さい。

携帯電話のメールアドレスをご使用の場合、
こちらからのメールを受け取れない場合があります。
問い合わせ等のメールはパソコンよりご送信頂くか、
パソコンからのメールを受信できるようにご設定下さい。

こちらへのメールでのご連絡から数日返信が無い場合は、
設定等による行き違いの可能性がありますので、
お手数ですが一度お電話にてご連絡頂きますよう、
よろしくお願い申し上げます。

お問い合わせ、お申し込みをお待ちしております!


Vol.52 南青山と南相馬 広がりと大地

2018年もあっという間に過ぎてしましました。
Can On Music School 南青山としては

・即興ワークショップ

・アンサンブルミーティング

・フルートパーティ

3つの主軸イベントが無事に開催できたことが何よりも嬉しいです。

さて、今回は場所の話ですが、
南青山を拠点として選んだのは、この街の雰囲気が大好きだから。
昨今のニュースで南青山の名前が嬉しくない形で報道されています。

児童相談所建設に反対の意見として、
「世界に発信する街に合わない」という意見がありました。

私が思う南青山の魅力とは、発信というよりむしろ、
世界中のものが集まってきているというところだと感じています。
大使館が多く、通り過ぎていく人が多い街ですが、
ここにいるとこの場所からどこへでも飛んでいけるような、
港町に通じるようなオープンなエネルギーが大好きで、
この場所を拠点に選びました。
南青山のエネルギーは受容と循環、
そしてより良いものを作っていこう、
という意識が路面に溢れていることだと私は感じています。
もちろん、児童相談所も賛成です。

素晴らしいものを持っている人たちが集う街として、
これからも南青山は魅力的な街であってほしいと、心から願います。

さて、今年のフルートパーティは初の試みで、
外苑前から骨董通りに引っ越してきた、
ジマジンさんにお世話になりました。
なんとカノンから徒歩5分!こんなに最高な立地はありません。

リハーサルはカノンサロンにて、
本番はジマジンにて、そして打ち上げはまたカノンに戻って、
アットホームな雰囲気でできて最高でした。

ジマジンは音響も雰囲気も最高で、
これからもきっと何かとお世話になります。
南青山サロンは今年でオープン5年目。
最初とその次の年のパーティでお世話になった、
ピアノの谷川賢作さんがゲストとして参加してくだって、
素晴らしい演奏で盛り上げてくださいました。



生徒さん一人ひとりの演奏も素晴らしく、
楽器の技術や経験に関係なく、
全員が良い音楽を作ることに集中し、
賢作さんのサポートにより、見事に花開きました。

生徒さんの初演のオリジナル曲が2曲あったのも、
本当に嬉しかったし、とにかく生徒さんは私の最高の自慢です!
打ち上げも賢作さんのおかげで大盛り上がり!
本当に大感謝です。

カノンに集まってくださる皆様は、
一人ひとりが芯の強い物を持っていて、
それをどう音につなげていくか、本当に楽しい作業ですし、
最高のものを持ち寄って、
それをオープンな場所でさらに進化させるということは、
私の好きな南青山の街のエネルギーの形に似ていると思います。
この場所でこれからも続けていきたいと思っています。

そして、カノンのもう一つの拠点、福島県南相馬市。
一緒に教室を運営している寳玉氏の地元です。
南相馬市の皆さんと関わらせていただいて、
大地と繋がっていることの尊さを身にしみて感じます。
ここでしかできないことが確実にあって、
世界に発信するという点では、
南相馬の方がずっと私にとってはしっくりきます。

来年は南相馬のカノンスタジオがリニューアルオープンしますので、
その情報も追々お知らせします。

南相馬の大地の力、そして南青山の物事をつなげて広がっていく力、
この二つの拠点のハイブリッドなエネルギーと関わって仕事をしていきます。
来年も生徒さんたちと一緒にクリエイティブな時間を過ごすのが本当に楽しみです。

私も前進します。
今年は本当にありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えください。

Vol.51 ワンポイントJazz レッスン in  南相馬

あっという間に2018年も2か月ですね。
今年はあと2回、南相馬の方でイベントがあります。
まずは、ワンポイントJazz クリニック in 南相馬。
この機会にジャズにトライしてみたい方におすすめ。
どんな楽器でも参加可です。ジャズのニュアンスの取り方や、アドリブの仕組みなど、
マンツーマンでのお試しレッスンです。
まだ空きがございますので、是非ご参加お待ちしています。
Vol.50 音と身体の関係について。

