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各ページを更新しました。是非お読みくださいませ♪

レッスンコラム 「南青山と南相馬 / 広がりと大地」

おすすめCD 二ヶ月まとめてです!

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Connecting Places 募金のレポートを更新しました。
寳玉義彦によるレポートも是非お読みください。
毎年2回、続けて訪問できていること、本当に嬉しいです。
今回はミヨ子先生のリクエストで「平和」をテーマにしました。
フルートの言葉のない世界と、ミヨ子先生の芯の通った言葉のコラボレーション。

平和の祈りが込められた曲、

・死んだ男の残したもの (武満徹/谷川俊太郎)
・鳥の歌 (カタルーニャ民謡)
・Peace / The Preacher (Horace Silver)

などを演奏。

最後は一緒に参加した詩人の寳玉義彦の提案により、
森山良子のさとうきび畑のフレーズをみんなで歌いました。
(ちなみにこの曲を作詞作曲された寺島尚彦さんは学科は違いますが、
母校の教授だったということを初めて知りました!)

「ざわわ ざわわ ざわわ 風に涙はかわいてもこの悲しみは消えない」

このフレーズは小さな子供たちには難しいかも、
とちょっと不安だったのですが、やってみると難なくクリア。
寳玉氏曰く、言葉を発音するだけでも、直感で感じるものがあるとのこと。
確かに日本古来の音楽は祝詞を見てもわかるように音霊の考え方がベースにあります。

言葉を使わない楽器のみの演奏でも、平和への強い気持ちを持って演奏すれば、
自然と意味を通り越して直観で響き合います。

その強烈な力ゆえ、心では思っていても、声に出して、
「音楽を通して平和を願っている」と 言う事はなんとなく避けてきたのですが、
今回のミヨ子先生とのコラボレーションで、自分の中で新たな扉が開いたような気がします。

パーカー、モンク、コルトレーンなど数々のミュージシャンが、
声を大にして伝えてきた音楽を通して人類の平和を願う事。
これだけ癒しの力を持つ音楽が平和へと働きかける事は、ごく自然な事です。

私もこれまでどおり、より良い音楽をお届けできるよう頑張ろう、と気が引き締まっています。


さて、今回、南相馬で共同展を開催されていた、
滋賀県の日本画家・鈴木靖将さんにサインを頂いた、
2冊の本をS-空間に寄付しました。
後日さっそく読み聞かせに使用したとのお知らせを頂きました。
鈴木さん、ありがとうございました!

次回のS空間訪問は来年の2月に、
チェロの平山織絵さん、琵琶の荒井靖水さんとのニーシカトリオです。
今からとっても楽しみ。

ここでの発達支援は、社会にとって極めて重要な能力をもった人達が、
安心してどこでも活動できる適応力を、身につけるのに役立っています。
また、その成果はその場所限りでなく、学会を通じて社会全体に還元されます。

チームカノンでは引き続き「S-空間」への皆様の募金を受け付けております。
お預かりした募金は定期訪問の際に「S-空間」に引き渡され、教材の購入などに使用されます。
募金にご協力頂ける方はチームカノンまで直接お問い合わせください。

Tel 03-6427-9156
E-mail team.can-on@miya-music.com
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Connecting  Peopleのページを更新しました。
今回のゲストはヨーガ講師の青木陽佳さんです。

ヨーガと音楽の関係、そして、
私たちの初チャレンジのコラボレーションなどについてお話しています。
今回は音声のみですが、陽佳さんの声、とっても癒されるので、是非ご試聴ください♪

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ライブレポートのページを更新しました。

12月2日に行われた南相馬市、銘醸館で行われたアンコール企画「A Story of Jazz Reterns」です。
今まで総勢16名の偉大なジャズミュージシャンを取り上げてきました。
見逃した方、もう一度見たいという声にお応えしたアンコール企画です。
たくさんの方にいらしていただき本当に嬉しかったです。
銘醸館の響きは最高ですし、スタッフの皆さまもいつも気持ち良く利用させていただいて、
いろいろとご協力いただき、本当に感謝です。

いらしてくださった皆さまのアンケートも掲載しています。
一つひとつ大切に読ませていただいています。
嬉しいお言葉で、続けていく糧になります。
そして、ここまで続けてきて本当に良かった!
来年もどうぞよろしくお願いいたします!
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ヨーガ講師 青木陽佳さんとのリハーサル。
来年の1月6日の南無観で、初の試み、即興のライブにヨーガ講師としてゲスト参加していただきます。

即興とヨーガで一体何をするの!?と、きっと皆様不思議だと思いますが、
簡単に言えば、身体をほぐした状態で音楽を聴いていただくコンサートです。

陽佳さんが日常の動きの延長線上でできるヨーガを提案してくださいます。
座ったまま、普段のライブに出かける服装でOK!

普段の南無観のライブ(フルートの即興演奏)の合間に、
お客様によりリラックスして聴いていただけるように、
陽佳さんにヨーガのコーナーをやっていただく予定ですが、
そのメインの嬉しいご提案でライブが始まる前、
ロビーコンサートのような形で身体ほぐしをやってくださることになりました。

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  19:10~ 15分程度
・チケット購入者は無料
・座ったままできるからだほぐし

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というわけで、当日いらしてくださる方はぜひこちらの身体ほぐしのコーナーからご参加ください。

即興のような音楽はとくに、身体がほぐれた状態で聴いていただいた方が、
絶対に気持ち良いです!

音楽をやる上で身体の事は常に考えますが、
きちんとした指導のもとやったらどうなるのか、
先日、お試しで陽佳さんとリハーサルしてみました。

まずはウォーミングアップの身体ほぐしを体験。
椅子に座ったまま、普段の服装でできる簡単な動きで、
じわじわと感覚が研ぎ澄まされていきます。

15分ほどですっかり身体も温まりほぐれました。
そのままライブと同じ流れで、電気を消して音を出してみます。

これが我ながらビックリなのですが、
普段、何気なく音を出すのよりもずっと自分の音、
一音一音の輪郭がくっきりするというか、奥行きが見えるというか、
音がぐっと身体の近くに感じます。

昔のジャズミュージシャンの資料を見ていると、ドラッグを使った時に、
音が今までとまったく違うように聴こえた、との証言がよく出てきますが、
もしかしたらその感覚に近いのかも。

そして、これもまた、歴史を作ってきたミュージシャン達がすべて祈ってきた、
人々の平和と調和への願い。
音を通して自分の身体の調和がとれることは、
その偉大なゴールへの第一歩なのだろう、と感じました。

話が大分それてしまいましたが、
お伝えしたい事は、難しい事は置いておいて、
ただ単純に気持ち良い体験になると思います。

1月6日(日) 2019年最初の新月の日です。
喫茶茶会記だからこそできる企画。
みなさまのご来場、心よりお待ちしています。


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今年もいよいよあと一ヶ月ですね。
来年最初の新月、1月6日に、新月の即興、南無観を開催します。
ナムカンはチベットの言葉で「新月」という意味。
漢字はあとからの当て字ですが、ないものを観察するということで、
新月にぴったり!なかなか気に入っています。
今回は嬉しい事に青木陽佳先生のご協力により、
念願だったヨーガとのコラボレーションが実現します。

場所・身体・音がテーマ。
空気の振動である音を受け止める器である身体を意識する事は、
音楽を演奏する上でとても大切な事。
聴く時もリラックスした状態で聴く事が出来れば、
音の持つ癒しと時空を超えるエネルギーを最大限に受け止める事ができると思います。
その場の空気感を利用して完成させる即興演奏では、その効果を最大限に感じる事ができます。

自分の身体を良い状態にするために、
何ができるかを考えて、いろいろ試していますが、陽佳さんのヨーガはもちろん、
様々な出会いや学びがあって、
今の身体の状態が今まで生きてきた中で一番好きだと思えるようになりました。
これからも、もっともっと身体の事を追求して、
より良い音が出せるように身体を作っていきたいです。

今回のナムカンでのヨーガの導入は、私の夢の実現の第一歩です。
身体をゆるめて聴いていただけたら、相当気持ち良いと思います!
是非皆様のご来場、心よりお待ちしております。


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ライブレポートのページを更新しました。
Great Summit 横浜 2018の模様です。
一年間この企画におつきあいくださいました、水谷さん、黒田さんに心より感謝です。
また色々な場面でご一緒したいです。
ご来場くださいました皆様、本当にありがとうございます。
ご記入いただきましたアンケートの内容もレポートのページでご覧いただけます♪

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3回シリーズのStory of Jazzでは、
毎年どの順番で伝説的ジャズミュージシャンを紹介したらよいか考えています。
今年はジャコからやった方が良いと、ふと直感しました。
当初は違う順番を考えていたのですが、
まるでジャコが「俺の知名度を利用して、みんなに来てもらいなよ」と言ってくれたかのようでした。
音楽における功績の点では、3人とも誰とも比べることのできない偉大な存在ですが、
日本での知名度はジャコ、そしてドルフィーに比べると、
どうしてもメアリーが一歩及びません。大倉山記念館のような素晴らしい会場でも、
草の根の自主公演だと、人を集めることの難しさを痛感しますが、
今年は1回目に取り上げたジャコ・パストリアスがずっと最後まで「いいね!面白いね!」と、
風を送ってくれたのか、レギュラーシリーズは今まで一番多くお客様にお越しいただき、
三回続けていらしてくださった方も多くて、とにかく嬉しかったです。

自然の性質に例えるのならば、ジャコは風、メアリーは雷、
エリックは朝日の要素を感じます。日々のことあるごとに、この瞬間はジャコの魂と、
あるいは、メアリー、エリックの魂とつながることができた、と実感できるのは、
その音楽の根幹のところに向き合ってきたからだと思うし、
Story of Jazz そしてこの総まとめのGreat Summitをやっていてよかった、と思う瞬間です。
是非、Great Summitの演奏を通して、皆様にもご体感いただきたいです。

ジャズはただのエンターティンメントではなく、深い苦しみの浄化から生まれた癒しの力を持つ音楽です。
遠い国の知らない音楽ではなく、一音一音がリアルに私たちの日常に結びつく音楽です。
百年強の歴史の中で、違う背景を持つ音文化が衝突と融和を繰り返し、
多様性の喜びを享受する音楽が生まれました。今現在、このルーツからくる音を演奏したり、
聴いたりする私たちの中に、先人達が苦しみながらも生み出した一音一音が生きて細胞に働きかけ、
明日をポジテイブに生き抜く力をくれます。
明日、最高の共演者とともに演奏できること、本当に楽しみです。


11月22日 祝日前の木曜日です。詳細はフライヤーをチェック!


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2018年 A Story of Jazzではメンターとイノベーターをテーマに 、
エレクトリックベースの新境地を開拓したJaco Pastorius ,
数々の歴史に名を残すミュージシャンに多大な影響を与えつつも、
自身には活動当時はそこまで光が当たらなかったピアニストで作編曲家のMary Lou Williams、
そして、誰もが思いつかないような奏法やアプローチで、
今なお多くの信奉者をもつマルチリード奏者のEric Dolphy の三人を取りあげました。

なぜ、メンター(精神的支柱となる存在) とイノベーター(革新者)をテーマにしたのかというと、
一番にはMary Lou Williamsの存在があります。
メアリーの存在は私も最初は知らなかったのですが、
今まで取りあげたStory of Jazzのミュージシャンの伝記を読んでいるときに、
この人に影響を受けたという記述が幾人にもあり、
何者なのか、どうしても知らねばなるまい、ということでピックアップしました。

文化と文化の衝突と融和から生まれたジャズは、
それを扱う奏者自身に革新性が求められます。
その中でも心の師となるメンターの存在の重要性はメアリーの存在を物語っています。

メンターとイノベーターは表裏一体で、ジャズという音楽を前に推し進めます。

明日は今年の3人、それぞれを紹介します。
この3人の音楽が大倉山記念館で聞けることは本当に貴重です。
是非皆様のご来場をお待ちしております。

11月22日 祝日前の木曜日です。詳細はフライヤーをチェック!


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いよいよあと一週間に迫りました。今年のA Story of Jazzの総集編 Great Summit 。
南相馬と横浜の二拠点で開催している本シリーズ、
今まで横浜編は年またぎで開催していたものを今年から年内にまとめたので、
平成最後の年のGreat Summitは2回となります。うーん、贅沢!(来年からは1回の予定)

ジャズの巨人を3人取り上げ、それぞれソロフルートで紹介し、
最後に総まとめとして豪華ゲストをお迎えしての総集編のライブで完結します。

2018年 Great Summitの超豪華ゲストをご紹介します。


ピアノ 黒田京子さん  http://www.ortopera.com
ベース 水谷浩章さん  http://www.ab.cyberhome.ne.jp/~mizmzic/

水谷さんは私の大学の恩師でもあり、最初の2作のCDのプロデューサーでもあります。
水谷さんのおかげで今の自分があると言っても過言ではありません。
お世話になっていた当時と変わらず、
今もずっと日本のクリエイティブな音楽シーンの前線を走り続けていらして、
ご自身のユニットである10人編成の変則ジャズオーケストラPhonoliteを始め、
様々な場面で大活躍をされています。

京子さんは、絶大に信頼しているピアニストで、
大事な局面で共演をお願いすることが多いです。
京子さんの楽曲に対する考察の深さ、
そこから広がる想像をはるかに超える豊かな音世界に毎回新鮮な感動を覚えます。
何よりも音色の美しさ!一音の中に宇宙が広がります。

坂田明さんのトリオでもご活躍のお二人のコンビネーションは折り紙つきですが、
このお二人のスタンダード/クラシックジャズが聞ける事はきっと貴重な機会です。

過去の作品を、今の風を感じながら再構築するのがジャズの美学の一つです。
このトリオで、今しかできない最高の音をお届けします。

また、Mary Lou Williams の12宮星座組曲から、それぞれの星座の曲をソロで演奏します。
おふたりの曲、必聴です!


11月22日(木) 是非大倉山記念館ホールです。
詳細はフライヤーをクリック!

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トマツタカヒロさん 狂える肉態表現 通称トマツフェスに、
詩人の宝玉義彦さんと参加してきました。
結論から言えば、最高に楽しかった!

