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2017年4月14日 Axis Mundi feat. 山下洋輔 6th Live
@ 渋谷・公園通りクラシックス





Axis Mundi feat. 山下洋輔 6th Live、当日券のお客さまにも沢山お越し頂き、今回も大盛況でお送り致しました!外国人のお客さま、遠方から東京にお越しで、チラシを発見して駆けつけて下さった皆様、そして、何度も会場にお運び頂き、応援して下さっているみなさま、本当にありがとうございました!

以下、Team Can-On 特別広報に正式就任した綺麗どころのマルチリンガル・フリーエジェント・江口由紀のレポートです。是非お読み下さい!

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「Axis Mundi - 世界軸の響き」

渋谷駅改札を出ると、夜の交差点は喧騒そのもの。それでもなんとか人の間を縫って、パルコの方面へ進み、公園通りクラシックスに着きました。東京山手教会の地下に位置するその会場は、先ほどまでの混沌から免れた、居心地のよい場所です。赤い扉を開けると、もう既にお客様がほとんどの席に着かれ、演奏を待つばかりでした。

期待感の溢れるなか、ドラムス植村昌弘さんによる、粋なMCで幕開け。ベースはナスノミツルさん、ピアノは特別出演の山下洋輔さん。そしてフルートは、白いドレスにアップヘアで登場した麗しいMiyaさんです。

今回のライヴ構成は、地球と宇宙を巡る旅のようでした。まさに世界で演奏する伝説的ピアニスト、山下洋輔さん作曲「First Bridge 」という洒落た一曲から始まり、ナスノさんの「Nightingale」では鳥の目線で上空に飛翔。地面と橋を後にします。Miyaさんのソロと残響は、語りに似たカデンツァです。知覚はさらに上昇し、空を超えて宇宙に届きました。Miyaさん作曲「宇宙神楽」では神秘的音色に、日本古来の祭に似たリズムが合わさります。闇に浮かぶ火花のような鮮やかさと共に、精神は再び地球へ。山下さんの「Spider」では、静と動をコラージュするように様々な場面がコンダクトされました。そして前半最後は、植村さんの「Axis ♯2」。生命の源、意志の原動力を感じる風景でした。

休憩を挟んで、後半はいよいよ「Rhapsody in Blue」。ガーシュウィンも全く予想できなかったであろう、驚異のアレンジとトランスクリプションです。メインテーマを奏でるMiyaさんに続き、それぞれの楽器が個性をもって唄い、調和され、雄大な音楽が生まれました。山下さんが欧州でこの曲を弾かれたという「交響曲」を、今夜は4人が創り出していました。

そして最後は贅沢なサプライズ・ゲスト、大橋純子さんによる艶やかな "Cry Me a liver"、ロックナンバーの”Brack Night”、 躍動のボサノヴァ “Tristeza" 。手拍子と歌声が融合され、舞台は華やかに終幕しました。

奏者も聴衆も、人生の無限の可能性のなかでこのライヴと出逢っているという繋がりには、一瞬一瞬が意味のある御縁だと思わずにいられません。

Axis Mundi の音楽は、一人ひとりがすべての事象の軸となり、音に映し出された世界を眺めながら、響きあう時間。己に還れる時間です。

Yuki Eguchi (文)
ほうぎょくよしひこ (写真)
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Axis Mundi feat. 山下洋輔 5th Live@公園通りクラシックス
2016年11月18日





Axis Mundi feat. 山下洋輔 5th Live @ クラシックス、
無事修了しました!

5thというのは、Axis Mundi の名前がついてからワンマンで、
という意味ですが、名前がついているだけあって、
4thコンサートの手応え以降、ユニットとしての完成度はますます高まっています。
メンバー各々のポテンシャルもとんでもないわけですが、
バンドとしての伸びしろにも期待大。これは凄いことになりそうだぞ…。
これはひとえに、より高次元でのAxis Mundi存続を画策し続ける、
リーダー・植村さんの才能&気遣いのおかげです。
植村さん、ありがとうございます!