音楽全般とくに即興音楽では、リラックスした状態で聴くことができると、
より音楽の効果が感じられます。
音楽のパフォーマンスをする時、素晴らしい環境とまでいかなくても、
落ち着いて聞いていただける/ 落ち着いて演奏することができる、
いわゆるそんな普通の環境も、あって当たり前ではなくて、
準備することは はもちろん、維持することはさらに大変なことです。

たくさんの人の心配りと丁寧な作業が土台にあって、
やっとパフォーマンスをする舞台の準備ができるのですね。
スタッフでお手伝いしてくださる仲間のありがたさが身に染みます。

そして、パフォーマンスの場づくりだけでなく、
音を奏でる私たちは音が発生する場所、
つまり自分の身体を整えること、その土台づくりがとても大切です。

フルートを吹いて、健康で美しくなることが大きな目標です。
健康には様々な段階があるし、美の基準はそれこそ人それぞれです。
それでも、心と体の調和がとれていることが一つの基準になると思います。

生徒さんに接していて、例えば、
手の形、指の曲がり方一つとっても千差万別です。
シンプルな横笛はもちろん、フルートはとても良くできた楽器なので、
様々な手の大きさ、形に対応できるものですが、
それでも自分のその時の状態にあったぴったりのポイントは、
自分で見つけるしかありません。

自分にぴったりのポイント、
それは呼吸と連動した心と身体の調和のバランスを探ることにヒントがあると思います。

来年はヨーガ講師の青木陽佳さんと組んで、
いろいろ音と身体の関係性を探る予定です。

私ももっと良い音をお届けできるよう、
たくさん勉強してまたお伝えしますね。

Vol.49 グリッサンドヘッドジョイント

今回は、ライブで徐々に注目を集めつつある、
Robert DIck作グリッサンドヘッドジョイントのご紹介です。
今年の一月の即興ワークショップから使用しています。
最初はあまりコメントを頂けなかったのですが(涙)最近、使い方が慣れてきたのか、
「何それ!?」とのお言葉を頂戴できるようになりました。そう、そう!それが正しい反応です!
一体それは何なの?と目と耳を疑う不思議な装置、
グリッサンドヘッドジョイントは現代音楽のパイオニア、
Robert Dickが制作・販売しています。サイトに2008年の写真が出ているので、
世に出てから10年は経っているようですが、私が発見したのは、今年に入ってから。
能管を一噌さんに習いに行くにあたって、できる限りいろんな笛の可能性を知っておきたい、
と思い、You Tubeを見ていた時に、この頭部管がスライドする不思議な楽器を見つけました。
伸び縮みする頭部管を見た時は一瞬見間違いではないかと思ったほどです。
すぐに問い合わせで購入し、自分のヘインズに合うようにテオバルトさんで加工していただいて使用しています。


グリッサンドヘッドジョイント使用時の写真。
頭部管が少し左に長いの、お分かりになりますでしょうか?

頭部間の音色自体は現代的な方向性で私の使用しているオールドヘインズとの相性は、
抜群とは言えないのですが、
その方が今までの頭部管も使うので良いのかな、とおもっています。
今は曲によって頭部間を使い分けています。

頭部間の左側が空洞になっていて、
頬をアタッチメントで固定し顔を動かすことで左にスライドすると、
金属の蓋がスライドし、空洞が閉じて頭部管自体が伸びます。これによって、
左にスライドすれば音程が下がり、右に戻せば音程が上がります。

ギターのベンドのような効果を狙って制作したとのご本人談ですが、
確かに電気的な加工をしたかのような効果も狙えるし、
ブルースや民謡には大変よく馴染みます。
今のところ一番効果的に使えるのは即興だと感じていますが、
実際にインパクトがあるのは伝統的なスタイルの音楽の中で、
音を曲げたような効果を出した時のようです。

ただ、これは方向性を間違えると一発芸のような感じになってしまうので、
そこは慎重に使っていきたいです。

音を曲げると時間軸が一瞬歪むので、表現の幅が無限に広がります。
音楽の中では0.1秒ずらすだけで大きな効果があります。
ずれちゃった、ではダメで、コントロールしてずらすのがポイント。
これは大変技術のいることですが、共演者と最高のタイミングで歯車があってそういう体験ができると、
パラレルワールドは本当に存在するんだ、と思えるような、
複数の時間軸を自在に行き来できるような状況になる事があります。
私が経験した事はまだまだその片鱗だと思うのですが、このグリッサンドヘッドジョイントで、
今まで体験した事のないような超時空の感覚を目指します!

