︎
                          


2018年9月9日  直書観音 Vol.12
@旧白洲邸・武相荘
出演:白石雪妃(書),  Miya (flute)



初秋とはいえじりじりと太陽の照りつける、
旧白洲邸・武相荘。

大勢のお客様に囲まれて、直書観音 Vol.12 が無事終了しました。

重陽の節句でもある今回のテーマは「あう」。
菊の花弁が重なりあうイメージで、パフォーマンスは進みました。

常用漢字が設定される前の「あう」という訓読みをもつ漢字には、

値 会 合 逢 遇 期

などがあります。

第一部の定番となった最初のタイトル揮毫ではじめて黒い紙を使用。
金泥と隅で重厚に書かれました。
テーマに沿ったいくつかの歌の揮毫を経て、
観客の集中が次第に高まって行く中、
音と書で、時間軸の変化が表現されて行きました。

ワークショップではMiyaが初めてエフェクター(サンプラー)を使用し、
1拍ずつスライドして重ねられて行く、9拍子のフルートにあわせて、
音楽のグループは音を重ね、書のグループはそれにあわせて菊の花びらを描きました。
突然だとちょっと難しい9拍子ですが、参加者各位の素晴らしい才能で、
大成功のワークショップになりました。

最後の第3部では、柿の実が熟し始めた屋外のガレージ前にて、
武相荘を囲む樹々の枝の隙間を通り抜けてくる、
斜陽を浴びながらの即興パフォーマンス。
清廉な季節の到来を予感させる、充実した時間を共有しました。

12回目を迎え、即興の楽しさを伝えるという、
当初の目的は達成され、新しい次元に向かってゆくであろう「直書観音」。
今後の展開が楽しみです。



gyoku-chang 

--------------------------------------------------------------------------------

2017年10月1日 直書観音 Vol.11
出演 : 白石雪妃(書) / Miya
@ 武相荘・能ヶ谷ラウンジ



直書観音 Vol.11 は、東京都町田市にある旧白州邸・武相荘で開催されました。快晴の清々しい天候に恵まれ、秋風と柔らかな陽射しに包まれた午後。歴史を感じさせる木造建築は美しい色合いと質感を湛え、満席の会場を見守るかのようでした。直書観音は、フルート即興に書という、特別な二重奏が愉しめるシリーズ。漢字一文字をテーマにし、その訓読みから広がる日本の精神を新たに捉える催しです。今回は「ゆたか」という語を軸に、漢字の由来と解釈を展開していきました。Miyaさんのフルート、雪妃さんの書は、その感覚が参観者の心と遠い記憶に呼びかけるような響きを伝えます。テーマを連想させるフルートの音色にのせて、大小の筆から墨の語りが始まり、白く大きな紙の上に言葉が奏でられていきます。一部の演奏に続き、二部ではWork shop。Miyaさんのコンダクションに合わせて、参加者が音楽と書のパートに分かれて「ゆたか」を表しました。旧漢字の豊をひとり一画ずつ書いて完成させる作品もあり、演者と参加者の一体感が生まれるときでした。休憩を挟み三部では野外の砂利が舞台に。自然を風を感じながら、即興と書が自由に対話され、遠い過去と現在が重なりました。日本にも世界にも稀な、この企画。自身の日本精神に改めて目覚める、旅のようなパフォーマンスです。

Yuki Eguchi


--------------------------------------------------------------------------------
2017年5月27日 直書観音 10th Anniversary
出演 : 白石雪妃(書) / Miya
@ 目白・ゆうど




直書観音10th Anniversary 無事終了いたしました。

今回は10回記念ということで総集編をお届けしました。
直書観音は2012年、西東京の古民家「和のいえ櫻井」から開始したのを切っ掛けに、
その後、浦安の古民家「路風舎」との交互開催を経て、
第5回から目白の古民家「ゆうど」で続けて開催してきました。

ゆうどは都心にありながら緑があり、静謐な時間の流れる場所。
第5回以降は、ゆうどの屋内と庭をそれぞれ使用し、
パフォーマンスを続けてきました。
ゆうどにおいて、なによりも特徴的なのはその名の由来のとおり、
井戸があること。ここは水が集まってくる場所なのです。

水もいつかは流れてゆかなければなりません。
そろそろ「ゆうど」を飛び出し、新しい可能性を模索しては?
と、ゆうどオーナーの今井さんが予言したとおり、
次回、第11回は鶴川にある「武相荘」で開催します。
「武相荘」は白洲次郎と正子のカンツリーハウス。
二人の美意識を凝縮した質素な空間で、
その可能性は世界に通じているように感じます。

そんな背景を暗示するように、
今回のパフォーマンスは紙が屋内から縁側を突き抜けて、
野外へ続くという初めての配置で行われました。
前回はゆうどの門を封印した印象的なパフォーマンスがありました。
年月を遡るように今回は門のある屋外から書き始め、縁側を通って屋内へ。
ひとつひとつの音を、参加者がそれぞれ、
手に取って行うことのできたワークショップを経て、
パフォーマンスはいよいよクライマックスへ向かいます。
総集編として「きく・ひく・まわる」をテーマに、
書と音が互いに共鳴し合い、ゆうどの水とともに微粒子になって、
ゆうどの空へまわりながら登っていく、
10th Anniversary はそんな飛翔感と供に幕を閉じました。

そしてまた新しい局面を迎えてゆく直書観音。
10月の武相荘編にはすでに期待の言葉が寄せられています。
どんなパフォーマンスになるか、今から楽しみです。

Staff gyoku


--------------------------------------------------------------------------------
2016年10月23日 直書観音 Vol.9
出演 : 白石雪妃(書) / Miya
場所: 目白 / ゆうど




即興による白石雪妃さん(書)と、
Miya(音)のコラボレーションも9回目。
毎回のことながら、筆の走る音が聴こえるような、
大変繊細なライブです。
似たようなもの数あれど、一度は見に来て、
流れる時間の質感を確かめて欲しいライブです。

今回は「オトコとオンナ〜秘密の花園」をテーマに、
初めて、会場「ゆうど」の門を封印し、
小さな書作品を庭に隠しながら書いていく、
というパフォーマンスも行いました。
とうぜん塀の向うは見えるわけですが、
門を閉じるとエネルギーが変わります。
まさに観客と秘密を共有するような、
密接で不思議な時間になりました。
ワークショップでは琵琶演奏の飛び入りもあり、
面白く変化のある内容になりました。

毎回最初に揮毫する題字も売れました!
バンザイ!感謝です!
パフォーマンス作品を購入できるのも、
このライブの面白みですね。

来年の10回を目指して、
益々多くのお客様に見て欲しいライブです。
すでに来年春が楽しみです。宣伝するぞ〜!

Staff gyoku