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11月9日(金)アトリエ第Q藝術にて行われるトマツタカヒロ展 「狂える肉態」に、
詩人の寳玉義彦さんと出演します。詩とのコラボはトマツさんのご指名の組み合わせ。
先日,同じく第Qにて行われた齋藤徹さんの詩人とのコラボのライブを見てきたばかり。
本当に素晴らしく大変刺激を受けました。これがトマツさんの企画で活かせるでしょうか!?
どうなることやら、とっても楽しみです。 詳細はFace Book のイベントページにて。https://www.facebook.com/events/235595253969138/
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10月7日、横浜JAZZ PROMENADEに井上信平さん率いるAll FLUTES COMPANYで出演します。
ジャズプロムナードでは毎年一つの楽器をメイン楽器として取り上げていて今年はフルートが選ばれました。
ジャズフルートの素晴らしさをもっともっとたくさんのたくさんの方に知っていただけるチャンス!
全力で臨みます。どの楽器でも同じだと思いますが、
こういう機会でもなければ、なかなか同じ楽器同士で集まることもありません。
7名の個性的なフルーティスト。リーダー、信平さんの明るく、懐の深いお人柄で一つにまとまりました。
フルートって本当に美しく、楽しく、面白いなんです!
時空を超える7色の音色、是非10/7 みなとみらいホールに聞きにいらしてください。
きっと好きな音色が見つかると思います。
詳細はジャズプロのサイトにて!
http://jazzpro.jp/12002
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ライブレポートのページ、更新しました。直書観音レポートです。
9/9 重陽の節句をモチーフにしたパフォーマンス。
12回目を迎え、リピーターの皆様が来てくださる事本当に嬉しいです。
さらに嬉しかったのは、通りがかりで入ってくださった方がいらっしゃったこと。
即興のライブはいきなり入るにはハードルが高いと思われるかもしれませんが、
直書観音は丁寧に作っているので、絶対に楽しんでいただける自信があります。
通りがかりの方がいらっしゃることは武相荘だからこそのありがたさもあると思うのですが、
たまたま聴いてくださった方にも喜んでいただけたこと、
即興の楽しさを伝えたいと始めた雪妃さんとの直書観音が一つの実を結びました。
今回のテーマ「あう」にぴったりな一期一会な出来事でした。
訓読み(日本古来の音の響き)をテーマに制作している直書観音では、
このように度々予測しない形で嬉しいご縁が繋がります。

ワークショップでは、菊の節句である9月9日にちなんで9拍子を演奏しながら、
九の文字を重ねて菊という文字を作る事に挑戦。
9拍子はチャレンジでしたが、奇跡の連続で、まさかの(!)大成功!!
皆さん本当に凄かったです。
参加してくださったチームが9拍子を数える中、
私はエフェクターでフルートの音を重ねて9拍子を作りました。

今までエフェクターは禁じ手にしてきたのですが、
音を重ねる事をするには、この重陽の節句のタイミングしかないと思い、デビューしました。
家で練習した時は靴したや裸足でフットペダルを踏んでいて調子が良かったのですが、
まさかの草履で踏んだら力が入りすぎて、途中で停止してしまうハプニングが!
それでもリズム隊の皆さんが全く動じずに9拍子を続けてくださったので、 奇跡の復活ができました。
私が失敗し、参加者の皆様に助けられ、成功するというまさか体験。
9拍子は難しいからできない、何てことは全くないですね。
お客様を信じることの大切さ、そしてこれはできないかもしれない、勝手に決めつけることは、
絶対にしなくて良いのだ、と改めて感じた最高の会でした。

レポートには皆様から頂いたアンケートも記載しています。是非お読みください♪
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肉態表現のトマツタカヒロさんが第Q藝術で11月に行う、
トマツタカヒロ展のイベントに詩人の寳玉義彦さんと出演します。
 