あまり器用なタイプではないので、この頭部管の本当の声がどこにあるのか、
じっくりと時間をかけて付き合っていかないとまだまだわからないところもあります。
またこの頭部管と比較して、もともとのヘインズも素晴らしく、ますます愛おしく感じます。

グリッサンドヘッドジョイント、時間をかけて付き合って、仲良くなっていきますので、
まだ聞いたことのない方はどうぞ楽しみしていてくださいね!

vol.48 暑い夏を乗り切る練習法

毎日暑いですね!こうも暑い日々が続くと、
練習の意欲も下がってしまいますよね。
さて、この暑い時期のフルート練習をどう乗り切るかですが…
一番のおすすめは練習しないこと!クーラーの効いた部屋で、
冷たいビールを飲みながらひたすら暑い時期すぎるのを待ちましょう。

フルート演奏だけでなく、すべての目的を持って遂行する作業は、
モチベーションを保つのに、技術や工夫が必要ですよね。
とくに趣味の世界になると、どこにゴールを設定するかは、
人それぞれ違うものだと思います。

音楽やフルートがなくても生きて行くことは可能です。
人生になくても良いものだからこそ、そこに時間や情熱をかけることは、
かけがえなく美しいことだと思います。
そこから得られる喜びは何物にもかえられない豊かさがあります。

フルートや音楽に興味を持って私のところに来てくださった方には、
ぜひ上達してますます豊かな気持ちになっていただきたいです。
そのためにお手伝いすることは私の喜びです。
一緒に新しい世界が開ける体験ができた時の感動は言葉にできません。

そんな上達のためのゴール設定の方法について少しお話します。

個人的な話になりますが、趣味である乗馬の上達のために、
どんな方法があるのかインターネットでいろいろと調べました。
そうすると、主に英語のサイトですが、
次から次に、指南書というか、
このやり方をやれば、確実に上達可能というサイトが出てきます。
詳細に知るには、相当の金額のコースを受講が必要とのページが。(泣)
というわけでまだ無料で見れる範囲しか見ていませんが、
すべてのサイトに共通するのは、明確なゴール設定と、
そこに至るまでのプロセスを非常に細かく設定していること。

馬術という伝統のある分野でシステム化されたやり方に感心した次第ですが、
音楽や他の事にも共通する事だと感じました。

とはいえ、音楽は目に見えないものだし、人と比べるものではなく、
喜びを共有するものなので、
ゴールの設定自体がなかなか難しいと思います。

もうすでに十分素晴らしいのに自信が持てないケースや、
自分が持っている才能や技術を使いこなせていないケースも多いです。

こういう事は意識してゴール設定をすることで解決できるような気がしています。

音楽は、その時自分を取り巻く環境、自分が今までやってきたこと、
そして、これからどうやって生きていきたいか、すべてが音になって表れます。

カノンにいらしてくださる皆様一人ひとりの音の旅、
その行き先は音を出す人自身にしか決められませんが、
そのガイドとして、時々登場して、
この道筋でいくと楽だよ、とか、こんな道もありますよ、
などとアドバイスをして、
その旅路を豊かで実りあるものにするのが私のゴールの一つです。

私は私の音の道を旅しています。
時々道が交錯して新しい道が生まれることもまた喜びです。

今月はレッスンの時にゴール設定の話もしていきたいと思っています。

vol.47 アンサンブルミーティング 大成功!