ドラムの荒井康太さんの素晴らしい飛び入り演奏もあって、
ずっと演奏していたい気持ちでした。

トマツさんの表現は、どこクスリと笑ってしまう、
でも冗談じゃなくて まさに薬のように体に効く不思議な魅力があります。

最初はこの方は一体何者なんだろう?というところからのスタートで、
知れば知るほどその疑問は深まるばかりですが、
その得体の知れない魅力にどんどんとはまっている状態です。

今回納得したのは「狂」ということについて。

白川静の常用字解によれば、
狂という字は王位の象徴である鉞の頭部の上に、
之(足あとの形)を置いた形を表します。
王の命令で遠く使いの用をするときには、
使者はこの神聖な鉞の上に足を乗せる儀式をし、
その霊の力を授かって出発したそうです。
王の前に置かれた鉞に触れて異常な力が与えられるように、
何らかの霊の力によって異常な力を得て「くるう」ことを狂という。

論語に狂狷(志が高く心が狭いこと)という語があり、
孔子は中庸(正しくて行き過ぎや不足のないこと)の人を見つけることができないとすれば、
次は狂狷の人が良いという。
狂者は理想が高くて意欲的であるし、
狷者は節操がかたく悪いことはしないというのがその理由である。
孔子は理想を高く持ち、意欲ある狂狷の人を愛したのである。
中国では、理想を高く持ち、世間一般の人のような平凡な生き方に反した、
意欲的で自由な生き方をする人が尊敬されたのである(白川静 常用次回より)

うーん!これは表現者としては聞き捨てならないことですね。

トマツさんがなぜ狂うをテーマにしたかお話されました。
私の文章では正確に再現しきれないのですが、
一般的に「狂っている」とされることは、
精神医療の現場で長年の経験から見ても、個性の一種でしかなくて、
決して悪いこととは思えないことの方が多い、
狂っているかいないか、白か黒かはっきり決めるのではなく、
自分はグレーゾンで活動すると決めている、という旨のお話をされていて、
ストンと納得するものがありました。

トマツさんの表現は、百聞は一見にしかずの一言に尽きるので、
これ以上は書きませんが、とにかく見てみてください。

トマツさんの脳内世界であるコラージュ作品の中で、
肉態が様々な反応をします。多分、笑ってOK!
そこから気持ち良いエネルギーがどんどん流れ込んできます。

トマツフェス 18日まで続きます!
https://www.facebook.com/events/235595253969138/
成城学園 第Q芸術、素晴らしい会場です。
是非ご来場ください。
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ライブレポートのページを更新しました。
Benedict / Miya +7 Maestros の発売記念も兼ねた新宿Pit Innでのコンダクションナイト。
チームカノン特別広報のYuki Eguchiによるレポートです。是非お読みください♪


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ライブレポートのページを更新しました。先月行われた Story of Jazz の最終回、
Eric Dolphy 編です。いよいよ総まとめのGreat Summit に向けて全力で前に進みます。
素晴らしい会場、最高のメンバーでのJazzの本質に触れるライブです。
是非皆様のご来場お待ちしております。Great Summitの情報はこちら


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レッスンブログ更新しました。
vol. 50 音と身体の関係について / vol.51 ワンポイントJazz レッスン in  南相馬 です。
レッスンコラムでは、皆様の質問を随時受け付けています。
フルートのこと、音楽全般のことでこんなこと聞いてみたい、ということがありましたら、
チームカノンまでご連絡ください。

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気持ちよく晴れた日曜の朝、
ヨーガ講師 青木陽佳先生が主催するゆっくり堂でのゆっくりヨーガに行ってきました。
最高の環境でリフレッシュしました。



ゆっくりヨーガは名前の通り、ゆっくりのんびりとクラスは進行します。
クラスの最中ももちろん気持ち良いですが、
家に帰ってからも、どんどん身体の中が変化するのがわかって、
ずーっと芯からポカポカと暖かい状態が続きました。
個人的な感想ですが、ハードなヨガよりも身体の変化が長い時間味わえました。
昔からの友人の陽佳さん、ヨーガ講師になってからの活躍の様子を拝見すると、
ヨーガ講師はきっと天職なのだろうな、と思います。
ゆっくりだけど硬派でしっかり効果が感じられる陽佳さんのヨーガ、私もファンの一人です。

そんな陽佳さんとの嬉しいコラボレーションのご案内です。
ソロの即興シリーズ 南無観では、空気の振動を通して身体に音を響かせる、
それぞれの身体を意識して、より効果を感じていただけるように、
誰でもできるような簡単な呼吸法をプログラムに取り入れています。

身体をリラックスして聴ける環境を整えたいという夢を実現するために、
ヨーガのメソッドを取り入れたいというアイディアを陽佳さんに伝えたら、
嬉しいことに協力してくださるとの事!これは千人力、まさに大船に乗った気持ちです。

いろいろ試しながら、皆様に益々気持ちよく音楽を味わっていただけるような環境を作ります。

まずは、来年の1月6日 喫茶茶会記での新月の即興で、
陽佳さんに予定飛び入り(!)していただいて、
ちょっと身体を緩めるコーナーをやってくださる事になりました。
これは楽しみ!普段の格好でできる内容です。
是非、リラックスした身体で音のシャワーをご体験ください。

ヨガの紹介をもう少し入れたいので、まだ仮のフライヤーです。
また詳細は追ってお知らせします~



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コンダクションナイト 無事に終了しました。メンバー一人ひとりの素晴らしい指揮。
普段の楽器(声)の表現が9ピースのアンサンブルという違う形のアウトプットになりますが、
それでもそれぞれの音楽性をはっきり感じて、皆さん本当に素晴らしくて、
コンダクションの可能性をあらためて感じました。
これからももっと深めて行きたい世界です。
CDもたくさんお買い上げいただきました。嬉しいスタートです。
ネットショップの商品にも追加しましたので、オンラインでもお買い求めいただけます。
また詳しくは後ほどです!
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ついに新しいCDが完成しました ! 制作に全面的に関わった作品としては9年ぶり、
初の自主レーベルからのリリースです。初の即興メイン/オールコンダクションの収録。
とにかくメンバーが豪華!ライブ収録から生まれた奇跡のCDです。
即興の作品をあまり聴いたことのない方や、
コンダクションのライブを見たことがない方にも是非、聴いていただきたい内容です。

メンバー全員が一曲ずつ指揮(コンダクション)をします。
同じアンサンブルでも指揮者によってサウンドが一変するのがコンダクションの魅力です。
違う音楽的背景を持つインプロバイザーが、
指揮によって方向性が示されたアンサンブルを共有することで、
想像もつかないような音の奇跡が起きます。一曲目は私のコンダクションです。
勢いをつけたかったので、最初からテンションが高くてびっくりするかもしれませんが、
どうかそこでやめずに最後まで聞いてください。
笑いあり涙あり、喜怒哀楽、様々な情感の段階を経て、
音楽の無限の可能性を、このCDから体感していただけます。

25日のピットインでの発売記念ライブにて、是非お買い求めください。
メンバーほぼ全員のサインがゲットできるのはここだけです!
今回はBenedictとナスノさんがいないのが残念なのですが、
ベースに福田亮さん、吉野弘志さん、ドラムに荒井康太さんという、
素晴らしいメンバーを新たに加わえて、この日だけのスペシャルなサウンドをお届けします。
本当に楽しみです。是非、ピットインにお越しください。

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ライブレポートのページを更新しました。
蜂谷真紀さん、林ライガさんをゲストにお迎えしてのLUNAR PHASE 2 です。
新月の即興、南無観の進化系のライブ。Solo/ Duo/ Trio と複数の組み合わせでお届けしました。
暗闇で聴く音は本当に気持ちよかったです。
喫茶茶会記だからこそできる内容。これからも大切に育てていきたいシリーズです。

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Big News です。
10月25日のConduction Night に、
ベースの吉野弘志さんが急遽参加してくださることになりました。
念願の2 Bass  2drumsが実現します。
滅多にない機会です。
大きな即興のアンサンブルでも音楽的にまとまるのがコンダクションの魅力です。
また一人ひとりの個性が発揮される指揮もみものです。
とにかく贅沢な会になってきました。今から本当に楽しみです。


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ライブレポートのページ更新しました。是非お読みください♪
黒田京子さん、水谷浩章さんをゲストにお迎えしてのGreat Summit In 南相馬。
地元の方だけでなく、遠くからたくさんの方がいらしてくださって感激です。
次の横浜編に向けて、気持ちは疾走しています。
最高のメンバーで続けて演奏できること、本当に幸せです。
11月22日 横浜編、きっと素晴らしい内容になると思います。

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今月のCan On オススメ音源はA Story of Jazz Eric Dolphy 編を記念して、
ドルフィーのLast Dateを取り上げました。このアルバムは結構影響を受けています。
是非紹介記事をお読みください♪


SOJは19日、大倉山記念館での開催です。
とってもオススメの内容。
ストーリーオブジャズの中で初めて同族(フルート)を演奏する奏者を取り上げます。
皆さまのご来場、心よりお待ちしております。


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本日10月10日 今まで新月に開催してきたソロの即興シリーズの進化系、
LUNAR PHASE vol.2の開催です。プログラム、完成しました!
蜂谷真紀さん、林ライガさんと言う素晴らしいゲストをお迎えし、
浄闇をテーマに即興と場の関係性に迫ります。暗闇での即興は普段もなかなかできないので、
とっても楽しみです。当日でもまだお入りいただけます。
皆様のご来場、心よりお待ち申し上げています。

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皆様台風は大丈夫でしたか?ライブがキャンセルになった方も多いと思うのですが、
私も楽しみにしていたイベントが延期になりました。
残念ですが、仕方ないですね。一夜あけてみて懸命な判断だったと思いました。
非公開のイベントなので内容はまだお話できないのですが、
無事開催されたら報告できると思います。その時が楽しみです!
さて、その前日のGreat Summit in 南相馬 、
ピアノの黒田京子さん、ベースの水谷浩章さんをゲストのお迎えして最高の内容となりました。
今年のStory of Jazzの集大成、
半年かけて準備したものがこうして実を結んだ時の喜びは言葉にできません。
南相馬市での開催は今年で4年目。
自主開催のコンサートはスタッフの協力が必要不可欠ですが、
本当にありがたい事に最高のチームと組んでやらさせていただいています。
ゆめはっとの多目的ホールはこうしたきちんとしたホールには珍しく、ドリンクの提供がOKなので、
友人に” Take the J Train “ (常磐線でいくべ)というポップアップバーを出してもらって、
(歌舞伎町でのバーテン経験者、百戦錬磨、何が来てもOKという凄腕バーテンです)
ドリンクの種類にもこだわっています。
スタッフワークをしてくださる方々も、
受付からカメラから一人何役も無理にお願いしている状態なのですが、
本当にみなさん優秀で、安心して演奏に集中できます。
こんなに良い環境でできるなんてなかなかないです。
音響は自分たちでやっているのですが、
水谷さん、京子さんに助けられ、良い音環境を自分たちの持ち込みの機材で作ることができました。
照明はゆめはっとのスタッフの皆様が協力してくださって、
できる範囲内での最大限の演出となりました。
客席は地元の皆様の変わらずサポートがあり、
そして、今回の嬉しい展開は、初めての方や市外からのお客様が多くいらしてくださった事。
Story of Jazzのソロのシリーズと合わせて、すべての回にいらしてくださった方も何名もいらして、
こんなに嬉しい事はありません。
自分の理想の音楽を届けられる場所と機会に恵まれて、本当に幸せです。
詳しいライブレポートはまた後ほど掲載しますが、
まずはいらしてくださった皆様、ご協力くださった皆様に心よりお礼申し上げます。

ちなみに横浜編は11月22日(木) 祝日前なので、ぜひ多くの方にお越しいただきたいです。
内容は絶対にお勧め!今回のライブを経て、さらに進化する予感がします。
同じメンバーで複数回演奏できるということが何よりも嬉しいです。

Great Summit 横浜編の詳細はこちらをチェック!
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11月9日(金)アトリエ第Q藝術にて行われるトマツタカヒロ展 「狂える肉態」に、
詩人の寳玉義彦さんと出演します。詩とのコラボはトマツさんのご指名の組み合わせ。
先日,同じく第Qにて行われた齋藤徹さんの詩人とのコラボのライブを見てきたばかり。
本当に素晴らしく大変刺激を受けました。これがトマツさんの企画で活かせるでしょうか!?
どうなることやら、とっても楽しみです。 詳細はFace Book のイベントページにて。https://www.facebook.com/events/235595253969138/
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10月7日、横浜JAZZ PROMENADEに井上信平さん率いるAll FLUTES COMPANYで出演します。
ジャズプロムナードでは毎年一つの楽器をメイン楽器として取り上げていて今年はフルートが選ばれました。
ジャズフルートの素晴らしさをもっともっとたくさんのたくさんの方に知っていただけるチャンス!
全力で臨みます。どの楽器でも同じだと思いますが、
こういう機会でもなければ、なかなか同じ楽器同士で集まることもありません。
7名の個性的なフルーティスト。リーダー、信平さんの明るく、懐の深いお人柄で一つにまとまりました。
フルートって本当に美しく、楽しく、面白いなんです!
時空を超える7色の音色、是非10/7 みなとみらいホールに聞きにいらしてください。
きっと好きな音色が見つかると思います。
詳細はジャズプロのサイトにて!
http://jazzpro.jp/12002
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ライブレポートのページ、更新しました。直書観音レポートです。
9/9 重陽の節句をモチーフにしたパフォーマンス。
12回目を迎え、リピーターの皆様が来てくださる事本当に嬉しいです。
さらに嬉しかったのは、通りがかりで入ってくださった方がいらっしゃったこと。
即興のライブはいきなり入るにはハードルが高いと思われるかもしれませんが、
直書観音は丁寧に作っているので、絶対に楽しんでいただける自信があります。
通りがかりの方がいらっしゃることは武相荘だからこそのありがたさもあると思うのですが、
たまたま聴いてくださった方にも喜んでいただけたこと、
即興の楽しさを伝えたいと始めた雪妃さんとの直書観音が一つの実を結びました。
今回のテーマ「あう」にぴったりな一期一会な出来事でした。
訓読み(日本古来の音の響き)をテーマに制作している直書観音では、
このように度々予測しない形で嬉しいご縁が繋がります。

ワークショップでは、菊の節句である9月9日にちなんで9拍子を演奏しながら、
九の文字を重ねて菊という文字を作る事に挑戦。
9拍子はチャレンジでしたが、奇跡の連続で、まさかの(!)大成功!!
皆さん本当に凄かったです。
参加してくださったチームが9拍子を数える中、
私はエフェクターでフルートの音を重ねて9拍子を作りました。