まずは第一弾の打ち合わせ。トマツさんとは今年の5月に初めてご一緒させていただきました。
一緒にやるまでは、肉態って一体なんなんだ?と多くの謎を感じていたのですが、
実際に共演してみて、言葉では言い表せない不思議な魅力があると感じました。

言葉つながりでトマツさんは言葉と肉態ということを最近取り組んでいらっしゃるそうで、
寳玉義彦さんとの組み合わせでのご指名。
トマツさんが制作した美術作品の展示の中、
私たち3人の幾つかの組み合わせでのパフォーマンスになりそうです。

トマツさんの作品はこれから見せていただくのですが、テーマは「混沌」とのこと。

混沌の中からどんな表現が生まれるのか、
まだ私も想像がつかないのですが、楽しみに準備してまいります。
本質に直結するまっすぐで不思議なトマツワールド、是非体感していただきたいです。

私たちの出演は11月9日(金)。成城学園の第Q藝術、素晴らしい空間です。
また続報はわかり次第お伝えしますので、どうぞ楽しみにしてくださいね。

以前ご出演頂いたConnecting Peopleでトマツさんが肉態について語ってくださいました。
わかるような、わからないような、未知の引力があります。
まだご覧になっていない方は是非チェックしてみてくださいね。



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Connecting Peopleのページを更新しました。


国際的に活動する書道家の白石雪妃さん。6年前から直書観音のユニットを一緒にさせていただいています。
今回は9月9日 重陽の節句でのパフォーマンスについて、
そして書道家生活10周年を記念して、あらためて活動のご紹介などお話を伺いいました。
たくさんの音楽家たちからの評価も高い雪妃さんの素敵な世界、是非ごらんください。
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各ページ更新しました。詳細は写真をクリック!
ライブレポート
9/2 ニーシカトリオ

レッスンブログ
グリッサンドヘッドジョイント

Can On Music School
今月のおすすめCD



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ニーシカトリオ 無事に終了しました!
涙あり笑いあり、どこか懐かしいけれど、新しいサウンド。
荒井さんのお稽古場に「一撥入魂」という立派な書がありましたが、
まさにその通りのお二人のアプローチに一音一音視野が広がって、すごく楽しかったです!
たくさんの方にいらしていただき、嬉しいです。
詳しいレポートはまた後ほど。いらしてくださった皆様本当にありがとうございました!

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目白でゆうどで行われた翻訳家・内藤里永子さんのお話会、
[ターシャ・テューダーの古風な自給自足の農園暮らし]の会に行ってきました。

大地に根ざした表現者の代表、ターシャ・テューダーさん。
ターシャさんの生き方は芸術家だけでなく、現代の社会で、
美味しくて安全な野菜を次の世代に残したいと考える農業に携わる方もたくさんのファンがいるそうです。

今回の企画も身体にも心にも優しくてお水にこだわる、
時空カフェを展開する下山直子さんのカフェナシタとの共同企画のライブで、
内藤さんのお話と、身体表現のなかええみさんによる「ダンスの贈り物」そして、
カフェナシタのオーガニック野菜の軽食付きのなんとも贅沢なイベントでした。

そのカフェナシタの軽食と言うのが、軽食の範囲をはるかに超えていて、
滋味にして贅沢お食事でした。野菜中心で一切動物性食品は使用していないお料理ですが、
薄味のオーガニック料理とは一線を画す、素晴らしい味でした!
感動をうまく伝えることが難しいですが、
攻めるところは思いっきり攻め、抑えるところはしっかり抑える味の組み立て。
食感もカリカリしたもの、新鮮でジューシーなもの、ふっくらしたもの、もちもちしたもの、ザクサクしたもの、
多種多様な食感で口内が飽きることがありません。
食材と調理法ひとつひとつに徹底的にこだわるストイックさが伝わってきますが、
それを食べる方に押し付ける事は決してなく、一口ごとに想像が広がる感動的なお味でした。
満腹感と満足感のバランスも最高で、見た目のプレゼンテーションも素晴らしく、
まさに明日への活力につながる五感で楽しむパワーフードでした。