このスクールを立ち上げる時に、
年に1回は超一流の方とのセッションを体験できる、
Flute Partyを開催すると決めました。

実際にやってみると、アンサンブルにはアンサンブルのテクニックがあって、
例えばイントロやエンディングの作りかた、合図の出し方など、
一対一のレッスンではカバーしきれない要素があることに気がつきました。

そこで同じ楽器のフルーティスト同士で、
アンサンブルのテクニックを実践/実験する場を設けよう、
と始まったのがこのアンサンブルミーティング。

フルーティストのみの参加ですので、
普段ピアノ、ギター、ベース、ドラムに助けられている要素を、
全部自分たちでやります。

初めての方は自分の音にフォーカスし、
慣れている方には、他のフルーティストの伴奏を(フルートで)担当します。
色々な段階の方が集まる会だからこそ可能な実験です。

みなさん必ず何しかしチャレンジは設定しています。
他の方のサポートで入った場合、
どうやったら気持ち良く演奏してもらえるか、
瞬間瞬間で工夫するなど、どのような段階の方でも収穫があります。

普段は伴奏してくれる他の楽器に頼っている一面が浮き彫りになって、
一瞬でも気を抜くとどこをやっているかわからなくなる怖さはあります。
何かあったらいつでも助けに入ろうと私もスタンバイしているのですが、
今回嬉しかったのは私が入る場面がほとんどなかったこと!

みなさんしっかり自立して、自分の音を出して、
共演者の人とタイミングを合わせて、
素晴らしいアンサンブルを奏でていました。

音楽家同士にはテレパシーがあるというのは、
ジャズの歴史を体現するMary Lou Williamsの言葉ですが、
本当にその通りだと思いました。

言葉で説明したらものすごく時間がかかってわかりにくいことを、
音で会話したら一瞬で実現できる。

音は言葉の先を行く、と谷川俊太郎さんが著書でおっしゃられていますが、
これもまさにそうだと思います。

受講生の皆さんの演奏を聴いていて、
浮かんだもう一つ浮かんだキーワードは「和して同ぜず」。
良いジャズのアンサンブルを作るためには、
和と自立の絶妙なバランスが必要なのだと言うことがよくわかりました。

本当に一人ひとりが素晴らしい演奏で大満足です!

vol.46 フルーティストのためのジャズフルートバイブル

例えば、冷蔵庫の食材を整理したり、タンスの中の洋服を整理するとスッキリして、
次に何が必要かが見えてくる事ってありますよね。
音楽も一緒でレパートリーを整理するだけで、格段にレベルアップします。

もちろん、片付いていないキッチンから絶品料理を生み出す天才タイプの人もいるので、
一概には言えないかもしれませんが、人生の中で一度は自分のレパートリーを整理して、
これとこれは絶対に自信を持って提供できる、という曲を把握しておく事は絶対に損はないと思います。

今回のアンサンブルミーティングでは、参加してくださるフルーティストの皆様に、
「この曲は自信を持って、フルートの(自分の)音色に合う」という曲を選んでもらいました。
私だったら思いつかないような曲を持ってきてくださる方もいて視野が広がっています。
音楽に正解はないということを改めて感じます。

いよいよ6月24日のアンサンブルミーティングにて、
第一回目のフルートバイブルが完成します。
とっても楽しみです!

Vol.45 祝!南相馬での初JAZZ ワンポイントレッスン開催


南相馬で初のワンポイントレッスン。
南相馬でジャズフルーティストが集まるきっかけになるかと、
タイミング的にはゴールデンウィークが良いだろうとのことで急遽開催しました。
告知期間が短かったので、残念ながらフルーティストは来なかったのですが、
嬉しいことに才能のあるベーシストが参加してくださいました。
今回は楽器はなんでも可にしていて、これは私も初めての経験だったのですが、
実際にやってみて、今まで自分が経験したジャズのアンサンブルを機能させる方法や、
こうしたらソリストがソロをとりやすいよ、とかいろいろなアプローチが可能だということがわかり、
私にとっても実りある体験でした。

南相馬でこうしたイベントができることの最大の魅力は会場を借りることが簡単なことです。
パッと思いついたタイミングで気持ちの良い、ゆとりのある空間でこうしたイベントができること、
非常にありがたいです。銘醸館さま、いつもありがとうございます。