今回は目玉としてConductionをフィーチャーし、
初代・ダイハツムーブのCMに使用された、
山下さんの名曲「Spider」を、
バリバリにチューンナップしてお届け。
まさにムーブV10ツインターボ・インタークーラー
ローダウン・フルエアロカスタム・アルカンタ−ラ仕様!
という感じの仕上がりでございました!

Miyaが伐って来た竹をポコポコたたいて作った新曲、
「宇宙神楽 MiAre」はナスノさんのベースが、
雄々しく大地を踏みならす迫力充分の初演になり、
体の中の「火」の要素がテーマの「Mitocondorial Eve」も、
前回よりさらに美しく燃え盛りました。

まだまだ出ていない、山下洋輔さんのあのオリジナル、あのスタンダード、
そしてMiyaのあんな曲、こんな曲、
そしてメンバー各位の新曲と、お楽しみは尽きません。

しかもAxis Mundiには、時々スペシャルゲストが参加します。
過去には、太田恵資さん、横川理彦さん(ともにvln)、
そして、大橋純子さん(vo)などが参加し、
Axis Mundiの硬派なフォーマットをキープしたまま、
セッションを繰り広げております。
いったい次のゲスト登場はいつなのか、それは誰なのか、
公式情報から目が離せませんぞ!

文・ほうぎょくよしひこ
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Axis Mundi feat. 山下洋輔 4th Live@公園通りクラシックス
2016年2月9日





Axis Mundi4th Liveの一番の見所は、
なんといってもユニットとしての完成度の上昇といえましょう。
結成前のセッションを含めれば5回目になるわけですが、
入念なリハーサルと慣熟の成果なのか、
メンバーのシンクロ率の大幅アップを感じました。

Axis Mundiがどのようなユニットであるのかは、
前回のレヴューを参照のこと。

さて4th Liveのセットリストは以下のとおり。

1st

1.First Bridge(山下洋輔)
2.Axis#3(植村昌弘)※新曲
3.Epona(Miya)※新曲 
4.Encounter 第4楽章(山下洋輔)

2nd

5.Axis#2(植村)
6.Nightingale(ナスノミツル)
7.Mitochondrial Eve(Miya)
8.The New World(ドヴォルザーク)

En

9.Bolero(ラヴェル)

今回から、客席とのコミュニケーションの一貫として、
曲解説を含むプログラムが配布されました。
Axis Mundiではなじみの曲に加えて毎回新曲が追加されます。
それらの生い立ちをチェックしながら鑑賞するもまた一興、
少しの解説が、音楽を味わう人を深みに誘う入り口になります。
音響は引き続き、山本潤子さんのチームでも活躍する、
加藤晴美さんが担当。入念に的確な音場を創り上げ、
最高のパフォーマンスを橋渡してくれました。

Axis Mundiはメンバー一人一人の発する音色が極めて豊かです。
ピアノ、フルートだけでなく、ベースやドラムスにおいても、
魔法の如く多彩な音色を放つユニットです。
音色は限りなく変化しながら音楽を織り上げて行きます。
そうであるからこそ、オーケストラ級の大曲を、
この4人で聴かせることが可能なのです。
山下さんの大曲演奏による海外遠征の「コソ練」を支える、
Axis Mundiの実力とでもいいましょうか。

しかも4人の呼吸はますます合ってきました。
飛び散った音色のパズルがしかるべき所に吸い込まれ、
客席はリズムのうねりの中に没入してゆきます。
一層盤石になった土台の上に燃え煌めくような遊びも加わり、
コンダクションはよりタイトに、美しく魅せてゆきます。
興奮の渦は客席を巻き込んで何度もスパークし、
会心の4thライブはAxis Mundiの躍進を予感させるものになりました。

集まった客席からの感想からは、
今まで以上の興奮とAxis Mundiに対するコミットが溢れていました。
次の山下さんの大曲は?メンバーの新曲は?スペシャルゲストは?
CD発売を熱望する声も!
新たな世界軸を求めて回りはじめたAxis Mundi。
ますます目が離せなくなって参りましたよ!