音楽もイチから自分たちで生み出す作業なので、
こういう風にひとつ一つのことを徹底的に、丁寧に、
素晴らしい完成度で出してくる作品に出会えると本当に嬉しい、
自分もしっかりしなきゃと気合が入ります。。
西洋では料理の作品を作曲と同じ「Composition」と表すことがあります。
生きることに直結する表現を探した時に料理は芸術だということを、改めて感じますし、
下山さんが厳選した複数の産地(ご自身の農場だけでないというのがまた面白かった!)のお野菜を、
カフェ形式のカジュアルなスタイルでいただけて、本当に 贅沢な時間でした。


写真は今回ご縁を繋いでくださった内藤さんと、
ダンスの贈り物のパフォーマンスをされた、なかええみさん。
妖精のようなお二人に囲まれて。
素晴らしいお話とパフォーマンスでした。

あ~、 それにしても本当に美味しかったなぁ!!
パワー充電しました。
明日のニーシカトリオ、きっと良い演奏ができるでしょう~
内藤さん、下山さん、なかえさん、そしてゆうどの皆様、素晴らしい時間を本当にありがとうございました。
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今日はニクの日。いよいよGreat Summit 南相馬の開催まであと一ヶ月です。
会場となるゆめはっと多目的ホールはこういったホールには珍しく、飲食が可能なホール!
是非、美味しい飲み物を飲みながらリラックスして聴いていただきたいです。
一年目は備品のテーブルを使用したのですが、どうも会議室感が出てしまうということで、
二年目からは、この企画のためだけに(!)持ち運びできるテーブルも購入しました。

Great Summit 名物の移動式BAR ”Take the J train (常磐線で行こう!)”の開店準備も着々と進んでいます。
バーテンはなんと新宿で長年バーテンをやっていた友人が手伝ってくれます!
南相馬にはこういう逸材がいるのですね。本当にありがたいです。

今年の目玉の一つは、取り上げるミュージシャン Eric Dolphyにちなんで本格焼酎「百年の孤独」を販売します。


この焼酎はEric Dolphy の有名な、
「一度中空に放たれた音は消え去ってしまい二度と取り戻すことはできない。」という名言が、
印刷されているのをご存知の方も多いかもしれません。
社長がきっとジャズ好きなのでしょうね~!嬉しいですね!

個数に限定がありますが、きちんと切り出した丸氷でお出しする予定ですので、是非ご期待下さい♪
Great Summit in 南相馬 2018 詳細はフライヤーをクリック !


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くまの皆様へ

横濱エアジンは通常ペット無料ですが、ニーシカトリオでは、
くまの皆様のみ無料となっております。是非お誘いあわせの上お越しください。
15歳以下の人間のお客様も無料です。日曜のお昼間のライブですので、
普段ライブにいらっしゃれない親子でのご参加、お子様の皆様も大歓迎です。

詳細はフライヤーをクリック!

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生配信 8/30(木)15:00-16:30  今年25周年を迎える 横濱JAZZ PROMENADE 2018 の、
今年の見どころ・聴きどころの紹介+出演アーティストによるミニライブ付きの記者発表に、
私が参加させていただくAll Flutes Company のPRで参加します。
生配信のライブではピアニストの福井ともみさんと久しぶりに共演します!
楽しみです。是非ご覧ください♪

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ライブレポートのページを更新しました。 是非お読みください~
大倉山記念館にてA Story of Jazz ~ Mary Lou Williams編です。

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8/24 A Story of Jazz Mary Lou Williams 編、無事終了しました!
たくさんの人にいらしていただき、本当に嬉しかったです。
この企画は私たち二人の力だけでなく、応援してくださるチームの皆様、
そして何よりも空の上からジャズジャイアンツのご加護のおかげで実現しています。
後ほどレポートを公開いたしますので、どうぞお楽しみに。

アンケートより嬉しいお言葉ご紹介します。
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・非常に興味深い内容と構成でした。
時代の背景とその時の音楽と照らしあわせて聞くと変化が楽しめました。