Vol.44 南青山サロン6月のアンサンブルミーティングに向けて。

アンサンブルミーティングも今年で3回目です。
試行錯誤で続けてきましたが、
だんだん有効な利用法が見えてきました。

参加してくださる方は、
初心者から経験豊富な方まで幅広いです。
初心者の方は、まず人前で吹くことに慣れること。

発表の場ではなく、実験の場ですし、
サポーティブなフルーティストしかいませんから、
安心して色々試してみてください。

経験者の方は、自分のメインの曲はもちろん全力でやっていただきたいのですが、
おそらく一番技術向上に役に立つのは、
他のフルーティストの伴奏をする時でしょう。
なかなか伴奏をする機会は私たちはないのですが、
人前で演奏する場合、伴奏してもらう事は多いと思います。

その伴奏してくださる方と同じ土俵で話をするためにも、
どうやってメインのメロディを吹いている人を気持ち良く引き立てるか、
この事が実感として掴めたら、大きな成長につながるでしょう。

今回はそれぞれがメインの曲を持ち寄って、
フルーティストのためのジャズフルートバイブルを作る他、
人数がいないとできない、リズムの練習などもやる予定です。
時間の芸術である音楽、
リズムの概念を私たちフルーティストもはっきりと、
打ち出す事の重要性を感じていますし、今回は色々と試してみたいです。

また、上級者用にMike MinieriのSara’s Touchをアレンジしました。
この美しい曲は様々な転調(珍しいKey含む)だけでなく、
リズムの仕掛けも大変素晴らしいので、
この曲を演奏する事によって、自分の中のとっておきの引き出しを作れる事と思います。

Vol. 43 ふえが増えた!


Can On Music Schoolでは、音楽を通して豊かな日々を送りたい、
という気持ちを大切にしています。そのような気持ちがあれば、
経験の有無や、年齢を問わず、一緒に時間を過ごす事で、
何かお互いにとって有意義なものが見つかると信じています。

いらしてくださる方一人ひとりが本当に幅の広い魅力的な個性をお持ちです。
様々な魅力的な音と接するうちに、
音楽を深く語る時の自分の方向性の変化や、
新たな視点が増えているのを感じています。

どうしてもある程度の経験を積むと、
初心に戻るのが難しくなる時があります。
偶然か必然か、私も別の角度ではありますが、
今、完全に初心の状態にあって、
そういう時に例えば新しく楽器を始めたい、
という方がいらしてくださるのは、何か運命を感じます。

例えば運指がわからないという場合、
フルートはもう考えなくても自動的に指がそこに行くようになっていて、
なかなかそういう気持ちを共有できなかったのですが、
今、チャレンジしている事に置き換えると、
運指のコントロールの難しさに大いに共感します!

何にチャレンジしているかというと…能菅です。
話せば長くなりますが、短くまとめると、
日本の伝統芸能の原点を知る事で、
西洋の音楽の最先端のシステムを使った表現とのバランスが、
自分の土台としてしっかり根付くのではという希望のもと、
今年から一念発起し一噌幸宏先生に習っています。

日本の笛のシステムは驚く事ばかりですが、
音階の概念がない事、打楽器的要素も担当する事など、
大変興味深く、これを普段のフルート演奏に活かせたら、
どんなに素晴らしい事か… !
まだまだ道のりは長いですが、能菅を注文したし、
もう後戻りはできません。

そのうちご披露いたしますので、楽しみにしていてください。

(写真は今お借りしているものです)

それで、初心の気持ちがわかるというのは、
能菅の場合、自分の中でイメージがあるのに、
指が思うように動かなかったり、
そもそもイメージの概要がつかめなかったりという事が、
痛いほど身に染みてわかるのです。

でも、この状態をフルートの今できている事と、
比較しながら一つ一つ分析する事で、
今までにないフルートの理解にもつながるような手応えがあります。

もう一つ、初心の気持ちがわかるのは、
趣味で南相馬で続けている乗馬です。

こちらはまったく思うようにいかないですが、
このもどかしい気持ちもまた、
発展途中のフルートの事に結び付けられるような気がしています。

馬と関わっていて、一番音楽にフィードバックがあるのは、
アンサンブルに関してです。

馬は、例えば、内心人間が怖いと思っている場合、
表面上はどんなに平気なふりをしていても、
それを鋭く察知して、人間をバカにする、
或いは一緒に怖がって手に負えなくなってしまうそうです。