ほうぎょくよしひこ(文・写真)
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Axis Mundi feat. 山下洋輔 3rd Live@公園通りクラシックス
2015年9月3日



2014年のGWのPITINN、結成前夜のライブを含めると、
四度目のライブです。

ユニット名の「Axis Mundi」とは「世界軸」のこと。
「作曲」「即興」「指揮」の三要素が回転し、
観客はその中心に現れる、世界軸を見上げる、というイメージなのです。

このユニットのこれまでの見所をざっくばらんに申し上げますと…

1・山下さんが世界各所で演奏したピアノコンチェルトなどの超大作を、
  Axis Mundi バージョンにアレンジし、演奏します。
  ご存知の人気楽曲が、先鋭的なサウンドで昇華されるメインイベントです。

2・メンバーがこのユニットのために次々に書き下ろす新曲を披露。
  どの曲も出色の出来映えで、必聴といえましょう。
  しかも、このユニットのための書き下ろしだから、
  当然のことながらアレンジもドンピシャです。

3・時々曲中に現れる即興部分にブッチ・モリスの思想を受け継ぐ指揮の技術、
 「コンダクション」がメンバーにより挿入され、
  演奏がリアルタイムで深化します。

…ざっとこんな感じでしょうか。

さらに今回、私はこれまで感じた事のない温かいエネルギーを感じました。

言うまでもなく、山下洋輔さんはAxis Mundiにとって、
フィーチャーすべき最も大きな動力要素のひとつであり、
「特別出演」という位置づけの突出した存在です。
そんな山下さんがまるでバンドメンバーの一人であるかのように、
メンバーの志向する音楽に全面的に協力しているという、
希有な状態のバンドがこのAxis Mundiなのです。

今回、私が、受付のほとんどの電話対応をやらせて頂きましたが、
やはり山下さんの音楽を聴きにいらっしゃるお客様の情熱は、
格別のものがあるのだと改めて感じました。

みなさん、大変控えめながら、なにか電話口で一言伝えたそうな、
そういう不思議なエネルギーがありました。
「公園通りクラシックス」という、歴史あるライブハウスのパワーも、
このとき私は、お客様から、よく感じました。
ライブを終えて、アンケートの内容などを拝見すると、
やはり各々、万感胸に迫るものがあったのだと思い知らされます。
遠方から聴きに来られ、時間の都合で名残惜しそうに、
途中でお帰りになる方、数十年ぶりに聴きに来られた方、
療養の励みにと全身で味わうように聴いていらっしゃった方…。
長く活動されている山下さんならではのオーディエンスが、
客席からステージに送るエネルギーは、
山下洋輔というひとつの世界軸を通して、
一切の継ぎ目なくAxis Mundiというユニットの細部に行き渡ります。
私はここに山下さんの偉大さと、音楽家としての愛を深さを感じます。

そしてそのエネルギーを増幅し、還流させる事ができるのが、
Axis Mundiというユニットのもつ、そもそものパワーなのです。
もっとも植村昌弘、ナスノミツル、Miyaという、それぞれが文句無しに強力な面子。
しかも、ユニットとしての調和が生成されつつある。
これは相当面白い事になっていきそうだゾ…。

冒頭にも書いたように、Axis Mundiは全員が作曲します。
そのどれもが個性的で、とことんカッコよく、美しい。
早くも、CDが欲しい!という声が会場から聞こえています。
私もその日が待ち遠しいです。

Axis Mundi feat.山下洋輔 3rd Live セットリストは以下の通り。
( )は作曲者名。

1st
1・Axis#1      (植村昌弘)
2・Nightingale    (ナスノミツル)
3・Mitocondorial Eve (Miya)
4・新世界より (ドヴォルザーク)

2nd
5・シャグジズプレイス (Miya)
6・Stone (ナスノミツル)
7・Axis#2 (植村昌弘)
8・Encounter 第4楽章 (山下洋輔)
En・Bolero (ラヴェル)

いずれ、曲解説なども、皆様にお披露目したいと思っていますよ~!

さあ、次回はいつだ?
Miya music.comでは随時、
Axis Mundi feat.山下洋輔 のライブ情報を発信していきます。

どうぞお楽しみに!

(文・スタッフ ほうぎょくよしひこ)