今までエフェクターは禁じ手にしてきたのですが、
音を重ねる事をするには、この重陽の節句のタイミングしかないと思い、デビューしました。
家で練習した時は靴したや裸足でフットペダルを踏んでいて調子が良かったのですが、
まさかの草履で踏んだら力が入りすぎて、途中で停止してしまうハプニングが!
それでもリズム隊の皆さんが全く動じずに9拍子を続けてくださったので、 奇跡の復活ができました。
私が失敗し、参加者の皆様に助けられ、成功するというまさか体験。
9拍子は難しいからできない、何てことは全くないですね。
お客様を信じることの大切さ、そしてこれはできないかもしれない、勝手に決めつけることは、
絶対にしなくて良いのだ、と改めて感じた最高の会でした。

レポートには皆様から頂いたアンケートも記載しています。是非お読みください♪
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肉態表現のトマツタカヒロさんが第Q藝術で11月に行う、
トマツタカヒロ展のイベントに詩人の寳玉義彦さんと出演します。
 
まずは第一弾の打ち合わせ。トマツさんとは今年の5月に初めてご一緒させていただきました。
一緒にやるまでは、肉態って一体なんなんだ?と多くの謎を感じていたのですが、
実際に共演してみて、言葉では言い表せない不思議な魅力があると感じました。

言葉つながりでトマツさんは言葉と肉態ということを最近取り組んでいらっしゃるそうで、
寳玉義彦さんとの組み合わせでのご指名。
トマツさんが制作した美術作品の展示の中、
私たち3人の幾つかの組み合わせでのパフォーマンスになりそうです。

トマツさんの作品はこれから見せていただくのですが、テーマは「混沌」とのこと。

混沌の中からどんな表現が生まれるのか、
まだ私も想像がつかないのですが、楽しみに準備してまいります。
本質に直結するまっすぐで不思議なトマツワールド、是非体感していただきたいです。

私たちの出演は11月9日(金)。成城学園の第Q藝術、素晴らしい空間です。
また続報はわかり次第お伝えしますので、どうぞ楽しみにしてくださいね。

以前ご出演頂いたConnecting Peopleでトマツさんが肉態について語ってくださいました。
わかるような、わからないような、未知の引力があります。
まだご覧になっていない方は是非チェックしてみてくださいね。



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Connecting Peopleのページを更新しました。


国際的に活動する書道家の白石雪妃さん。6年前から直書観音のユニットを一緒にさせていただいています。
今回は9月9日 重陽の節句でのパフォーマンスについて、
そして書道家生活10周年を記念して、あらためて活動のご紹介などお話を伺いいました。
たくさんの音楽家たちからの評価も高い雪妃さんの素敵な世界、是非ごらんください。
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各ページ更新しました。詳細は写真をクリック!
ライブレポート
9/2 ニーシカトリオ

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Can On Music School
今月のおすすめCD



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ニーシカトリオ 無事に終了しました!
涙あり笑いあり、どこか懐かしいけれど、新しいサウンド。
荒井さんのお稽古場に「一撥入魂」という立派な書がありましたが、
まさにその通りのお二人のアプローチに一音一音視野が広がって、すごく楽しかったです!
たくさんの方にいらしていただき、嬉しいです。
詳しいレポートはまた後ほど。いらしてくださった皆様本当にありがとうございました!

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目白でゆうどで行われた翻訳家・内藤里永子さんのお話会、
[ターシャ・テューダーの古風な自給自足の農園暮らし]の会に行ってきました。

大地に根ざした表現者の代表、ターシャ・テューダーさん。
ターシャさんの生き方は芸術家だけでなく、現代の社会で、
美味しくて安全な野菜を次の世代に残したいと考える農業に携わる方もたくさんのファンがいるそうです。

今回の企画も身体にも心にも優しくてお水にこだわる、
時空カフェを展開する下山直子さんのカフェナシタとの共同企画のライブで、
内藤さんのお話と、身体表現のなかええみさんによる「ダンスの贈り物」そして、
カフェナシタのオーガニック野菜の軽食付きのなんとも贅沢なイベントでした。

そのカフェナシタの軽食と言うのが、軽食の範囲をはるかに超えていて、
滋味にして贅沢お食事でした。野菜中心で一切動物性食品は使用していないお料理ですが、
薄味のオーガニック料理とは一線を画す、素晴らしい味でした!
感動をうまく伝えることが難しいですが、
攻めるところは思いっきり攻め、抑えるところはしっかり抑える味の組み立て。
食感もカリカリしたもの、新鮮でジューシーなもの、ふっくらしたもの、もちもちしたもの、ザクサクしたもの、
多種多様な食感で口内が飽きることがありません。
食材と調理法ひとつひとつに徹底的にこだわるストイックさが伝わってきますが、
それを食べる方に押し付ける事は決してなく、一口ごとに想像が広がる感動的なお味でした。
満腹感と満足感のバランスも最高で、見た目のプレゼンテーションも素晴らしく、
まさに明日への活力につながる五感で楽しむパワーフードでした。

音楽もイチから自分たちで生み出す作業なので、
こういう風にひとつ一つのことを徹底的に、丁寧に、
素晴らしい完成度で出してくる作品に出会えると本当に嬉しい、
自分もしっかりしなきゃと気合が入ります。。
西洋では料理の作品を作曲と同じ「Composition」と表すことがあります。
生きることに直結する表現を探した時に料理は芸術だということを、改めて感じますし、
下山さんが厳選した複数の産地(ご自身の農場だけでないというのがまた面白かった!)のお野菜を、
カフェ形式のカジュアルなスタイルでいただけて、本当に 贅沢な時間でした。


写真は今回ご縁を繋いでくださった内藤さんと、
ダンスの贈り物のパフォーマンスをされた、なかええみさん。
妖精のようなお二人に囲まれて。
素晴らしいお話とパフォーマンスでした。

あ~、 それにしても本当に美味しかったなぁ!!
パワー充電しました。
明日のニーシカトリオ、きっと良い演奏ができるでしょう~
内藤さん、下山さん、なかえさん、そしてゆうどの皆様、素晴らしい時間を本当にありがとうございました。
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今日はニクの日。いよいよGreat Summit 南相馬の開催まであと一ヶ月です。
会場となるゆめはっと多目的ホールはこういったホールには珍しく、飲食が可能なホール!
是非、美味しい飲み物を飲みながらリラックスして聴いていただきたいです。
一年目は備品のテーブルを使用したのですが、どうも会議室感が出てしまうということで、
二年目からは、この企画のためだけに(!)持ち運びできるテーブルも購入しました。

Great Summit 名物の移動式BAR ”Take the J train (常磐線で行こう!)”の開店準備も着々と進んでいます。
バーテンはなんと新宿で長年バーテンをやっていた友人が手伝ってくれます!
南相馬にはこういう逸材がいるのですね。本当にありがたいです。

今年の目玉の一つは、取り上げるミュージシャン Eric Dolphyにちなんで本格焼酎「百年の孤独」を販売します。


この焼酎はEric Dolphy の有名な、
「一度中空に放たれた音は消え去ってしまい二度と取り戻すことはできない。」という名言が、
印刷されているのをご存知の方も多いかもしれません。
社長がきっとジャズ好きなのでしょうね~!嬉しいですね!

個数に限定がありますが、きちんと切り出した丸氷でお出しする予定ですので、是非ご期待下さい♪
Great Summit in 南相馬 2018 詳細はフライヤーをクリック !


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くまの皆様へ

横濱エアジンは通常ペット無料ですが、ニーシカトリオでは、
くまの皆様のみ無料となっております。是非お誘いあわせの上お越しください。
15歳以下の人間のお客様も無料です。日曜のお昼間のライブですので、
普段ライブにいらっしゃれない親子でのご参加、お子様の皆様も大歓迎です。

詳細はフライヤーをクリック!

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生配信 8/30(木)15:00-16:30  今年25周年を迎える 横濱JAZZ PROMENADE 2018 の、
今年の見どころ・聴きどころの紹介+出演アーティストによるミニライブ付きの記者発表に、
私が参加させていただくAll Flutes Company のPRで参加します。
生配信のライブではピアニストの福井ともみさんと久しぶりに共演します!
楽しみです。是非ご覧ください♪

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ライブレポートのページを更新しました。 是非お読みください~
大倉山記念館にてA Story of Jazz ~ Mary Lou Williams編です。

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8/24 A Story of Jazz Mary Lou Williams 編、無事終了しました!
たくさんの人にいらしていただき、本当に嬉しかったです。
この企画は私たち二人の力だけでなく、応援してくださるチームの皆様、
そして何よりも空の上からジャズジャイアンツのご加護のおかげで実現しています。
後ほどレポートを公開いたしますので、どうぞお楽しみに。

アンケートより嬉しいお言葉ご紹介します。
―――――――――――――――――――
・非常に興味深い内容と構成でした。
時代の背景とその時の音楽と照らしあわせて聞くと変化が楽しめました。

・人選がおもしろかったです。
――――――――――――――――――――
いらしてくださった皆様、本当にありがとうございます!
メアリーの魅力をもっともっとたくさんの皆様に知っていただきたいです。
メアリートリビアをこちらのページにまとめましたので、
是非、お読みください♪

次回は今年のSOJの最終回、エリック・ドルフィーです。
何を隠そう、私の一番好きなフルーティストでもあります。



一人でも多くのお客様にいらしていただきたいです!
フライヤーには載っていませんが、
高校生以下のお客様は¥1,000でご入場いただけるようにしました。
受付にて学生証提示いただければ学割でご入場いただけます!

大人の皆様もカノンが主催するイベント限定の割引価格で、
前売りチケットを販売しておりますので、是非ご活用ください。
インターネット決済、もしくはライブ会場や青山サロンでチケットを販売しております。

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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア 番外編

「 譜面がない!」

数多くの作編曲を世に残したメアリー。譜面を書く能力も抜きん出ていて、
移動中のバスの中、ライブの楽屋、なんと本番中、
左手で演奏しながら右手アレンジの仕事をしていたそう。
ちなみに一番のお気に入りの場所はベッドの中で書く事。
自身も譜面を書きながら演奏する能力は私の最も誇りに思う実績だ、と語っています。

メアリーが名を不動のものにしたカンザスシティでの演奏スタイルは即興性が多く、
その場で音で作っていくのは簡単でも実際に譜面に書くと複雑になってしまうケース多々があります。
それもあってか、メアリーの譜面はジャズのスタンダードナンバーの元になっているものも多いのに、
セッションでできるような簡単な形式の譜面はほとんど存在しないようです。

ビッグバンドのスコアは何点か出版されていますが、結構な高額商品で、
欲しいものを全部買っていたらただでさえ赤字の企画が大赤字になってしまいます(笑)。

というわけで今回取り上げる曲はほとんど自分で音源から採譜したものです。
実際にメアリーたちも耳を重視して音楽を作っていたわけだし、
このやり方で正しいとは思うのですが、
それにしても膨大な量でした。

一番大変だったのは、Zodiac Suite。12曲全部を採譜したのですが、残念ながら、
その参考音源となるメアリーのソロピアノのCDの音質が決してよくありません。
(おそらく低予算で作られたのでしょう)。さらにオークションで貴重な、
バロンに盗まれたシンフォニーバージョンのCDも高額で(涙)購入。
こちらもそもそもコンサート自体が失敗している上に音質も良くない。(それでもメアリーのチャレンジ精神と、何が何でもやり遂げるという強い意志が全編から感じられる点では買った事を全く後悔させないです)
なんとかこの2つの音源を比較しながら12曲採譜しました。

メアリーの和音は仲間内から「ゾンビコード」と呼ばれていただけあって、かなり重厚なものです。
(今では一般的となった和声も当時のミュージシャンたちは聴いたこともないようで、
ゾンビ音楽のように聴こえたのでしょう)。

どうしても音源から聞き取れないところがあって、思い切ってオーケストラのスコアを購入しました!
出費は痛かったですが、細かいところまで全部何がやりたかったのかわかるので、
メアリーから直接レッスンを受けているみたい。そう思えば安いものです!

スコアの編集したJeffery Sultanofさんも、
貧しい音源のクオリティとメアリーが一人で写譜した事による(通常はチームを組んで行う作業)細かいミスを、
どうするかの判断で苦戦したコメントしていて、手を握りあいたい気持ちですが、
このスコアを作った素晴らしいチームの皆様のおかげで、かなりリアルにメアリーの創造の内部を見ることができました。

前述のメアリーのドキュメンタリー映画をとったCarol Bash監督もそうですが、
メアリーの音楽の再評価に努めている人びとは、この唯一無二の天才に対する深い尊敬と愛情に満ちています。

どうしてもドキュメンタリー映画が見たくて、ダメ元でCarol監督に直接メールを出したら、
メアリーのことを広げて伝えるためであれば喜んで提供すると言って、すぐにリンクとパスワードを送ってくださいました。

メアリーの音楽への無償の愛が次の世代に引き継がれています。私もこの大きな木の枝の先っぽとして、
素晴らしい音楽をもっと伝えていくべく、身が引き締まります。

さて、8/24はZodiac Suiteも演奏します。ピアノソロから採譜したものをスコアと照らし合わせ、
まずは一段スコアに作りなおし、そこからフルートソロで演奏できるように落とし込みました。演奏するのが楽しみです。

そのほかにもメアリーの曲をたくさん採譜しましたが、
メアリーはジャズ(スイング)の語法を五線紙に落とし込むことのできる数少ない一人だと言われている事、
とても納得しました。早速、作成した譜面をホテルのギグで使用してみましたが、
共演者に初見で渡しても100%成功するし、(そもそも優秀な人と組んでいるのですが)お客さまからの反応も、
メアリーの曲の時は拍手がひと際大きいように感じます。
スイングの感じが伝わる手応えが他のスタンダードとは一線を画すのです。

SOJではフルートソロの演奏になりますが、きっと楽しい体験になると思います! 
是非大倉山記念館にお出かけください。
ライブ詳細は画像をクリック!

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一噌幸弘さんのレッスンでは能管だけでなく、毎回世界の笛について色々とお話を伺うことができて、
本当に勉強になっています。今日は北朝鮮の高音チョッテという楽器についてのお話を伺いいました。
自分のメモも兼ねて、この動画シェアします。すごい完成度でなんといったら良いのか...
笛吹きとしては目が離せません!