・人選がおもしろかったです。
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いらしてくださった皆様、本当にありがとうございます!
メアリーの魅力をもっともっとたくさんの皆様に知っていただきたいです。
メアリートリビアをこちらのページにまとめましたので、
是非、お読みください♪

次回は今年のSOJの最終回、エリック・ドルフィーです。
何を隠そう、私の一番好きなフルーティストでもあります。



一人でも多くのお客様にいらしていただきたいです!
フライヤーには載っていませんが、
高校生以下のお客様は¥1,000でご入場いただけるようにしました。
受付にて学生証提示いただければ学割でご入場いただけます!

大人の皆様もカノンが主催するイベント限定の割引価格で、
前売りチケットを販売しておりますので、是非ご活用ください。
インターネット決済、もしくはライブ会場や青山サロンでチケットを販売しております。

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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア 番外編

「 譜面がない!」

数多くの作編曲を世に残したメアリー。譜面を書く能力も抜きん出ていて、
移動中のバスの中、ライブの楽屋、なんと本番中、
左手で演奏しながら右手アレンジの仕事をしていたそう。
ちなみに一番のお気に入りの場所はベッドの中で書く事。
自身も譜面を書きながら演奏する能力は私の最も誇りに思う実績だ、と語っています。

メアリーが名を不動のものにしたカンザスシティでの演奏スタイルは即興性が多く、
その場で音で作っていくのは簡単でも実際に譜面に書くと複雑になってしまうケース多々があります。
それもあってか、メアリーの譜面はジャズのスタンダードナンバーの元になっているものも多いのに、
セッションでできるような簡単な形式の譜面はほとんど存在しないようです。

ビッグバンドのスコアは何点か出版されていますが、結構な高額商品で、
欲しいものを全部買っていたらただでさえ赤字の企画が大赤字になってしまいます(笑)。

というわけで今回取り上げる曲はほとんど自分で音源から採譜したものです。
実際にメアリーたちも耳を重視して音楽を作っていたわけだし、
このやり方で正しいとは思うのですが、
それにしても膨大な量でした。

一番大変だったのは、Zodiac Suite。12曲全部を採譜したのですが、残念ながら、
その参考音源となるメアリーのソロピアノのCDの音質が決してよくありません。
(おそらく低予算で作られたのでしょう)。さらにオークションで貴重な、
バロンに盗まれたシンフォニーバージョンのCDも高額で(涙)購入。
こちらもそもそもコンサート自体が失敗している上に音質も良くない。(それでもメアリーのチャレンジ精神と、何が何でもやり遂げるという強い意志が全編から感じられる点では買った事を全く後悔させないです)
なんとかこの2つの音源を比較しながら12曲採譜しました。

メアリーの和音は仲間内から「ゾンビコード」と呼ばれていただけあって、かなり重厚なものです。
(今では一般的となった和声も当時のミュージシャンたちは聴いたこともないようで、
ゾンビ音楽のように聴こえたのでしょう)。

どうしても音源から聞き取れないところがあって、思い切ってオーケストラのスコアを購入しました!
出費は痛かったですが、細かいところまで全部何がやりたかったのかわかるので、
メアリーから直接レッスンを受けているみたい。そう思えば安いものです!

スコアの編集したJeffery Sultanofさんも、
貧しい音源のクオリティとメアリーが一人で写譜した事による(通常はチームを組んで行う作業)細かいミスを、
どうするかの判断で苦戦したコメントしていて、手を握りあいたい気持ちですが、
このスコアを作った素晴らしいチームの皆様のおかげで、かなりリアルにメアリーの創造の内部を見ることができました。

前述のメアリーのドキュメンタリー映画をとったCarol Bash監督もそうですが、
メアリーの音楽の再評価に努めている人びとは、この唯一無二の天才に対する深い尊敬と愛情に満ちています。

どうしてもドキュメンタリー映画が見たくて、ダメ元でCarol監督に直接メールを出したら、
メアリーのことを広げて伝えるためであれば喜んで提供すると言って、すぐにリンクとパスワードを送ってくださいました。