私たちの表情や仕草の微細な動きから、
感情を読み取っているのですね。


考えてみると、アンサンブルするときは、
音の会話だけでなく、体の動きや仕草からも多くの情報を入手して、
それを元に音楽を進めます。
指揮が一番の例ですが、音が鳴っている瞬間だけでなく、
その前後の身体の動きにもアンサンブルを成立させるための、
多くの情報が含まれているのですね。

また、馬と接して、わかったもう一つのことは、
自分の意思だけでは物事が進まないということ。

音楽に置き換えると、強い意思があれば、
理想のアンサンブルを作ることが可能と思っていましたが、
そうではなくて、思いが通じていないと思ったら、
押し続けるのではなく、きちんと伝わるまで待つ事の重要性を学びました。

音楽だけだとこの辺りの事が、
他のもの事にカモフラージュされてしまって、
見落としてしまうこともあるのですが、
馬との関係性だと、うまくいかない時は、
何をやっても、ウンともスンとも、馬は動きません。
でも、ちょっと待ってみて、全体を眺めて、
気持ちが揃うタイミングで合図を出せば、
驚くほどスムーズにコミュニケーションが取れる事があります。

これはもちろん音楽にも応用できるし、
はっきりとわかったのは大きな収穫でした。

乗馬は最高に楽しい趣味ですが、
どんな趣味でも、趣味からのつながりは、
考えもしないところに簡単に繋がれる、
すごいツールだと思います。

カノンにいらしてくださる皆様には、
音楽という素晴らしい趣味を様々なところにつなげて、
どんどん豊かな気持ちを広げていってほしいです。


vol.42 フルートティストのフルーティストによる、
フルートのためのジャズスタンダードバイブルを作ろう!


Can On Music Schoolにいらしてくださっている皆様は、
様々な音楽的背景/人生経験/それぞれが持って生まれた、
素晴らしいセンスを持ち寄ってきてくださって、
私もとっても良い刺激を受けています。

毎年秋の恒例フルートパーティは個性あふれるバラエティ豊かなラインナップになっていて、
それが今から楽しみなのですが、ここであえて、
それぞれが「ジャズフルーティスト」として自信を持って演奏できるレパートリーを、
再確認すべく、6月に開催を控えるアンサンブルミーティングのテーマを決めました。

自分のジャズのレパートリーの中で、
一番気持ちよく吹けるものをそれぞれ持ち寄って、
ジャズフルーティストによるフルートのためのスタンダードバイブルを作ります。

フルート(自分)の音色が一番響かせることができる、
心の底から気持ちよく吹ける曲。他人と比べるものではなく、
吹いていて、自分が気持ち良いと思うもの、自分自身に感動するもの。
体の中で気持ちよく空気の振動を感じられれば、
きっとそれは聞いている人も感動するものになるはず。

ジャズの歴史の中ではどちらかといえば脇役だったフルートですが、
そういう垣根も今は無くなっています。

どのような曲が集まるか、今から楽しみです。
私もポイント別に自分が気に入っている曲を提案します。

2018 Mar

vol.41  祝!即興ワークショップ初開催@南相馬

今年は即興演奏やコンダクション(即興指揮)をもっと深めたいと思っています。
ジャズの重要な要素の一つでもある即興ですが、
音楽の表現のカテゴライズとなると、
ジャズと即興は別のものです、

音楽の形式だけで言えばコードがある程度支配し、
リズムもどんなに複雑な形をとったしても枠組みがあるというのが、
ジャズの音楽形成のベースになっています。
このしっかりした枠組みというのがキーポイントで、
ジャズの中の即興は枠組みがあって大体の深さや距離がイメージできる、
プールで泳いでいるようなイメージだとしたら、
即興はどこまで泳げば良いのか、どのくらい深いのかも、
行ってみないとわからない、海で泳いでいるような感覚に近いです。
どんな音楽でも自由と秩序のバランスが重要です。

即興はやりたい事をやりたい放題という事ではなくて、
今自分がいる空間で、自分自身や同じ空間を共有する素晴らしい仲間と、
どれだけその瞬間を感じ、共有し、大切にその瞬間を生ききるか、
そこにフォーカスする事が醍醐味だと感じています。
時間の芸術/数学とも言われる音楽の喜びを、
最大限に感じる事のできるアプローチです。