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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第6回

「 女性として/メアリーの再評価。」


ミュージシャンは良い作品を作るためお互い愛し合うようにできていると語るメアリー。
これは男女を超えた友愛ですが、若い頃のメアリーは恐れを知らない恋多き女性でした。
最初の結婚は16歳の時。当時在籍していたバンドのリーダー、John Williamsと結婚します。
当時の音楽家は巡業が多く、気に入った相手とペアを組むのは女性にとって身を守る手段でした。
後に別離を選ぶ二人ですが、Johnは積極的にメアリーを大物演奏家に紹介し、演奏の機会を後押ししました。
女性であるというだけで、ステージに上げてもらえないことが多い時代の中、
音楽のチャンスを導いてくれる人を選んだのは、運命と音楽家としての使命に忠実だったのでしょう。
私の欠点は音楽が素晴らしいと思う人に恋をしてしまうことだとも語っているメアリー。
ジョンと別れた後も、Williams姓はキープしたまま(おそらく変更が面倒だった)、
スピリチュアルジャズにシフトするまでは、数々の恋愛をくりかえし、創作のエネルギーに変えてきました。

メアリーの良き友人であり、ともにCafe Societyで活躍した超絶技巧のピアニストHazel Schottもそうですが、
彼女たちの時代に女性として男性と対等に活躍するには、
誰が聞いてもわかるぐらい圧倒的に男性より上手いことだけでなく、見た目も麗しく、
さらに自分の意見もしっかりと発信できる女性でないと表舞台に出ることは難しく、
それらをクリアして一度として出ることはできても、地位を継続することはさらに難しいことでした。

メアリーには女性ならではの何が何でも押し通す強さがあると思います。Zodiac Suiteの製作の経緯を見ても、
普通だったら絶対に無理という環境が整っていない状況で、誰の助けも借りず、
結果は望むものとは遠かったととしても、とりあえず実現させてしまう強さ、
これは女性ならではのような気がします。環境が整うまで待っていたら、
実現できなかったかもしれないですが、もしも同じ音楽の天才、
ジャコがデビューアルバムを作った時のようなサポート体制がメアリーにあったら、
どんな作品に仕上がっていたかどうか、想像するとその彩りの豊かさにワクワクします。

そして、一度でも実現させてしまえば、必ず後を引き継ぐものが現れます。
カンザスシティで活躍したミュージシャンの伝記を読むとメアリーの名前が必ず上がります。
幸いにも残っているスコアや音源からメアリーの再評価はどんどん高まっています。
2015 年にはCarol Bash 監督によって「The Lady who swings the band」が製作されました。

映画のサイト (写真がたくさん見れます)
http://marylouwilliamsproject.com/

残念ながら日本で本編は見れないですが、
こちらのトレイラーでメアリーの肉声が聴けます。


現代のミュージシャンによるメアリーへのコメント




さて、8月24日、S.O.J in 横浜まで、
毎日一個づつお送りしていくメアリートリビア。
シリーズは今回で最終回ですが、明日は番外編、「譜面がない!」をお送りします。

是非大倉山記念館にお出かけください。
ライブ詳細は画像をクリック!

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荒井さんのお稽古場です。この並んでいる琵琶、すごいですよね。
数える度に、本数が変わるのですよ。本当ですよ!
琵琶の精霊が見守る中、
9/2に横浜エアジンにて行われるニーシカトリオのリハーサルをしてきました。


チェロの平山織絵さんと薩摩琵琶の荒井靖水さんと最高に面白い和洋管弦トリオです。
今回のリハーサルはこのトリオの可能性を探る会でしたが、
次から次に出るわ、出るわ、ザクザクと宝箱のように、音楽のアイディアが出てきます。

私たち音楽家にとって今まで経験したことのない音に出会えた時の喜びは、
言葉に変えがたいのですが、チェロ、琵琶、フルートの組み合わせというのは、
予想もしなかった、でもとっても気持ちの良い世界に連れて行ってくれるもののようで、
私自身、本当に楽しみながらやっています!

9月2日の見どころは、様々な曲での荒井さんの謡(ウタイ)。
古典以外でのウタイは私も初めての体験でしたが、
水谷まさるさんの詩に私が曲をつけた「夢の木」や、
谷川俊太郎さんの「さよなら」など、必見必聴です。想像もしない世界が広がりますよ。

織絵さんの不動明王のような力強いチェロと、
荒井さんの琵琶とともに吹くフルートは格別に気持ち良いです。
どこにも属さないけれど、どこか懐かしい、
そしてどこか新しい、この不思議なトリオ、是非みなさん見にいらしてください!


さて、なぜ荒井さんがフルートを持っているかというと、
実は荒井さんは洗足学園音楽大学をフルートで卒業されていて!?!
ジャズとクラシックと学部は違いますが、大学のフルートの先輩でもあるのです。
織絵さんも洗足出身なので、3人とも洗足ということになります。
超一流の琵琶奏者がなぜフルート!?謎がつきませんが、
それが荒井さんの音楽の魅力なのですね。


昼間のライブなので、普段の夜のライブにいらっしゃれない方、お子様連れも歓迎です♪
イベント詳細は画像をクリック!

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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第5回

「 ミュージシャンのテレパシー ⇨ スピリチュアルジャズ」


メアリーの伝記より(翻訳はMiya) 〜以下引用〜 

メアリーは子供の時から魂(精霊)が見えた。
例えば、ある日畑を歩いていたら、小さな犬が見えてそれが牛へと変化していった。
ずっと人生を通して様々なものが見えていた。この”見える”能力はミュージシャンとしては有効なものだ。
一時期、演奏しているミュージシャンが次に何の音を演奏するか聞こえる時があった。
この能力はコントロールできないから、予測不可能なことに対応する能力、
音楽の中の即興にも大変に役立った。メアリーの透視力はヴィジュアルだけでなく、
音楽家として感情の情報を音から拾い集めた。

超自然的な出来事に慣れていたメアリーは、
1952年からの二年間のヨーロッパ滞在で人生最大の神の啓示を受ける。
マリアのイメージをみたメアリーはここから宗教的精神世界の探求に突き進む。
ショービジネス、裕福な人々、ミュージシャンやナイトクラブのオーナーさえも重要に感じなくなり、
今までどおり活動を継続するのが不可能になる。

1956年アメリカに帰ってきてからメアリーは祈るべき人の名前のリストを作った。
900名にも昇るそのリストはのちに1000を超える。
毎日の習慣の大量の祈りにくわえて、聖霊や守護霊に彼らの肉体的精神的苦痛を取り除くように祈った。
(祈り終わるまでに教会で9時間以上いなければいけなかった)
のちに彼女のスピリチャルアドバイザーとなる Anthony Woods牧師がまず最初に教えたことは、
メアリーが毎日祈っている1000人以上のリストをどうやって一人ひとり名前を挙げずに行うかだった。

メアリーが音楽を止めていた、と言っても、一般社会での演奏を止めていただけで、
音楽から完全に身を引いていたわけではない、とみる人が多い。
メアリーは教会のイベントなどでたまに演奏していた。
実際に一般的に音楽家はコマーシャルな側面ばかりが強調されるが、
学校、教会、自宅などでの音楽活動が光を浴びることはまずない。
もしも質の良いアーティストだったら両方の領域は重要なはず。メアリーはその素晴らしい一例だった。
真の音楽家である。

各方面からの熱い要望により徐々にスピリチュアルジャズで演奏復帰。指先を通して祈っていると語る。

~以上引用~ 

一度決めたら徹底的に自らを捧げる性質の持ち主。
完璧主義だからこそ成し遂げた功績も多いにありますが、
その裏には並大抵ではない苦渋があったのですね。

さて、8月24日、S.O.J in 横浜まで、
毎日一個づつお送りしていくメアリートリビア。
あすは「 女性として / メアリーの再評価」について!

是非大倉山記念館にお出かけください。
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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第4回

「 “Hamilton Terrace” はミュージシャンのサンクチュアリ」


(写真はS.O.Jのサンクチュアリ、大倉山記念館。)

〜〜以下引用〜〜

1942年からNYのハミルトンテラスに暮らす。仲間が音楽のために立ち寄ったり、
食卓を囲んだり、休息の場として、
そしてAfter Hoursのセッションで音楽的実験を繰り返す場としてのメアリーの理想の空間。

Hamilton Terraceはミュージジャンにとって天国のような場所だった。
朝方4:00頃演奏を終えると何人ものミュージシャンを家に連れて帰って、そうでない人は家で集合して、
みんな午前中、時には仕事に行く直前まで家で演奏した。
Bud Powell, Tadd Dameron, Monk, Miles, Mel Torme, Sarah Vaughan, Dizzy はみんな来ていた。
Benny Goodmanも来た。そこに集うのは、たまにはスターも来たけれど、
ほとんどはまだ名の知られていない新人達だった。

1940年代52nd Streetはヘロイン中毒者で溢れていた。
仲間たちがどんどんヘロインに汚染されていくのを見るのは苦痛だった。
ここからメアリーの人生をかけた仲間を救う十字軍活動が始まる。
ヘロインのせいで日常生活が送れなくなった仲間に食料を届け、家を掃除した。
でもどんなに努力しても力が及ばない事の方が多く、メアリーに終わりのない苦痛を与えた。

〜〜上記引用〜〜

メアリーの音楽はまた、個人的な音楽でもあります。
Zodiac Suiteが一人ひとりの星座友人に宛てた音の手紙であることからもわかるように、
音楽を通して魂の交流と癒しの効果を本能的に理解していたのでしょう。

さて、8月24日、S.O.J in 横浜まで、
毎日一個づつお送りしていくメアリートリビア。
あすは「 ミュージシャンのテレパシー ⇨ スピリチュアルジャズ」について!

是非大倉山記念館にお出かけください。
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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第3回
もはやトリビアではない気がしますが、気にせずに参りましょう。



メアリーはその類まれなる重厚なスイングを創出できるプレイヤーとしてだけでなく、
アレンジャー、作曲家としての評価が高いです。
しかしながら、最初のブレイクとなるAndy Kirkグループへの入団も黒人の女性だからという理由で、
一筋縄ではいかず、最終的にはメアリーの曲が評判を呼び、
彼女を入れないと録音させないというプロデューサーが現れ、しぶしぶ入団を認められます。
どこかに必ずわかってくれる人がいるというのが救いですが、そんなに苦労をしなくても、
もっとストレートにスターになっても良い才能の持ち主のはずですよね。

Benny Goodmanなど著名人への数々の楽曲の提供しており、
最低でも47曲 Duke Ellingtonの楽団のために編曲しています。
メアリーの真実を追求する演奏スタイルは多くの音楽家に支持され、
前衛の大家として知られるCecil Taylorもメアリーのライブに足繁い、
ついには二人でカーネギーホールでの二台ピアノコンサートを実現させます。
その半年以内には、また同じカーネギーホールで、今度はBenny Goodmanとの再会コンサート。
最先端のはるか先を行くCecilと前時代の王様のBennyとの共演。
なかなか誰にでもできるものではなく、
メアリーは満足そうに「これで全ての演奏に関わったと言えるわ」といったそうです。

こんなに素晴らしい振れ幅を持つメアリーがなぜ、音楽家として生きていくのに、
こんなに苦労したのか、メアリーの自伝の中に興味深い記述がありますので是非読んでみて下さい。

〜〜〜〜以下引用〜〜〜〜

「彼女の成功、性別、年齢、すべてが障害だった。男性共演者は皆メアリーに敬意を払ったが、
当時の男性にとって女性を雇うという事は必要以上に気をつかう事でもあった」
1940年代 メアリーはCafe Societyで一流の評価を得るが1940年代評論家は、
どのように黒人女性ピアニストを評価したらよいのかわからずにいた。
例えばタイムマガジンはメアリーを鍵盤の上の子猫とした上で、
まるで精力溢れる黒人のマスターから聞こえてくるような、硬質でうぬぼれない、
肉と骨のようなジャズピアノを筋骨たくましい若い黒人女性が弾いている。とした。
別の雑誌は何の変哲も無い少女がソリッドなブギウギを弾いているとレビューした。
フランスのジャズ評論家 Hugues Panassie目を閉じて聞いたら誰も女性だとは気がつかないはずだ、と評した。
これは女性は世間に真剣に受け止めてもらうには男性のように演奏することが必須だという、
ジレンマの証明でもある。メアリーはよく自慢げに自分は男性のように重く弾けると語った。
実際は自分自身のように重く演奏していたのだが。

〜〜〜〜以上引用〜〜〜〜

さて、8月24日、S.O.J in 横浜まで、
毎日一個づつお送りしていくメアリートリビア。
あすは「ミュージシャンのサンクチュアリ “Hamilton Terrace”」について!

是非大倉山記念館にお出かけください。
ライブ詳細は画像をクリック!
 
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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第2回



「Zodiac Suite (12宮星座組曲)」
史上初のジャズ作曲家によるフルオーケストラ作品!

----盗まれた音源、低予算による失敗----

ほぼ自腹でカーネギーホールで開催するものの、リハーサルが足りず、
本番は失敗に終わってしまう「Zodiac Suite」。
本番中にロストするプレイヤーが続出、
指揮者はスコアを1ページなくすなどトラブルが続き、
メアリー自身血管が噴き出すのではと思ったと自伝に書かれています。
極め付けは録音テープが盗まれたこと。
泥棒バロンのあだ名で、個人的な録音を勝手に販売することで知られるジャズパトロンの、
Timme Rosenkrantzに盗まれ、メアリー自身2度と聞くことはなかったそうです。

次のオーケストラとの共演のチャンスはNorman Granzが企画した、
交響楽団とJazzのコラボレーションのコンサート。こちらも予算がなく、
100人分のパート譜を全部メアリーが自分で書きました。
ジャズのことを何もわかっていない若い指揮者をあてがわれ、
リハーサル不足とメアリー一人で写譜したことによる細かいミスが重なり、
再びロストするプレイヤーが続出。メアリー自身が指揮をし、ピアノを弾き、
個人プレイで何とか切り抜けます。
Zodia Suite同様、お金と時間をかけることができれば、
歴史に残るものになったでしょう。
この公演の録音も(まだ前回のテープ紛失がバロンの仕業だと知らない)バロンに、
しっかりとテープを守っていて、と頼んだメアリー。
今回の録音もまた消えてしまうのでした。
出典:What’s your story morning Glory by Linda Dahl

もしも、もっと環境が整っていれば、間違いなく歴史に残る作品になったであろう、
ということは幸いにも残っているZodicのスコアを見るとわかります。
しかし、メアリーの逆境でもやり通す意志の強さには脱帽です。
人が雇えなければ、自分でパート譜を100人分書いたりと、
何が何でもやり遂げる強烈なエネルギーです。
すぐに花は咲かなったけれど、メアリーが蒔いた種はまさに今、
少しずつ芽が出てきていると思うのです。

さて、8月24日、S.O.J in 横浜まで、
毎日一個づつお送りしていくメアリートリビア。

あすは「音楽の幅の広さ」について!