メアリーの音楽への無償の愛が次の世代に引き継がれています。私もこの大きな木の枝の先っぽとして、
素晴らしい音楽をもっと伝えていくべく、身が引き締まります。

さて、8/24はZodiac Suiteも演奏します。ピアノソロから採譜したものをスコアと照らし合わせ、
まずは一段スコアに作りなおし、そこからフルートソロで演奏できるように落とし込みました。演奏するのが楽しみです。

そのほかにもメアリーの曲をたくさん採譜しましたが、
メアリーはジャズ(スイング)の語法を五線紙に落とし込むことのできる数少ない一人だと言われている事、
とても納得しました。早速、作成した譜面をホテルのギグで使用してみましたが、
共演者に初見で渡しても100%成功するし、(そもそも優秀な人と組んでいるのですが)お客さまからの反応も、
メアリーの曲の時は拍手がひと際大きいように感じます。
スイングの感じが伝わる手応えが他のスタンダードとは一線を画すのです。

SOJではフルートソロの演奏になりますが、きっと楽しい体験になると思います! 
是非大倉山記念館にお出かけください。
ライブ詳細は画像をクリック!

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一噌幸弘さんのレッスンでは能管だけでなく、毎回世界の笛について色々とお話を伺うことができて、
本当に勉強になっています。今日は北朝鮮の高音チョッテという楽器についてのお話を伺いいました。
自分のメモも兼ねて、この動画シェアします。すごい完成度でなんといったら良いのか...
笛吹きとしては目が離せません!


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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第6回

「 女性として/メアリーの再評価。」


ミュージシャンは良い作品を作るためお互い愛し合うようにできていると語るメアリー。
これは男女を超えた友愛ですが、若い頃のメアリーは恐れを知らない恋多き女性でした。
最初の結婚は16歳の時。当時在籍していたバンドのリーダー、John Williamsと結婚します。
当時の音楽家は巡業が多く、気に入った相手とペアを組むのは女性にとって身を守る手段でした。
後に別離を選ぶ二人ですが、Johnは積極的にメアリーを大物演奏家に紹介し、演奏の機会を後押ししました。
女性であるというだけで、ステージに上げてもらえないことが多い時代の中、
音楽のチャンスを導いてくれる人を選んだのは、運命と音楽家としての使命に忠実だったのでしょう。
私の欠点は音楽が素晴らしいと思う人に恋をしてしまうことだとも語っているメアリー。
ジョンと別れた後も、Williams姓はキープしたまま(おそらく変更が面倒だった)、
スピリチュアルジャズにシフトするまでは、数々の恋愛をくりかえし、創作のエネルギーに変えてきました。

メアリーの良き友人であり、ともにCafe Societyで活躍した超絶技巧のピアニストHazel Schottもそうですが、
彼女たちの時代に女性として男性と対等に活躍するには、
誰が聞いてもわかるぐらい圧倒的に男性より上手いことだけでなく、見た目も麗しく、
さらに自分の意見もしっかりと発信できる女性でないと表舞台に出ることは難しく、
それらをクリアして一度として出ることはできても、地位を継続することはさらに難しいことでした。

メアリーには女性ならではの何が何でも押し通す強さがあると思います。Zodiac Suiteの製作の経緯を見ても、
普通だったら絶対に無理という環境が整っていない状況で、誰の助けも借りず、
結果は望むものとは遠かったととしても、とりあえず実現させてしまう強さ、
これは女性ならではのような気がします。環境が整うまで待っていたら、
実現できなかったかもしれないですが、もしも同じ音楽の天才、
ジャコがデビューアルバムを作った時のようなサポート体制がメアリーにあったら、
どんな作品に仕上がっていたかどうか、想像するとその彩りの豊かさにワクワクします。