意外に感じるかもしれませんが、
即興の手法はある程度体系立てて語る事が可能です。
そして、それを他のジャンルでの活用となると、
無限の可能性を持ちます。
即興のコンセプトを自分の中に持つ事ができれば、
必ず自分の音楽にとって良い影響があります。
ですので、どんなジャンルでもを演奏したい方にも、
是非本格的な即興を体験してみることをお勧めしています。

東京では何度か開催した即興ワークショップですが、
南相馬ではどのくらい反応があるかが未知数で、
でも、とにかくどこかで始めなければ、永遠に始められないので、
後先考えすに場所と日程を押さえたのが今回。

南相馬で活動するようになって本当に良かったと思うことは、
素晴らしい場所が簡単に利用できるという事。
ありがたい事に東京でも良い場所でさせていただいていますが、
今、気に入って利用している場所に出会うまでは、
涙なしには語れないさすらいの日々もあったし、
良い場所は当然競争率も高いので、
かなり前から計画をしないといけないし、
失敗できない、というのプレッシャーがあります。

今までの自分のパターンでは考えられない、
フットワークの軽さで今回の企画を準備して、
どうなるかわからない実験的な気持ちで臨んだ会でしたが、
結果的には大成功!
こういうやり方もある事が体験できてすごく良かった!

今回のワークショップに参加してくださった方は、
ギター、鍋の蓋、おろし金、法螺貝など、
南相馬ならでは?の楽器もあったりしてとってもユニーク。

今回集まったメンバーが偶然か必然か、
音楽的にオープンで柔軟な心の持ち主で、
新しいことにチャレンジすることを恐れないこと、
その空間にいる全員の音を尊重すること、
全てが可能な優秀な3名が集まりました。

譜面に書いたらものすごく難しいことを、
瞬間的に可能にするのが即興の醍醐味。
この日も素晴らしい作品がいくつか出来ました。
全員、即興指揮にもチャレンジして、
楽器の技術だけではなくて、
音楽構築のアイディアもいろいろと実験しましたよ!

ワークショップで行う即興は1960年代以降、
ロンドンで起きた即興の流れの考えかたをベースにしています。
おすすめの本がいくつかあります。
デレク・ベイリー著「Improvisation 即興の彼方へ」
日本語訳もありますので、興味のある方は是非!

2018. Feb

Vol. 40 2018年 どうぞよろしくお願いいたします



古代ローマでは幾何学/算術/天文学/音楽は同じ、
リベラルアーツという括りで学ばれていたそう。

幾何学は平面の数学で音楽は空間の数学であるというのをどこかで読んだ事があります。
そんな音楽の数学的側面をわかりやすく書いた本はないかなと探していたのですが、
ついに、理想の本に出会いました。

音楽の美しい宇宙
Jason Martineau 著 山田美明 訳
創元社 アルケミスト双書

音楽を数字でとってもわかりやすく解説しています。
挿入されているグラフィックが本当に美しくて、
それを見ているだけでも直観的に身体に入ってきます。

理論書とは一線を画す独自の体裁の本です。
音楽の仕組み~記譜法まで小さな一冊にまさに宇宙が凝縮されています。




ちなみにコードには様々な表記がありますが、
Standardized Chord Symbol Notation のシステムを使用するのがおすすめです。
このシステムはCount Basieのアレンジャーとして有名なSammy Nesticoが推奨していて、
私も昨年ごろから徐々にこれに切り替えています。
コードのグラフィックから、積み重ねの仕組みまで、
細部にわたって書かれていて、
これを使うと曖昧な表記が不可能になるので、
自分の思い通りのサウンドを書くことができます。

逆に自分がどの音の組み合わせを欲しているのか、
明確にわからないと書けないので、
コードのシステムを完璧に自分のものにできます。

システムを理解するのに、ちょっと時間がかかると思いますが、
その分得られることが多いです!
この本もおすすめしたいのですが、残念ながら絶版になっているようなので、
興味のある方はレッスンでお伝えしますので、お声がけください。

2018 Jan