是非大倉山記念館にお出かけください。
ライブ詳細は画像をクリック!
 
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8月24日のStory of Jazz ライブに向けて6回のシリーズでお届けします。
もっとMary Lou Williams を知りたくなるメアリートリビア・第1回

「メアリーは常に”一番”が好き」



メアリーは常に自分をチャレンジの状況に置く人でした。
成功し、名声を得た後もその姿勢を崩さず、
晩年まで驚異的な集中力と意志の力で、
様々な挑戦を続けました。
メアリーが成し遂げた数々の”一番”の一例は…

・ZODIC SUITE
シンフォニーオーケストラで演奏される、
最初のジャズの作曲家の作品。

・トランペットの帽子奏法
今では一般的になった、
ハットミュートを最初に考えたのはメアリー。
音色の変化が欲しかったため
帽子でミュートしたのが始まり。

・ピッツバーグジャズフェスティバルのプロデュース ..

▶︎アフリカ系アメリカ人がプロデュースする
▶︎メアリーの教会音楽のフェスでの演奏を委託される
▶︎カトリック教会がジャズフェスティバルの運営に関わる

…という、3つの史上初の達成。

メアリーのフレーズは数々の音楽家の、
インスピレーションの源泉になっていて、
例えば「Rhythm-a-Ning」のように、
今はスタンダードとなった曲も、
元をたどればメアリーのビッグバンドアレンジの一節。
それらの曲で後の音楽家たちはスターになりますが、
メアリーにはクレジットが入ることはありませんでした。
常に時代の先を行き、どこにも分類されなかったメアリー。

当時まだ、彼女の音楽を理解して、
分析できる人がいなかったため、
彼女が評価を得るには、
一層の年月と奮闘が必要になったのです。


明日のメアリートリビア第二回目は.
Zodiac Suite  史上初のジャズ作曲家によるフルオーケストラ作品をお届けします。

ライブ詳細は画像をクリック!

 

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Story of Jazz Mary Lou Williams 編 いよいよ来週の開催です!

メアリーは彼女が残した功績の大きさに対して、まだ名声が追いついていません。
この偉大な天才のことをたくさんの方に知っていただきたいです。
というわけでこれから24日のSOJ開催に向けて、
少しずつメアリートリビアを書いていきます。
まずは、先日メルマガでお送りしたものと同じ文章ですが、
「やっと出会えた Mary Lou Williams」です。 明日のテーマは"一番が大好き”です。


やっと出会えたMary Lou Williams

これまで15人のジャズジャイアンツを取り上げてきましたが、
メアリーに出会うために、このStory of Jazzの企画を続けてきたのではないかと思います。
メアリーの音楽は私がジャズに対して漠然と感じていたことを、一つ一つ具体的にわかるようにしてくれました。

メアリー・ルー・ウィリアムスはジャズ歴史そのものを体現する音楽家です。
これはジャズに限らず音楽全般に言えることですが、
ジャズは苦しみ(ブルース)から生まれた音楽です。
歴史を築いてきたミュージシャンたちが平和への願いを込めて、
常に挑戦しながら次の世代に受け渡すべく、その生まれ持った苦悩を美しく愛のある音楽へ昇華させました。
これ故ジャズは癒しの効果が高いと言えます。

私たち日本で暮らす人々にとって、遠い国の知らない音楽ではなく、
まるで、小さなコミュニティーのシャーマン的音楽家が、祈りを込めて演奏するのに同席するような、
個人的な癒しの効果がある音楽だということ。目に見えない音楽の世界は、
生きていくためにどうしても必要ないかもしれませんが、こうした日常的な音の処方箋は、
生活の中に大切なものです。

日本にいてブルースを直接体感することはなくても、人間としての魂の叫びは、
世界の音楽に通じるものです。そして、ジャズの面白いところは、
土着的な民謡の要素もありながら、国境を越え、時代を超え、常に進化、発展しながら進む音楽だということ。

人生のどの段階で聴いても、その時の自分に寄り添い、
次のステップへ導いてくれる音が見つかるのがジャズという音楽だと思います。
そこには、ミュージシャン達の戦いと調和、平和への祈りが刻まれています。

メアリーの音楽からはそのようなメッセージが伝わってきます。
こんなに素晴らしい音楽家がなぜそこまで知られていないのか、
メアリーが活躍した当時、女性でピアニストで名をあげることの難しさを改めて痛感します。
いずれにしろこれからもっともっと再評価される天才です。
ぜひ、このライブをきっかけにメアリー・ルー・ウィリアムスの音楽を堪能して、
彼女の音世界に浸っていただきたいです。


Story of Jazz Mary Lou Williams 編 8月24日の開催です!
イベント詳細は画像をクリックしてください。




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レッスンブログ更新しました。
暑い夏を乗り切る方法&ゴール設定について。
8月のCDコラムはもちこみ企画第二弾。
フランスシャンソンの巨星 レオ・フェレの作品です。
このレコードは持ち主のMさんとともに世界中を旅して、
はるばる日本に戻ってきた奇跡の一枚。
その物語と一緒にこの音楽を聴くと一層ワインがすすみます。
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ライブレポートのページを更新しました。
是非お読みください♪
黒田京子さん、水谷浩章さんとのドリームトリオ、最高の出来でした。
たくさんのお客様にいらしていただきまして、感無量です。
本当にありがとうございます。

今年はこのトリオで後2回演奏します。
9月29日は南相馬、11月22日は横浜にて、Great Summitです。
こちらのライブはジャズジャイアントの曲を取り上げますが、
その前にこのトリオで自分のオリジナルがどんな響きなのか試したくて、
今回のピットインでのライブを企画しました。結果的には本当にやってよかった。
ピットインはいつも新しいチャレンジを後押ししてくれるエネルギーがある場所です。
日本のクリエイティブな音楽のシーンにとって本当に大切な場所だとおもいます。

最高の環境で、最高のメンバーでできました。このエネルギーをどんどん次につないでいきます。
ピットインでは10月25日にコンダクションナイトを行います。
レコードレーベルを自分たちで立ち上げて、初のレコ初ライブです。こちらもどうぞお見逃しなく。


9月29日(土) Great Summit in 南相馬

10月25日(木) Miya’s Conduction Night @ 新宿Pit Inn

11月22日(木) Great Summit in 横浜


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今回の目標のひとつはジャズミュージシャンをモチーフとしたオリジナル曲を書くこと。
Story of Jazzをやっていて、ずっと取り上げるミュージシャンに捧げる曲を書きたいと思っていたのですが、
今回ついに実現しました。

リハーサルで音を出すまでドキドキでしたが、
京子さん、水谷さんのおかげで曲に命が吹き込まれました。
今回初演するのは、女流ピアニストのパイオニア、Mary Lou Williamsの捧げる曲です。

メアリーの力づよさ、優しさ、逆境に負けない力、開拓する力、
音楽への深い愛と信頼、前に進み続ける力などに対する私の気持ちを曲に込めました。

作曲する時は、このようにいろいろなことを考えますが、実際に音を出してみると、
考えていたことは全部消えてしまって、ただの音の情報になるのが、曲を作っていて面白いところです。

今回も水谷さん、京子さんの素晴らしい解釈で、自分のイメージを上回る作品になったと思います。
是非こちらの初演も楽しみにしていてください。Mary Lou’s Parradeという曲です。

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Pit Inn で行われる、今一番気合いを入れて準備しているライブ、
天使の分け前*悪魔の取り分、いよいよで今週の日曜日です。
先日、リハーサルをしてきました。
黒田京子さん、水谷浩章さんとのトリオ、
絶対に間違えのない組み合わせだと思っていたのですが、
音を出してみたら本当に最高!
予想していたよりもさらに素晴らしい世界で、
今度の日曜のライブの成功を確信しました。

スタンダード曲とオリジナル曲のベストバランス、
やっと理想の形でライブをすることができること、本当に嬉しいです。
きっと尊敬するジャズジャイアンツも空の上から力を貸してくれるだろうし、
オリジナル曲では、前に進むエネルギーを存分に出していきます。

是非、最初のチャレンジを見届けてください。
皆様のご来場、心よりお待ちしております。
天使の取り分*悪魔の取り分、詳細はこちらのページにて。

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カノンおすすめCDコラム更新しました。https://miya-music.com/CD-Column 
今月のおすすめアルバムは生徒さんからの持ち込みです!
これもレコードプレーヤーとカノン自慢のオーディオがあるからこそ!
今後も生徒さんの持ち込み大歓迎です。是非、最高のスピーカーで聴いてみてください!
2018.07.24
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江井神楽、牛頭天王のお祭りで奉納させていただきました。
雲をつかむような状態から始まった神楽の復興。
江井地区での神楽は途絶えてしまっていますが、
ビデオが残っていたのでそこから音を拾うところからのスタートです。

以前にも書きましたが、その前に大きな問題があって、
どの笛を使用しているのかがわからない。
地元の方は集落センターにあるものだというのですが、
音程が合わず、地元の笛製作者の方が作ったものをいただいて、
それでトライしていたのですが、
似てはいるのですが、それそのものではないので、
どうしても合わないところがありました。

先日ちょうど、近くの別の神楽を見学できる機会がありました。
そこは神楽の活動が盛んで、驚いたことに笛奏者だけで5~6人います。
そして、皆一人一本自分の笛を持っていました。
ということは江井地区のビデオに映っている方も、
自分の笛を吹いている可能性が高い、と思いつき、
早速ご家族の方に家に笛がないか尋ねたら、
「ありますよ!」とすぐに持ってきてくださいました。

その笛でビデオに合わせて吹いてみたら、
ぴったりの音程!一年以上悩んでいたことが、
ものの五分で解決してしまいました。
なんでこれが最初にわからなかったのだろう…。

日本の笛のことは全くわからなかったので、
私の聞き方が間違っていたのかもしれないのですが、
地元でわからないとなれば、専門の所で聞いてみようと思い、
東京でも指折りの大きな笛屋さんに行って、
「このビデオに映っているものと同じものをください」と言ったら、
わかりません、と言ってチューナーを出してきたり、と、
(結局そこではわからなかった)
西洋の笛のシステムからしたら、びっくりするような回り道をしました。
その地域の笛のことは地域の人にしかわからない、と最初に言われたのですが、
篠笛の世界は厳密でない部分が多いのかもしれません。
そこがまた面白いところです。

もしも最初から笛がわかったら、
能の世界を学ぼうと思わなかっただろうし、
周りの人々は、ここまでした労力は無駄にならないと言ってくれるのですが、
全くはじめてのことならともかく、
得意分野である音楽でここまで効率の悪い動きをしたことは、
もどかしい気持ちと同時に、
音楽について知らないことがまだまだあると思い知らされました。

それはともかく笛の種類に関しては一件落着で、
やっとスタートラインに立つことができました。

見学させていただいた柏崎地区のみなさまのおかげです!
本当にありがとうございます。
これからも素晴らしい笛の音色を大地に響かせてください!

それぞれの地区独特の神楽があるという話を聞いて、
興味を持ったのですが、正直なところ、
地区ごとに違うとは言っても、
そこまでは変わらないだろう、タカをくくっていました。

ところが柏崎地区の神楽を見学させていただいて、
違いにびっくり。江井と全然違います。
距離としては20Kmぐらい離れていますが、
それでこんなに変わるものなのでしょうか。

他の神楽のことがもっと知りたくなりました。
笛の種類がわかったところで、
やっと江井の神楽囃子の仕組みがほぼ分かりしました。
これで他の神楽と比べて何が違うかを調べることができます。

神楽に関してはここからがスタートライン。
今までやってきたことを活かせるかどうか、
ここから先何ができるかにかかっています。

2018.07.18
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カノン広報のYuki Egucgiによるライブレポートのページを更新しました。
是非お読みください♪


A Story of Jazz in 横浜 2018、たくさんの祝福を受けてスタートを切ることができました。
客席にはなんとマルサの女の作曲で有名な本多俊之さんが!
私の小学校の先輩でもある本多さん、
(小学生の時に本多さんの演奏を授業で聞いたのを覚えています!)
ジャコと本多さんとの2ショットのお写真を発見して、
是非詳しくお話しを伺いたいと言ったら、
なんとわざわざいらしてくださいました。

ビッグな方ほどこうして気軽に動いてくださることがあるように感じます。
私も絶対に見習いたいし、本多さんからも嬉しい言葉をかけていただいて、
勇気が出たこと、この気持ちを未来につないでいきたいです。

今回のライブは雲の上からジャコの魂が見守ってくれて、
風とともに地上まで降りて応援してくれたような時間でした。
いらしてくださった皆様、本当にありがとうございました。

次回のStory of Jazz in 横浜は、
ジャズの歴史を体現する女流ピアニストで、
作編曲家のMary Lou Williams を紹介します。
ジャズの根源的なルーツを常に感じながらも、
音楽の進化の過程の最先端に生涯居続け、
たくさんのミュージシャンに影響を与えた、
まさにメンターであり、イノベーター、
Mary Lou Williams をご紹介します。

メアリーの存在は、Louis ArmstrongやDuke Elllington など、
ジャズの巨人と肩を並べる、もっともっと知られるべき天才だと思います。

次回の紹介ビデオをつくりましたので、是非ご覧ください。
今回のジャコ編の演奏の模様も少しだけご紹介しています♪



次回のA Story of Jazz 、Mary Lou Williams編 、
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
カノン主催イベント限定の Web 前売りも是非ご利用ください♪

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今年の横浜でのGreat Summit は2018年 年内で完結します。
祝日前のとっても良い日にちが取れました♪ 11月22日(木) 良い夫婦の日です。
是非日にちをおさえておいてくださいね。
現在開催中のStory of Jazzシリーズの総集編です。
そして、同じメンバーでのプレイベントが7月29日、新宿ピットインで開催されます。
こちらはGreat Summitでは演奏しない、私のオリジナルも演奏します。
天使の分け前/悪魔の取り分と題し、今までジャズや音楽で取り組んできたことを、
自分の音色で皆様にお伝えするイベントです。
とっても楽しい会になると思います。是非合わせてお楽しみください♪
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かりゆしバンドで徳之島で演奏してきました。
闘牛で有名な徳之島ですが、さらにトライアスロンにも力を入れていて、
ちょうど一週間前にトライアスロン大会があったということで、
島は日焼けした屈強な男性ばかり。
長寿の島とも呼ばれる徳之島。
健康で長生きする秘訣がこの島にはいろいろとありそうです。