そして、一度でも実現させてしまえば、必ず後を引き継ぐものが現れます。
カンザスシティで活躍したミュージシャンの伝記を読むとメアリーの名前が必ず上がります。
幸いにも残っているスコアや音源からメアリーの再評価はどんどん高まっています。
2015 年にはCarol Bash 監督によって「The Lady who swings the band」が製作されました。

映画のサイト (写真がたくさん見れます)
http://marylouwilliamsproject.com/

残念ながら日本で本編は見れないですが、
こちらのトレイラーでメアリーの肉声が聴けます。


現代のミュージシャンによるメアリーへのコメント




さて、8月24日、S.O.J in 横浜まで、
毎日一個づつお送りしていくメアリートリビア。
シリーズは今回で最終回ですが、明日は番外編、「譜面がない!」をお送りします。

是非大倉山記念館にお出かけください。
ライブ詳細は画像をクリック!

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荒井さんのお稽古場です。この並んでいる琵琶、すごいですよね。
数える度に、本数が変わるのですよ。本当ですよ!
琵琶の精霊が見守る中、
9/2に横浜エアジンにて行われるニーシカトリオのリハーサルをしてきました。


チェロの平山織絵さんと薩摩琵琶の荒井靖水さんと最高に面白い和洋管弦トリオです。
今回のリハーサルはこのトリオの可能性を探る会でしたが、
次から次に出るわ、出るわ、ザクザクと宝箱のように、音楽のアイディアが出てきます。

私たち音楽家にとって今まで経験したことのない音に出会えた時の喜びは、
言葉に変えがたいのですが、チェロ、琵琶、フルートの組み合わせというのは、
予想もしなかった、でもとっても気持ちの良い世界に連れて行ってくれるもののようで、
私自身、本当に楽しみながらやっています!

9月2日の見どころは、様々な曲での荒井さんの謡(ウタイ)。
古典以外でのウタイは私も初めての体験でしたが、
水谷まさるさんの詩に私が曲をつけた「夢の木」や、
谷川俊太郎さんの「さよなら」など、必見必聴です。想像もしない世界が広がりますよ。

織絵さんの不動明王のような力強いチェロと、
荒井さんの琵琶とともに吹くフルートは格別に気持ち良いです。
どこにも属さないけれど、どこか懐かしい、
そしてどこか新しい、この不思議なトリオ、是非みなさん見にいらしてください!


さて、なぜ荒井さんがフルートを持っているかというと、
実は荒井さんは洗足学園音楽大学をフルートで卒業されていて!?!
ジャズとクラシックと学部は違いますが、大学のフルートの先輩でもあるのです。
織絵さんも洗足出身なので、3人とも洗足ということになります。
超一流の琵琶奏者がなぜフルート!?謎がつきませんが、
それが荒井さんの音楽の魅力なのですね。


昼間のライブなので、普段の夜のライブにいらっしゃれない方、お子様連れも歓迎です♪
イベント詳細は画像をクリック!

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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第5回

「 ミュージシャンのテレパシー ⇨ スピリチュアルジャズ」


メアリーの伝記より(翻訳はMiya) 〜以下引用〜 

メアリーは子供の時から魂(精霊)が見えた。
例えば、ある日畑を歩いていたら、小さな犬が見えてそれが牛へと変化していった。
ずっと人生を通して様々なものが見えていた。この”見える”能力はミュージシャンとしては有効なものだ。
一時期、演奏しているミュージシャンが次に何の音を演奏するか聞こえる時があった。
この能力はコントロールできないから、予測不可能なことに対応する能力、
音楽の中の即興にも大変に役立った。メアリーの透視力はヴィジュアルだけでなく、
音楽家として感情の情報を音から拾い集めた。

超自然的な出来事に慣れていたメアリーは、
1952年からの二年間のヨーロッパ滞在で人生最大の神の啓示を受ける。
マリアのイメージをみたメアリーはここから宗教的精神世界の探求に突き進む。
ショービジネス、裕福な人々、ミュージシャンやナイトクラブのオーナーさえも重要に感じなくなり、
今までどおり活動を継続するのが不可能になる。