晢さん、美也子さん、そして山下兄弟と久しぶりの再会。
前回徳之島で演奏した時もこのチームだったのでなんの心配もないです。

美也子さんとダブルミヤコ。

ついてすぐに徳之島病院での夏祭りの演奏。

美術館のような美しい建物にびっくり!
かりゆしバンドがそういうところに呼ばれるというのもあると思うのですが、
かりゆしバンドが行くところは、人々が暖かくて、
文化レベルが高いことに毎回驚かされます。

翌日は防災センターでのメインのコンサート。
窯元から直接仕入れた陶器のお店、
ポルトボーの25周年をお祝いするコンサートに、
かりゆしバンドが出演。私も参加させていただきました。

とっても素敵なポルトボーオーナーご夫妻、
実行委員会の皆様の真心が、
ひとつひとつ積み重なって実現したコンサートだということが伝わってきました。

チケットは完売で補助椅子を出すほどの大入り満席。
晢さん、美也子さんの唄声にのせられて大盛り上がりでした。



さながらアリーナの照明はもちろん通信特機。
音響照明のプロフェッショナル集団、
抜群のチームワークは見ていて清々しいです。
なんの心配もなく演奏できます。
こうして安心できる環境で演奏できることは私たちにとって宝です。

ひとつの舞台を作りあげるには、
こうして支えてくださる方のひとつひとつの小さなことの積み重ねで、
最高のステージになるのですね。

これからも良い音楽を追求していきたいと気持ち新たに思います。

かりゆしバンドとの出会いのきっかけは、
たまたま東京での私のライブにいらしてくださったお客様が、
絶対にかりゆしのお二人に紹介したい、と思ってくださったところから。

あの日の出会いがなかったら、このようなコンサートにも繋がらなかったわけです。
偶然の出会いではありますが、
こうしていろいろな場所で演奏を重ねてこれたことは、
やっぱり何かのご縁、運命があるのだろうな、と感じます。

それから、10年間、ご一緒する時は、
どうやってお二人の音楽に貢献できるかを考えて演奏してきました。
ここにきて、かりゆしバンド内で完結するのではなく、
自分の表現として、アウトプットする時期が来ているように感じています。

晢さんと演奏する民謡から学ぶことは多いです。
いつか、近いうちに、何らかの形で、
自分の表現の一部としてまとめて発信したいという気持ちが湧いてきています。
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詩人寳玉義彦さんによるS 空間への定期訪問のレポートです。 是非お読みください♪
https://miya-music.com/Conneting-Places
7年間続けてきて、少しずつやり方が見えてきました。
ミヨ子先生の絵本の朗読とのセッション部分と私と義彦さんで作るプログラムの組み合わせ。
次回はこんなテーマでやってみたい!とミヨ子先生から、
ご提案をいただけるような信頼関係とやり方が見えてきた事、本当に嬉しいです。
今回のテーマは夢とファンタジー。音楽の形式にもファンタジー(幻想曲)というのがあるように、
音という目に見えない世界には、空想、幻想という事は大切な要素です。
演奏中、子供たちの様子から音の世界に没頭して、空想して聞いてくれているのが伝わっきて、
感受性の豊かさに驚きました。
子供達からもらうエネルギーは私の音楽にとても良いフィードバックがあります。

チームカノンでは引き続き「S-空間」への皆様の募金を受け付けております。
お預かりした募金は定期訪問の際に「S-空間」に引き渡され、
教材の購入などに使用されます。
ここでの支援の成果は学会を通じて、全ての発達障害を持つ子供の支援に還元されます。

募金頂ける方はチームカノンまで直接お問い合わせ下さい。
Tel 03-6427-9156
E-mail team.can-on@miya-music.com
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秋以降のとってもおすすめのライブのご案内です。是非日程を押さえておいてくださいー!
こんな贅沢なメンバーでできるなんて夢のようです。
前回、大興奮のライブとなりましたが、今回もきっとそれに続く素晴らしい内容になるでしょう。
このメンバーが集まるだけでも奇跡ですから。
おまけに、最高に嬉しい事に、このライブは昨年、
Benedict Taylorをイギリスから招いて行った同様のライブのライブ録音のCD発売記念ライブでもあります。
昨年の内容があまりによくて、予定はなかったのですが、
たまたま録音をしていたものを植村昌弘さんの力をお借りして、
ミックス、マスタリングして作品に仕上げる事ができました。
自主制作でCDを作るのは初めての経験だったのですが、
これを販売するためにレーベルも立ち上げました。今、最終調整に入っています。
詳細も出次第お知らせします。まずはライブの日程のお知らせでした。是非是非聞きに来てください!
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南青山サロンのアンサンブルミーティング、大成功でした。 レッスンコラム
そして、Can On Music SchoolのFBページにレポートが上がっています。

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七夕の日は徳之島へいきます.。久しぶりのかりゆしバンド。
天の川ライブのチケットはなんと完売しているだそうでです。
前日の夏祭りでも演奏します♪
10年来の付き合いがある与論島のかりゆしバンド、
自分たちの島にしかない音楽を奏でるお二人に、
音楽的にはもちろん、芸事に関わる考え方は大きな影響を受けました。
3人で音楽のルーツを求めてインドまで行ったことは強烈な記憶です。
お二人はますます前に進んでいると思うので音を合わせるのが本当に楽しみ!
新しいメンバーでのバンドサウンドもワクワクします。

闘牛で有名な徳之島。
島のみなさまの人柄も情熱的で、発信力があって、
とにかくかっこいい人が多い印象でした。

3回目なので、久しぶりに会える方もいてとても楽しみです。
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A Story of Jazz in 横浜 いよいよ7/4よりスタートです!
今年は、メンターとイノベーターをテーマにベーシストのJaco Pastorius、
ピアニストで作編曲家のMary Lou Williams 、マルチリード奏者のEric Dolphy を取り上げます。
是非、シリーズで見ていただきたいライブなので、スタンプカードシステムを導入しています。
なんとスタンプ3つで、総まとめコンサート、
ベーシストの水谷浩章さん、ピアニストの黒田京子さんをお迎えするGreat Summitが¥1,000引きになります。

Jaco Pastorius が 7月4日(水)、Mary Lou Williams が8月24日(金)です。
施設の予約の関係で現時点で全日程を出せないのが残念なのですが、
Eric Dolphyが10月、Great Summitが11月か12月を予定しています。

詳細が決まり次第またお知らせします。

私自身、得ることの多いとても力を入れているライブですが、
いらしていただいたら音楽がますます楽しくなると思います。
みなさまのご来場、心よりお待ちしています。

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Story of Jazz 横浜編 いよいよ7月よりスタートいたします。
第1回目は偉大なベーシストJaco Pastoriousから。
全身全霊でジャコの音楽に向き合います。
準備の段階ですでにジャコのエネルギーに救われ、次のレベルに上がる事のサポートを感じています。
しっかり演奏することができれば、きっと本番も祝福してくれるでしょう!

PR動画を作成しました。是非ごらんくださいませ。
会場でお会いできる事を楽しみにしています。



タイトル                :  A Story of Jazz  in 横浜  〜 Jaco Pastorious 〜
日時       : 7月4日(水) 19:00 Open 19:30 Start
会場名                  : 大倉山記念館 第5集会室  港北区大倉山2-10-1
会場電話番号      : 045-544-1881 (会場に関する問い合わせのみ)
会場への交通      : 東急東横線大倉山駅下車 徒歩7分
料金                      : 予約¥2,000 当日¥2,500
お電話でのご予約

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今月のレッスンコラムとオススメCD公開しました♪
https://miya-music.com/LESSON-COLUMN-TOP
https://miya-music.com/CD-Column



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チェロの平山織絵さん、薩摩琵琶の荒井靖水さんとのトリオ名が決定しました。
この組み合わせのきっかけとなった人形師の山本由也さんより名前を頂戴し、
「ニーシカトリオ」となりました。
古典アリ、ジャズあり、なんでもありの音の間を自由に行き来する和洋管弦トリオです。
3人とも洗足学園音楽大学の出身でもあり、
なんと荒井さんはフルートも吹きます(ライブでは多分吹きませんが)。
何が飛び出すか楽しみな音の宝箱。9月2日、日曜の昼間、横浜エアジンに是非皆様お出かけください♪


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念願だったジャズに焦点を当てた新プロジェクト開始のお知らせです。
このお知らせができること、とても嬉しいです。

私のインスピレーションの源であり、どこでも行きたい世界へ繋がれるパスポートでもある、
ジャズにフォーカスしたプロジェクト「天使の分け前✴︎悪魔の取り分」の、
第一弾が素晴らしいメンバーを迎え、新宿ピットインで初開催します。

10年近くホテルのラウンジなどでスタンダードジャズを演奏してきました。
多い時は1日で数カ所周り、10ステージ以上行う日ももありました。
おかげさまでレパートリーは増えたのですが、徐々に量よりも質へ、
自分が本物だと思うものをお伝えしたいという気持ちが強くなりました。

「天使の分け前✴︎悪魔の取り分」は素晴らしい財産である、
ジャズの文化を継承しているライブハウスで演奏する事を前提に考えたプロジェクトです。
日本にはそれぞれの特徴を持った素晴らしいジャズのライブハウスがたくさんあります。

ジャズは大地に根ざしたルーツがありつつも、常に革新性を持つ音楽です。
今はスタンダーダードとなった古典曲も発表された当時は革新性を持つものであったし、
それが人々を熱狂させ、現在の私たちにまで届くエネルギーを内包するものでした。
時間の芸術である音楽は、その時代が纏う空気感に大きく影響されます。
発表された当時の空気感で演奏するのは不可能ですから、
現代で演奏する場合は、今の空気感にあうように工夫したり、
味付けをしたりして演奏する事が素晴らしい作品を世に残してくれた先人達への最低限のマナーだし、
敬意を持ちつつジャズのエッセンスを受け継ぐオリジナルの演奏はジャズの未来にとって重要な事だと感じています。

また、ソロプロジェクトのA Story of Jazzを通して、ジャズの巨人の魂と向きあう内に、
自分の中で聞こえている音楽とジャズの先人達が残してくれた財産のバランスの取り方も徐々に見えてきました。

そんな様々な経験を経て「天使の分け前✴︎悪魔の取り分」プロジェクトにたどり着きました。
大好きなライブハウス、新宿ピットインで第一回目を飾れる事、とてもうれしいです。
何か新しいチャレンジをする時は、いつもピットインにお世話になります。
チャレンジを受け止めてくれる空間は私たちミュージシャンにとっては聖地です。
きっとジャズの聖人たちも見守ってくれるし、悪魔の取り分も残す事で新たな広がりにつながると思います。
珠玉のスタンダードを我が身に染み込ませ、渾身のオリジナルをおとどけします。

ホテルにお越し下さったお客様からは、「ライブでもスタンダードジャズが聴いてみたい」、
とのリクエストをいただいておりました。
長い時間がかかりましたらが、この「天使の分け前✴︎悪魔の取り分」でやっとお応えする事ができます。

メンバーはGreat Summitでご一緒するピアノの黒田京子さんとベースの水谷浩章さんとのトリオです。
Great Summitで取り上げる Jaco Pastorius、Mary Lou Williams、Eric Dolphyの曲も数曲演奏予定です。

新しいプロジェクトの立ち上げ、是非お立会いください。
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先日喫茶茶会記で行われた新井麻木さんのFree Improvisation Nightに嬉しいお呼ばれライブでした。
新井さんとは色々なお話をしてきましたが、演奏するのは初めて。
やっと本当の新井さんに出会えたような、
ますますどんな方なのか謎が深まったような、奥深い体験でした。音楽も素晴らしかった。
また今後色々な場面でご一緒したいです。ありがとうございました。

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Connecting People のページを更新しました。



ベルリン在住のヴィオラ奏者 高橋麻理絵 (Viola, Baroque Viola) さんです。
一時帰国でお忙しいご予定の隙間を縫って奇跡的にセッション&インタビューさせていただきました。
動画後半のセッションの様子も是非ご覧くださいね♪

本格的なクラシック奏者でありながら、近年即興に目覚め、
今はたくさんの方とセッションをされている(日本でも、素晴らしい方と共演しています。)そうです。
即興を最近始めたとは思えない、まるで生まれた時から即興演奏をしていたかのような流暢なアプローチ。
クラシックのトレーニングを徹底的に積んだ方は、
即興の世界でもいきなりトップレベルから入る方が多いように感じます。
どの分野でも突き詰めれば、全てのことに通じることの証明と、即興の可能性の深さを感じます。
そして、麻理絵さんのキュートでチャーミングなお人柄と演奏が相まって、
きっと私たちはみんな生まれた時から即興をしているのだろう、ということに気がつかされます。
2018年6月は数本ライブがあって、その後ベルリンに戻られます。
素晴らしい才能を目撃する貴重なチャンス!スケジュールはこちらです。
皆様是非、麻理絵さんの自由でポジティブな即興を見に行かれてください。
次回は是非私もライブでご一緒したいです。

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一度は観てみたいと思っていた、谷川俊太郎&谷川賢作コンサート。
ちょうどタイミングがあって、
阿佐ヶ谷の久遠教会でのコンサートを聴きに行くことができました。

入り口のところで賢作さんにお会いして、すぐに、
「飛び入りする?」とお声がけいただきました。感謝です!
どの場面でお声がかかるかドキドキしながら聴いておりました。
賢作さんのSoloから始まって、この辺で登場かな、と待っていたのですが、
そのシーンではお声がかからず、俊太郎さんが登場。
休憩後のすぐにご紹介いただいて、
賢作さん&俊太郎さんDUOに飛び入りと夢のような展開でした。

フルートソロから始まり、俊太郎さんが笛にまつわる詩を朗読して、
賢作さんとの即興DUOという流れ。

緊張もしたけれど、俊太郎さんの大地から天にまっすぐ伸びるような存在感と、
賢作さんとの絶妙な掛け合いから生まれる安心感に包まれながら、
場所が教会という事もあり、祈るような気持ちで演奏できました。

こういう経験が未来へと続けていける糧になります。
素晴らしい機会をくださった賢作さんに心より感謝です。

賢作さんとは今年秋以降に色々ご一緒できそうな雰囲気です。
本当に楽しみ!