1956年アメリカに帰ってきてからメアリーは祈るべき人の名前のリストを作った。
900名にも昇るそのリストはのちに1000を超える。
毎日の習慣の大量の祈りにくわえて、聖霊や守護霊に彼らの肉体的精神的苦痛を取り除くように祈った。
(祈り終わるまでに教会で9時間以上いなければいけなかった)
のちに彼女のスピリチャルアドバイザーとなる Anthony Woods牧師がまず最初に教えたことは、
メアリーが毎日祈っている1000人以上のリストをどうやって一人ひとり名前を挙げずに行うかだった。

メアリーが音楽を止めていた、と言っても、一般社会での演奏を止めていただけで、
音楽から完全に身を引いていたわけではない、とみる人が多い。
メアリーは教会のイベントなどでたまに演奏していた。
実際に一般的に音楽家はコマーシャルな側面ばかりが強調されるが、
学校、教会、自宅などでの音楽活動が光を浴びることはまずない。
もしも質の良いアーティストだったら両方の領域は重要なはず。メアリーはその素晴らしい一例だった。
真の音楽家である。

各方面からの熱い要望により徐々にスピリチュアルジャズで演奏復帰。指先を通して祈っていると語る。

~以上引用~ 

一度決めたら徹底的に自らを捧げる性質の持ち主。
完璧主義だからこそ成し遂げた功績も多いにありますが、
その裏には並大抵ではない苦渋があったのですね。

さて、8月24日、S.O.J in 横浜まで、
毎日一個づつお送りしていくメアリートリビア。
あすは「 女性として / メアリーの再評価」について!

是非大倉山記念館にお出かけください。
ライブ詳細は画像をクリック!

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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第4回

「 “Hamilton Terrace” はミュージシャンのサンクチュアリ」


(写真はS.O.Jのサンクチュアリ、大倉山記念館。)

〜〜以下引用〜〜

1942年からNYのハミルトンテラスに暮らす。仲間が音楽のために立ち寄ったり、
食卓を囲んだり、休息の場として、
そしてAfter Hoursのセッションで音楽的実験を繰り返す場としてのメアリーの理想の空間。

Hamilton Terraceはミュージジャンにとって天国のような場所だった。
朝方4:00頃演奏を終えると何人ものミュージシャンを家に連れて帰って、そうでない人は家で集合して、
みんな午前中、時には仕事に行く直前まで家で演奏した。
Bud Powell, Tadd Dameron, Monk, Miles, Mel Torme, Sarah Vaughan, Dizzy はみんな来ていた。
Benny Goodmanも来た。そこに集うのは、たまにはスターも来たけれど、
ほとんどはまだ名の知られていない新人達だった。

1940年代52nd Streetはヘロイン中毒者で溢れていた。
仲間たちがどんどんヘロインに汚染されていくのを見るのは苦痛だった。
ここからメアリーの人生をかけた仲間を救う十字軍活動が始まる。
ヘロインのせいで日常生活が送れなくなった仲間に食料を届け、家を掃除した。
でもどんなに努力しても力が及ばない事の方が多く、メアリーに終わりのない苦痛を与えた。

〜〜上記引用〜〜

メアリーの音楽はまた、個人的な音楽でもあります。
Zodiac Suiteが一人ひとりの星座友人に宛てた音の手紙であることからもわかるように、
音楽を通して魂の交流と癒しの効果を本能的に理解していたのでしょう。

さて、8月24日、S.O.J in 横浜まで、
毎日一個づつお送りしていくメアリートリビア。
あすは「 ミュージシャンのテレパシー ⇨ スピリチュアルジャズ」について!

是非大倉山記念館にお出かけください。
ライブ詳細は画像をクリック!