俊太郎さんの詩には音楽にまつわるものが多いのですね。
たまたま今回のライブで取り上げたものがそうだったのでしょうが、
時間の芸術である音楽を言葉で切り取ったものに生で触れられること、
それを賢作さんのピアノでリアルタイムで追体験し、
言葉では説明できない未来への展望が両方同時にかなうこと、とっても贅沢なDUOだと思います。

谷川俊太郎さんは内田義彦さんとの対話集「言葉と科学と音楽と」の中で、
音楽は予言である、とおっしゃっていますが、
言葉の一つ一つに、目に見えず、形に残らない芸術への敬意を感じて、
こちらもまた身が引き締まる体験でした。

谷川俊太郎&賢作 コンサート本当に素晴らしいです。
見れるチャンスがあったら、絶対に見た方法が良いです!
次回は10月19日、浜離宮ホールだそうです。
谷川俊太郎&賢作 コンサート「聴くと聞こえる」
https://www.asahi-hall.jp/hamarikyu/event/2018/10/event1157.html
響きも抜群のホールですし、席はすぐに埋まってしまうと思いますので、
ご興味のある方はお早めに問い合わせください。


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一昨日のヒルトンホテル、セントジョージバーにて。ボーカルの高橋奈保子さんの撮影︎
後ろ姿ですが、ピアノは川村健さん。
定期的に演奏しているホテルシリーズでは最近嬉しいことに健さんとの組み合わせが多いです。
どんな曲でも健さんとだったら場の雰囲気を壊さずにクリエイティブな方向性を持って 演奏できるのでとても楽しいです。

来月のヒルトンホテルは9日と21日です。組み合わせは未定ですが、
ボーカル、ピアノ、フルートの予定です。
定期的に演奏していますので、ご興味のある方はセントジョージバーのスケジュールを見てみてくださいね♪

それから、5月29日(月) 喫茶茶会記にて新井麻木さんの即興ライブに出演します。
新井さんのギターとの即興DUO、とっても楽しみです。
詳しくは茶会記にお問い合わせくださいませ。
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ライブレポートのページを更新しました。
是非お読みください♪



写真は銘醸館さまより。ありがとうございます!
Story of Jazz 2018 南相馬編の最終回、Eric Dolphy 編です。
今年は嬉しいことにリピーターの方が増えて、
3回ともいらしてくださった方がたくさんいらっしゃいました。
友達から友達へどんどん広がっていき、本当に嬉しかったです。
いつも応援してくださる皆さまに心より感謝です。

今年は今まで2か月ペースだったものを、
1か月ペースに変更してのチャレンジでした。
かなり前もって準備をしていたのですが、
直前になると、あれもこれもやりたい、と気持ちが贅沢になって、
結局ギリギリまで根詰める日々が続きました。
体力とのバランスを考えて、
来年は間をとって90日目安でやってみようかな、と思っています。

今回本当に嬉しかったのは、
初めていらしたお客さまもリピーターの方もリラックスした雰囲気でできたこと。
おそらく一人一人が音楽に対して何らかのコミットをして聞いてくださっていて、
自然な形で、途中で質問をいただいたり、
思った事を伝えていただける場面があって、
こういったコミュニュケーションはいつか実現できたら良いな、と思ってはいたのですが、
思ったよりもずっと早く最高の形で叶った事がすごく嬉しかったです。

トークは入りますが音楽的には一人のシーンがメインの現場で、
このようなエネルギーの交換はとても力になります。

2015年にそれまで東京でやっていたSOJシリーズを南相馬で引き継いだ時、
ジャズ黎明期、人種差別と戦いながらも美しい音を追求し、
それを対立する物事や現象と中和するための解毒剤として機能させる姿勢を保つ音楽に取り組むこの企画が、
人々の行き交う混沌としたエネルギーが起きているこの土地で行うのに合っているような感覚がありました。

今回、理想の形でできたことで皆さまの反応から感じたことは、
物事の本質を鋭く捉える感覚を持つ方が集まってくださったこと。
自分の直感が間違っていなかったことを確信しました。

以前プロモーターの方に
「田舎ではみんなの知っている曲をやらないとダメだよ」、
と言われたことがあって、
それは現場によっては田舎でなくてもどこでも当てはまることではあるので、
そんなものかな~、と思いつつ、
自分が素晴らしいと思う音をお伝え出来るよう最大限の努力をしてきました。

今回のシリーズのように、本質的に素晴らしいものと向き合って音を出せば、
それは知っている曲でも知らない曲でも、
ダイレクトに聞いてくださる方に伝わるということを実感できて、
本当に嬉しかったです。

私たちは最大に素晴らしいと思うものをお届けするために音楽をやっていて、
それが人の曲だろうと、自分の曲だろうと、知っている曲だろうと、知らない曲だろうと、どうでもよくて、
大切なのはその瞬間、その空間に一番合う音楽をチョイスして演奏することなのだろうと思います。

今回の取り上げたお三方の音楽をじっくり向き合って聴いてみよう、
という方がいらっしゃれば企画としては大成功。アンケートで、聴いてみようと思います、
というお言葉を頂戴したので、本当に大成功です!

素晴らしい音楽はどういう気持ちで向き合うかで、
自分にとって得られる効用が変わってきます。
目には見えないですが、食べ物と一緒で空気の振動を通して身体に取り込んで、
明日へと生きる活力を得るものです。

ジャコ、メアリー、そしてエリック・ドルフィーの音楽から受け取った音楽のメッセージをエネルギー源に、
どれだけ自分が前に進めるか、気が引き締まる思いです。
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今月のおすすめCan On おすすめCDです。
Chico Hamilton Quintet「The Original Ellington Suite」



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世界で活躍する即興表現者をインタビューによりつなぐ、Connecting Peopleのページを更新しました。
リンク先で今まで出演してくださった素晴らしいゲストの動画もご覧いただけます。




日程:2018.05.12
ゲスト:
トマツタカヒロ (肉態表現)
荒井康太 (ドラム)

世界で唯一の「肉態表現」のスペシャリスト、トマツタカヒロさんと、
代々続く青ヶ島の島太鼓の家系で、伝統のリズムから現代の楽曲まで、
アジアのドラムの最先端を体現する荒井康太さんをゲストに、
喫茶茶会記 「LUNAR PHASE」内で行われた芸能の起源と即興についてのお話。
最後にセッションの模様も少しだけご紹介しています。

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ライブレポートのページ更新しました。
LUNAR PHASE @ 喫茶茶会記です。
お客様のアンケートも掲載しています。
ご来場くださいました皆様、本当にありがとうございます。


写真では全く伝わりませんが…
こんなに爆笑した即興ライブは初めてでした。
張り詰めた緊張感の中で行う即興も大好きですが、
トマツさんの表現にはどこか「クスッ」と笑ってしまう面白さがあって、
それはそれは大まじめな事なのですが、
お客様も笑ってくださって、そこから喜びの輪が広がっていくという、
不思議で最高な体験でした。

芸能の起源が今回のテーマ。
まさにお二人の根源的な要素と前衛が交錯する表現で、イメージ以上の素晴らしい会になりました。
康太さんとの暗闇DUOもすごく楽しかった!
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ライブレポートのページ更新しました。 お客様のアンケートも記載しています。
是非お読みください♪
Story of Jazz 南相馬編 Mary Lou Williamsのレポートです。

会場の銘醸館様がHPで取り上げてくださいました。
http://www.minami-soma.com/meijokan/modules/news/article.php?storyid=468
歴史ある元酒蔵で豊かなリバーブを持つ最高の環境です。
ここで創作を続けられる事はとても贅沢でありがたい事です。

Mary Lou Williamsの音楽と一対一で向き合えた事は、
自分にとって大きな意味がありました。
正直、こうして取り組むまではあまり詳しく知らなかったのですが、
ジャズを語る上で絶対に外せないゴッドマザーのような方で、
これだけ素晴らしいミュージシャンが何故もっともっと有名でないのか不思議でならないです。
当時のミュージシャンの活動状況下で女性で腕一本で名を挙げる事は、
今からは想像もつかないぐらい大変な事だったのでしょう。

実際メアリーに敬意を払っているミュージシャンは歴史に名を残した、
モンク、マイルス、パーカー、ディジーなど名前を挙げればキリがないですが、
そのリスペクトは現代に活動する音楽家にも脈々と受け継がれています。

実は今回、資料を集めるに当たって、メアリーの記録映画があると知って、
なんとか見れないか色々と探したのですが、日本では入手不可との事。
ダメ元で監督で製作者のCarol Bash さんに
日本でメアリーの音楽と人柄を日本で紹介する企画なのだけれでも、
資料のために映像を見る方法がないか問い合わせを出したら、二つ返事でOKとの事、
リンクとパスワードをお送り頂きをすぐに見る事ができました。

ジャズは苦しみから生まれた音楽だからこそ、
人の苦しみに寄り添い、癒す事ができる音楽であるとの強い言葉とともに、
アフリカへの回帰には否定的な見解を示したメアリー。
自分の肉体の中の魂のルーツと繋がって、
指先から祈りながら弾いていたメアリーの音は、
非常に強いインパクトを聞き手に与えます。

途中のブランクを挟みながらも幼少の頃から晩年までピアノを弾き作編曲を続けたメアリーは、
ジャズの歴史を生きながらにして全て体験したミュージシャンでもありました。
そして、まさに「History of Jazz」と題して、CDの製作や大学での講義を行い、
ジャズの発展に貢献したアルコールやドラッグで悲しい死を遂げた友人達の魂に語りかけ、
次の世代へ音の財産をつないでいったメアリー。

この素晴らしいジャズジャイアントの魂を広げるためだったら、
喜んで映像を提供すると言ってくれたCarol Bash監督に大感謝です。
メアリーの音を聞いた全ての人が音楽への無償の愛で癒されるし、
その気持ちよさがこうして喜びの連鎖に繋がっていくのだと思います。

Story of Jazzで取り上げるミュージシャン15人目ですが、
Mary Lou Williams にこうして深く出会うために、
ここまでやってきたのではと思うぐらい今回は収穫がありました。

メアリーのCDは録音状態が良いものとそうでないものがあって、
後期の作品は音質が良いものが多いですが、
予算がない状態で作られた前期の作品は音だけだと全体像を捉えるのが難しいものもあります。
そのような作品もメアリーが生きてきた背景を知ることで、
想像力で補って聞くとそれはそれは素晴らしい作品だという事を実感します。

SOJでの解説を聞いた上で聞いていただくとかなり楽しめるし癒されると思います。
横浜編は8月の予定です。どうぞご期待下さい。

これからジャズと名のつく音楽を演奏する時にメアリーの魂を感じながら演奏できる事を 非常に嬉しく思います。

さて、今年より3か月連続で毎月お届けして参りましたA Story of Jazz 南相馬編。
5月でいよいよ最終回です。最終回は鬼才マルチリード奏者 エリック・ドルフィーを取り上げます。
お得なチームカノンネット限定前売りも是非ご利用ください。





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レッスンコラム更新しました。先月アップできなかったので、2ヶ月まとめてです。
https://miya-music.com/LESSON-COLUMN-TOP
「笛がふえた」& 「6月のアンサンブルミーティングに向けて」 


4月のCan On おすすめ音源は植村昌弘さん率いるMUMUの最新アルバムでした。
https://miya-music.com/CD-Column
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綿津見神社例大祭での江井神楽、2年目のチャレンジです。
今年は南相馬市文化財課より助成を受け、獅子頭と太鼓が新しくなりました。
獅子の舞手はまだいないので、笛と太鼓の神楽囃子のみの奉納ですが、
今年は非常に嬉しい進展がありました。

10年以上前に途絶えた江井神楽、
最初は地元の方と一緒に奉納することを願っていたのですが、
実際に練習してみると、ゼロから習得するには、
かなり時間と情熱をかけないと難しいことを実感しました。
コミュニティがしっかりしていた昔は、
みんなで集まって練習する時間はあったと思うのですが、
皆が自分の事で忙しい日々を送る現代社会には合わないシステムのもので、
途絶えたのも当然の流れだと思います。

民俗神楽はその地域にしかないもので、
音楽家としては非常に興味の惹かれるものです。
たまたま私はこの地域に関わる事ができて、
こうして取り組む事が出来ました。

DVD化したビデオの資料を見て、
笛の旋律を理解しましたが、
神楽の一部、幣束舞で祝詞を笛奏者が唱える(歌う)場面があって、
私は歌うのはとっても苦手なのですが、
自分がやらないと、何もない場面になってしまうので、
無理やり頑張って挑戦していました。
イントネーションがどうしても合わず、
そこは仕方ないと割り切って、
今まで正式なお祭りでは2回奉納させていただきました。

その経緯を見てくださったのか、
今年は、祝詞の所だけでも、一緒に唱えてもらえないか、
現場でお願いした所、ベテラン神楽OBの方が、
「よっしゃ!」と急遽参加してくださることになりました!
地元の方、しかも経験者の方との共演は、
夢に見たけれど、一度は諦めた事。
自然な流れで実現できて、言葉にできない感動でした。

地元の言葉(言霊)が入ると、
何段階も上のものへと昇華します。
本当に嬉しかったです!

あとは笛が思い通り吹ければ満足なのですが、
篠笛のどうしても音程が安定しない所があって、
ああでもない、こうでもない、と試行錯誤しながら進めています。

この地域にしかない神楽ですから、
この地域の方に習わないとわからない所がどうしても出てくるのですが、
残念ながら笛の事がわかる方は今はいらっしゃらないそうです。

そのような状況でも昨年から一つ進歩した事があって、
地元の方に習えないのであれば、
自分がアクセスできる一番古い日本の笛の事を学んで、
そこから何がわかるかたどってみよう、と思い、
様々な嬉しいご縁がつながって、
今年からお能の笛、能管を一噌流笛方の一噌幸弘さんに習っています。

1000年前の日本の音楽にアクセスできる事はもちろん、
和と洋の笛を両方演奏する事で、
自分のバランスが取れるという事も大きな発見でした。

まだまだこれからですが、
きっとこれで江井神楽も、普段演奏しているジャズやその周辺の音楽も、
新たな広がりがあると思います。

これからどうなるか、どうぞご期待下さい!
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色々なページを更新しました。レポートや定期コラムです。是非ご覧ください♪ 


・ライブレポート
3月29日 MUMU(ゲスト出演)@ 吉祥寺MANDA-LA2
https://miya-music.com/Past-Works

・レッスンコラム
vol.42 フルートティストのフルーティストによる、フルートのためのジャズスタンダードバイブルを作ろう!
https://miya-music.com/LESSON-COLUMN-TOP

・今月のおすすめCD
Joni Mitchell 「HEJIRA」
https://miya-music.com/CD-Column

・Can On Music School Facebook Page
即興ワークショップ 2018 in 南青山のレポート
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ライブレポートのページ更新しました。
https://miya-music.com/Past-Works
アンケートの内容もアップしましたので、是非ご覧ください♪



SOJも14回目。南相馬では4年目となります。
今回とっても手応えのある回でした。
ジャコに直接教わったような気持ちです。

フルート一本でジャズの巨人の魂と対峙しようと始めたこの企画。
取り上げる曲は様々で、それらをフルート一本で表現しようとすることに、
疑問が全くないといえば嘘になります。
できることなら私もアンサンブルしたい。

ジャズ、そして音楽全般が発展していく過程で、
同じメンバーで同じ場所で繰り返し演奏することで、
技術の向上や、音楽の深みが増していきます。
それを繰り返して現在の音楽があり、
私もできればそのプロセスをたどりたいです。
でも残念ながら、今現在の環境で音楽家として生活していく中で、
クリアしなければいけない条件などを考えると、
このような企画で同じ場所で同じメンバーで、
定期的に演奏することを実現するの現実的ではありません。

とはいえ、音楽家は演奏しないと生きていけません。
なので、まずは一人で気楽にできる環境から始めようということで始まったこの企画。
結果的には条件のクリアの点では気楽ですが、
音楽的にはグループで実現させる内容を全部一人でやるので、
かなり重労働だと言う事にやってみてから気がつきます。
もちろん音楽のために努力する事は喜びしかないので、
問題はないのですが、おかげさまで大分演奏の体力がつきました。
そして、ありがたいことに途中からナビゲーターの寳玉義彦が加わり、
トークと音楽のバランスが取れるようになりました。

アンサンブルで成立している曲をフルートソロに落とし込む作業は、
一曲一曲試行錯誤です。
嬉しい事に今回はじめて「この方向でいいんだ!」という実感がわきました。
というのも、ジャコがエレキベースとパーカッションのDUOでDonalee や、
ソロでCromatic Fantasyを演奏していることが、
フルートソロで各曲にチャレンジするのと同じ道の上にあるように感じたからです。

それらの曲のジャコの演奏を始めて人々が聴いた時、
聞く前はもしかしたら、
「そんな難曲をエレキベースでやるのに何の意味があるの?」
と、思っているかもしれませんが、
ジャコの圧倒的な演奏を聴いたら、言葉では説明できない、
目に見えない世界で繰り広げられている情景を、
ただただ異次元に連れていってくれる、
すごいものとして受け入れるしかないと思います。

つまり、私もただただ、圧倒的になるまでやるしかない。
その事を教えてくれたジャコにものすごく感謝です。

自分は世界一のベーシストだと自ら触れてまわっていたジャコ。
それは傲慢さでも権力欲しさでもなく。
素晴らしい演奏家と一緒に演奏するには、
自分が世界一であると思えるぐらい準備をしたという、
ジャコならではの礼儀だったのだと思います。

ジャコの音楽を深く触れる前は、
自分が世界一のフルーティストなんて考えた事もなかったのですが、
素晴らしい共演者の皆様、
そして素晴らしいお客様に聞いてもらえるようにするために、
自分の音楽の中で何か一つでも「これは世界一だ!」と思えるような、
表現を身に付けたいと思うようになりました。

演奏している間もずっとジャコが応援してくれているような気持ちでした。
今回学んだ事をまた深めていける事が本当に楽しみです。

横浜で夏以降に同じプログラムで開催しますので、
どうぞ楽しみにしていてくださいね。

そして、次回の南相馬編では、カンザスシティの女流ピアニスト、
チャーリー・パーカー/ディジー・ガレスピー/セロニアス・モンクなど、
数々のミュージシャンのメンターとして重要な位置にいながらも、
知る人ぞ知る貴重な存在、Mary Lou Williamsを取り上げます。

皆様のご来場、心よりお待ちしております。

チームカノン、もしくはFacebook イベントページ参加ボタンでもご予約可能です。
カノン主催イベント特価前売りもございます。
是非ご利用ください。
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Videoのページを更新しました!
https://miya-music.com/VIDEO-TOP

遅ればせながら...Story of Jazz の総集編、
渋谷毅さん、吉野弘志さんをゲストにお迎えした、
Great Summit 2017 in 横浜のダイジェストです。



今年のStory of Jazz も間も無く始まります。

vol.14 3月25日 Jaco Pastorious
vol.15 4月22日 Mary Lou Williams
vol.16 5月20日 Eric Dolphyです。
総集編のGreat Summit では黒田京子さん(p)、水谷浩章さん(b) をゲストにお迎えします。
素晴らしい音楽家が私たちに残してくれた財産を、
大切に未来につないでいくコンサートです。
どうぞお楽しみに!
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ライブレポートのページを更新しました!
ゲストにスガ・ダイローさんをお迎えしてのGreat Summit in 横浜 




そして、3月3日のフラワーアーティスト月姫さんのイベント「上巳の節句」も大成功。
 

月姫さんのFacebook Pageに写真がたくさんあります。
月姫さんの素晴らしい花活け、雪妃さんの美しい書など是非ご覧ください。
テーマの「開花」の通り、たくさんのご縁が開いた1日でした。

そして、月つながりですが、
以前から準備していた企画が告知開始です。 Miyaの即興ライブ「月」シリーズの新展開。
喫茶茶会記で続けてきたソロフルートの即興ライブを一歩広げて、LUNA PHASE (月相) と題して、
素晴らしいゲストをお迎えしたライブを開催します。
笛、太鼓そして私たちの身体。芸能の原点に通じる編成で一夜限りの即興セッションをお届けします。
日本だけでなく、韓国やマレーシアでの活動など、アジアの最先端の音楽を体現するドラマー荒井康太と
山下洋輔との共演などで音と肉態の表現の垣根を超えるトマツタカヒロをゲストに迎えます。


チームカノン、もしくはFacebookのイベントページでもご予約可能です。
カノン主催イベント特価前売りもございます。
是非ご利用ください。
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3月3日 ひな祭りの日、フラワーアーティストの月姫さんのイベント、
「上巳の節句」に直書観音で出演します。
書道家の雪妃さんとの最終打ち合わせ。
「ひらく」をテーマにしたパフォーマンスです。
内容も決まり、とっても楽しみ。まだご予約可能です。
詳細はこちらのイベントページにて。
https://www.facebook.com/events/178698356218811/
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浜離宮朝日ホールにて遊佐未森さんのコンサート。
なんと12年前に同じ場所で行われた、
未森さんのコンサートにも出演させていただいていて、
なんとも嬉しい時の巡りです。

今回のお仕事は新鮮な驚きとともにやってきました。
前回(と言っても10年ぐらい前)は今堀恒夫さんとのトリオや、
その他の編成でもコード譜を使ったジャズ的なアプローチでしたが、

今回は作編曲家でピアニストの大口俊輔さんのアレンジによる、
ピアノ/フルート/チェロという編成で、クラシカルな譜面スタイルでした。
(フルートはありがたいことにアドリブの場面もありました。)
チャレンジングな場面もいくつかあって、
最初に譜面を見た時はびっくりしたのですが、
いざ音を出してみると、計算された大口さんのピアノのリズム、
越川和音さんの骨太なチェロの音色との相性が抜群で、
名アレンジャーの見事な手腕、
素晴らしいアンサンブルに参加できて、最高の体験でした。

今回の編成を選択した未森さんのチャレンジする姿勢をあらためて感じ、
いつまでも変わらないと思うフレッシュな歌声は、
こういう新鮮なチャレンジの積み重ねがあってこそなのだな、と感じました。
未森さんの音楽に浸る幸せな時間、終わってしまえば、
あっという間の時間で、今度は12年経つ前に、
もっともっとご一緒したいです。
素晴らしいチームに参加できたことに感謝です。
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2月25日に浜離宮ホールで行われる遊佐未森さんのコンサートのリハーサル。
クラシカルスタイルの新鮮なアレンジでピアノ・編曲の大口俊輔さん、
チェロの越川和音さんとご一緒します。未森さんの世界に浸れるのはなんと12年ぶり!
時を経て改めて未森さんの音楽と向き合うと、当時は見えなかったところが見てきて、
より深いところで未森さんの素晴らしい音の魂に触れられるような気がしています。
これから本番に向けて完成させていくのが、本当に楽しみです。

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ライブレポートのページを更新しました!
串焼きアンカーライブWith 鬼怒無月


試行錯誤しながらの開催ですが、
私のエネルギー充電地であるアンカーならではのライブにできたと思います。
満席のお客様で嬉しい限りでした。

びっくりな出来事は、詩の朗読とマスターの串焼きコラボで焼いた串が、
なんと笑っているのです。
ライブレポートのページに写真があるので見てみて!
紀州備長炭とマスターの職人魂がなせる技!?
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レッスンブログ更新しました。
祝!南相馬即興ワークショップ初開催。

Can On Music School 2月のオススメ音源


カンザスシティ出身の女流ジャズピアニスト、
作曲家/アレンジャーのMary Lou Williams のZodiac Suite (12宮星座組曲) です。


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2月7日 串焼きアンカープレミアムライブ with 鬼怒無月 ご予約席満席御礼となりました。
本当にありがとうございます。
東京と南相馬の二拠点生活を支えるエネルギー源となる串焼きアンカーの串焼き。
マスターの串焼きは食べれば食べるほど元気になって、身体の中から喜びが溢れてきます。
ロサンゼルスにて14年串焼きレストランを経営し、日本に帰ってきてから21年、
ヨットをモチーフに作られた店内は気軽に入る事の出来るお店で、
どことなく洗練されていてカルフォルニアの爽やかな風を感じる空間でもあります。

串焼きアンカーがなければ、南相馬のアトリエ/スタジオと、
東京の行き来を続ける活力が湧いてこないだろうというぐらい、大切なお店です。

昨年から始めたアンカーライブですが、
大事な場所で、大事な音楽を大切な人とともにお届けしたい、という願いを込めて、
「アンカープレミアムライブ」と名付けました。
忙しい日々を忘れ、碇を下ろして一時の安らぎをお届けするために、
色々と趣向を凝らして準備しています。
一つは、今回のために特別に製作したアンカープログラム。
Voyage / 航海をテーマに音楽と串焼きです!

当日は取り扱い店の少なくなかなかお目にかかれない、
アメリカのクラフトビールの原点、
サンフランシスコのスチームビールの名門 アンカーシリーズも販売します。

写真で手に持っているものはクリスマス/ニューイヤー限定のスペシャルバージョン。
毎年醸造レシピとラベルが毎年変わる限定のシリーズです。
これはプログラム途中のアンカークイズに正解したらなんと!プレゼントいたします。

ご予約くださった皆様、どうぞ楽しみにお待ちください。
私たちも最後まで準備をして臨みます。
当日券を出すかは未定ですが、
どうしても見たいぞ!という方はチームカノンまでお問い合わせください。


南相馬での趣味の乗馬。冬の間は馬場が凍ってなかなか乗れませんが、
少しずつ自分なりのペースを掴みかけています
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ライブレポートのページを更新しました。
https://miya-music.com/REPORT-TOP
南無観 Vol. 35 @ 喫茶茶会記
いらしてくださった皆様、本当にありがとうございました。



南無観内で公開しているシリーズの新作をUPしました。
Connecting Places (リクエスト編 駒場公園)
Connecting People (喫茶茶会記店主 福地史人さんインタビュー)

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Story of Jazz 2018 間も無くスタートです。年の前半は南相馬から。
今年は「メンターとオリジナリティ」をテーマに、
Jaco Pastorious / Mary Lou Williams / Eric Dolphyを取り上げます!
新しく、見やすくなったStory of Jazzのページも是非ご覧ください。


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2018年 演奏始めは神楽囃子から。
1月1日に綿津見神社、初発神社、牛頭天王尊の3箇所で奉納させていただきました。
篠笛はまだまだわからない事が多いですが、
こうして回数を重ねる事で曲から教わる事もあると信じています。

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2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
エミリー・ディキンスンに捧げる作品を作る事、
ヨーロッパでの演奏(~2019 ?)に向けての準備、
民俗神楽での篠笛をマスターする事などが新たな目標です。

そして、今まで大切に温めてきたプロジェクトたち、
即興コンダクション、弦楽四重奏、そして自分のジャズカルテットを発信していきます。
今年も様々な場所で皆様にお会い出来る事を楽しみにしています。
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2017年のブログこちらで読む事ができます。
Blog 2016 Blog 2015Blog 2014Blog 〜 2014



2017年、ヴァイオリンの中垣真衣子さん、詩人の寳玉義彦との、
と洋の東西を問わない音楽と言葉のトリオの初ライブから始まり、
坂田明さんと久しぶりに再会、今年は3回も一緒に演奏できました。
山下洋輔さん、植村昌弘さん、ナスノミツルさんとのAxis Mundiも順調に活動しました。
ロンドンのフルート奏者 Rowland Sutherlandと東京で再会、
彼が参加するSteve Reichのコンサートを鑑賞。
宮寺雷太さん、谷和葉さんの個展での演奏。
木野彩子さんのプロジェクトで高知県立美術館でのパフォーマンス、
レギュラーシリーズのStory of Jazz / Great Summitでは渋谷毅さん、吉野弘志さん、
そしてスガ・ダイローさんをゲストにお迎えし、書道家の白石雪妃さんとの直書観音では、
旧白州邸武相荘に初出演、ご好評をいただいてすごく嬉しかったです。
江井神楽で民俗神楽/篠笛にチャレンジ、鬼怒無月さんとのアンカーライブ、
人形師の山本由也さんとのコラボライブではチェロの平山織絵さんにご紹介いただき、
薩摩琵琶の荒井靖水さんと初共演、
そして、織絵さんに加え、真衣子さん、小塚泰さん、田中詩織さんというメンバーで、
弦楽四重奏との作品を作りました。
イギリスの仲間、Benedict Taylorを招いてのJapan Tourでは、
前述の坂田さん、植村さん、ナスノさんに加え、坂口光央さん、齋籐徹さん、
蜂谷真紀さん、吉田隆一さん、横川理彦さんと共演、
加藤一平さん、千葉広樹さん、植村さんと山形で自分のカルテットらしきものもやりました。
エミリーディキンスンを翻訳した内藤里永子さんとの出会い/朗読と音楽の夕べもありました。

こうして書き出してみると2017年、本当に充実した一年でした。
皆様に応援していただいて、活動を続けられことに心より感謝いたします。