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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第3回
もはやトリビアではない気がしますが、気にせずに参りましょう。



メアリーはその類まれなる重厚なスイングを創出できるプレイヤーとしてだけでなく、
アレンジャー、作曲家としての評価が高いです。
しかしながら、最初のブレイクとなるAndy Kirkグループへの入団も黒人の女性だからという理由で、
一筋縄ではいかず、最終的にはメアリーの曲が評判を呼び、
彼女を入れないと録音させないというプロデューサーが現れ、しぶしぶ入団を認められます。
どこかに必ずわかってくれる人がいるというのが救いですが、そんなに苦労をしなくても、
もっとストレートにスターになっても良い才能の持ち主のはずですよね。

Benny Goodmanなど著名人への数々の楽曲の提供しており、
最低でも47曲 Duke Ellingtonの楽団のために編曲しています。
メアリーの真実を追求する演奏スタイルは多くの音楽家に支持され、
前衛の大家として知られるCecil Taylorもメアリーのライブに足繁い、
ついには二人でカーネギーホールでの二台ピアノコンサートを実現させます。
その半年以内には、また同じカーネギーホールで、今度はBenny Goodmanとの再会コンサート。
最先端のはるか先を行くCecilと前時代の王様のBennyとの共演。
なかなか誰にでもできるものではなく、
メアリーは満足そうに「これで全ての演奏に関わったと言えるわ」といったそうです。

こんなに素晴らしい振れ幅を持つメアリーがなぜ、音楽家として生きていくのに、
こんなに苦労したのか、メアリーの自伝の中に興味深い記述がありますので是非読んでみて下さい。

〜〜〜〜以下引用〜〜〜〜

「彼女の成功、性別、年齢、すべてが障害だった。男性共演者は皆メアリーに敬意を払ったが、
当時の男性にとって女性を雇うという事は必要以上に気をつかう事でもあった」
1940年代 メアリーはCafe Societyで一流の評価を得るが1940年代評論家は、
どのように黒人女性ピアニストを評価したらよいのかわからずにいた。
例えばタイムマガジンはメアリーを鍵盤の上の子猫とした上で、
まるで精力溢れる黒人のマスターから聞こえてくるような、硬質でうぬぼれない、
肉と骨のようなジャズピアノを筋骨たくましい若い黒人女性が弾いている。とした。
別の雑誌は何の変哲も無い少女がソリッドなブギウギを弾いているとレビューした。
フランスのジャズ評論家 Hugues Panassie目を閉じて聞いたら誰も女性だとは気がつかないはずだ、と評した。
これは女性は世間に真剣に受け止めてもらうには男性のように演奏することが必須だという、
ジレンマの証明でもある。メアリーはよく自慢げに自分は男性のように重く弾けると語った。
実際は自分自身のように重く演奏していたのだが。

〜〜〜〜以上引用〜〜〜〜

さて、8月24日、S.O.J in 横浜まで、
毎日一個づつお送りしていくメアリートリビア。
あすは「ミュージシャンのサンクチュアリ “Hamilton Terrace”」について!

是非大倉山記念館にお出かけください。
ライブ詳細は画像をクリック!
 
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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第2回



「Zodiac Suite (12宮星座組曲)」
史上初のジャズ作曲家によるフルオーケストラ作品!

----盗まれた音源、低予算による失敗----

ほぼ自腹でカーネギーホールで開催するものの、リハーサルが足りず、
本番は失敗に終わってしまう「Zodiac Suite」。
本番中にロストするプレイヤーが続出、
指揮者はスコアを1ページなくすなどトラブルが続き、
メアリー自身血管が噴き出すのではと思ったと自伝に書かれています。
極め付けは録音テープが盗まれたこと。
泥棒バロンのあだ名で、個人的な録音を勝手に販売することで知られるジャズパトロンの、
Timme Rosenkrantzに盗まれ、メアリー自身2度と聞くことはなかったそうです。

次のオーケストラとの共演のチャンスはNorman Granzが企画した、
交響楽団とJazzのコラボレーションのコンサート。こちらも予算がなく、
100人分のパート譜を全部メアリーが自分で書きました。
ジャズのことを何もわかっていない若い指揮者をあてがわれ、
リハーサル不足とメアリー一人で写譜したことによる細かいミスが